ヘヴィーな戦場はオブジェクト岳じゃ済まない。 作:caose
ラミールの死と同時刻
「ラミール隊長・・・死亡確認!」
「同士ラミールが・・・そんな!」
オーシャンサブステーションにいた全員がそんなとか嘘だとか言っている中イリスが
残っている全員に向けてこう言った。
「落ち着け!同士ラミールが戦死したとしてもだ!!我々が彼女の意思を受け継いで
行動すれば良いだけだ!?全ての電気圧を最大にしてEMPを引き起こさせるんだ!
それで全てが終わるだけなのだから!!」
イリスがそう言うと同時に全員が立ち上がって準備しようとして・・・その部屋一帯が
爆発して爆炎が辺りを覆った。
「い・・・一体・・・何が起きて!」
イリスがそう言って倒れた場所で糞と・・・思っていると目の前から・・・
全身黒色の服で覆われた人影が見えると・・・イリスは誰だと言って・・・
立ち上がろうとして・・・ズドンと言う音が聞こえてイリスの頭部から紅い花が脳漿と
同時に散らばってイリスは息を引き取ると全身を黒い服で覆われた人間がこう言った。
「こちら『鼠』、こっちは終わった。」
『こちら『蠅』、こちらも終わった。残った最後の一隻は王国の連中がやったはずさ、
後は船を爆破して沈没させてとんずらこくぞ。端から見て自爆特攻しようとして
突っ込む寸前にどっかの秘密部隊が沈めさせた事にするぞ。』
了解とそう言って通信を切ると全身黒色の服を身に纏った人間はイリスに向けて
こう言った。
「悪く思うなよ、手前らが始めた事なんだからな。」
そう言って部屋から立ち去った。
『つう訳でお前さんが暴れてくれたおかげでこっちはスムーズに事を
終わらせたんだよ。』
「あたしは囮役って意味かよ・・・!」
『まあ手前らのおかげで全部終わったから良いとしてだ、報酬はもう会社に
送っといたからな。』
「そうかよ・・・じゃあケンブはどうなるんだよ?」
マリーディがそう聞くと海燕がこう答えた。
『それも手前らにやる、手前らにはもしかしたら依頼を頼むかもしれねえからな。』
じゃあなと言って通信を切るとマジかよとマリーディはガイを見るが・・・ガイは
にやりと笑ってこう続けた。
「これから宜しくな、相棒。」
そう言うのを聞いてマリーディは嘘だろうと思うしかなかった。
そして暫くして・・・。
「分かりました、では今回のライフルの一件ですがスポンサーからは一定額に
届かなかったようですが資本企業の正式軍人から大口契約を貰いましたことで赤字は
最低限免れたようです。更にマリーディ=ホワイトウイッチの活躍によって彼女が
所属するPMCは今期は去年よりも黒字率が大きいそうで・・・結局は彼女たちの
一人勝ちですね、ではこれで。」
アリシアはそう言ってあの時のテクノピックでのテロ事件を思い出していた。
死者は当時護衛として参加していた4大勢力の部隊と選手合わせて840人が死亡
一般人と観客・企業の死者は270万人にも上り損失額は・・・
まさかの8兆7千億円と言う膨大な損失額となり今後のテクノピックが
開催不可能になるというある意味『アスレティカ』の思惑通りとなってしまったのだ。
アリシア達生き残った面々は戦闘後救助されたがあまりにもの惨劇に
テクノピックは中止となったのだ。
「さよならですマリーディ=ホワイトウイッチ・・・
もう二度と会う事はないでしょう。」
そして他の面々もそれぞれ互いの帰る場所に向かって行った。
そしてマリーディはと言うと・・・。
「さてと、帰ろうぜガイ。俺達のここでの仕事が終わったし何よりも・・・
北欧禁猟区に戻って仕事だ。」
『お前本当に社畜だよな、俺っちお前が心配だぜ?』
「誰が社畜だ!あたしは未だ仕事が残ってる中この依頼が入っちまったんだ!!」
『まあそのおかげで俺っちたちが出会えたんだから良いじゃねえか。』
「あたしからスりゃあ厄ネタ満載だが・・・まあ良いか・・・色々あったがそれなりにアドレナリンが湧きだったし。」
『湧いたっつうよりも湧かなきゃ死んでたもんな。』
「揚げ足取るなガイ、手前の為にお前の機体は船に乗せてるんだからな。」
マリーディはそう言って大型船舶を見ていた、ケンブは
あの後海燕が提供してくれた大型船舶に乗せて北欧禁猟区迄運んでくれるらしい。
「全く、面倒事が多くなるが・・・暇はなくなりそうだぜ。」
そう言ってマリーディはケンブのある大型船舶にサングラス掛けて向かって行った。
そして鈴城・海燕はと言うと・・・。
『それで、お前さんは此の儘本国に戻るのかよ?』
「まあな、やることが多いもんでな。お前も本国に戻れ、戦争になるぞ。」
『元には戻れねえぜ?』
「構わねえさ・・・元から戻る気なんてねえからな。」
そう言って鈴城・海燕は電話を切るとこう呟いた。
「ああそうだ、逃げ道何てもうねえんだ・・・ジョウガンを正統王国軍が
見つけた時からな。」
鈴城・海燕はそう言って空を見上げながらそう言うがその表情は・・・にやりと
不敵な笑みを浮かべていた。
テクノピックの永久停止を率いて手に入れたのはケンブの戦闘データ
そしてそれは・・・未来に繋がると考えていたのだから。
次回からクウェンサー達に戻ります。