ヘヴィーな戦場はオブジェクト岳じゃ済まない。   作:caose

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 ユニコーン部隊の目的が分かります。


ユニコーンの信念

その後も続く拷問の末に見るも無残な状態になってこの世を去ったマキアーレを一瞥したユーレンザックはぺっとマキアーレの死体に唾噴いた後に懐に入れていた安物の煙草に

火をつけて一服しながら・・・・5年前の事を思い出していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ーー5年前

 『どうだったの?』

 サーニャはユーレンザックに向けてそう聞くとユーレンザックは

畜生だったよと言ってこう続けた。

 「アサルトシグナルのエリートがカフェで殺られた、恐らくは御前試合の駒を

集めるための布石だなこいつは。こうなっちまったらディミクシの糞王子とその一派は

もう止まらねえ、今更なよったところで待ってるのは牢獄だ。然もこんな陰謀が

表ざたになってみろ?甘い毒の盃を連中が飲む前に広場に連れ出されて全員暴行で

殺されるかその場で広場は奴らの血と生首で一杯並べられちまうよ。」

 『猶予はどのくらい?』

 「長くて5年持てば御の字、最悪・・・3年以内には奴らは御前試合するだろうな。」

 『それで?あたしらはどう動くの隊長?』

 「良いのか?ここで逃げても俺は何も言わねえしお前らが残ってくれりゃあ

姫様守れる確率はあるし」

 『ここで残っても大方あの糞無能王子の手で暗殺されて守れない儘無念で

亡霊となって彷徨うくらいでしたら隊長と最後までステイビア王女に奉公する道を

選びますよ。』

 「手前らのキャリアや家族はどうすんだ?恋人だっているはずだそれに手前には

年老いた親に8歳になったばかりのガキだって」

 『親には私が軍に入った時から覚悟は決まっていますしあの子だって何時かは

分かってくれます・・・私は家族を・・・夫や子供を犠牲にしてでも

なさなければいけない道義を弁えていますし夫には何かあった時の対処法は

教えていますから。』

 「・・・多分もう一生会えねえかもしれねえぞ?」

 『良いんです、私は陰からあの子と・・・そしてあの子が何れは

愛するであろう人と出会って子供と共に平和な世界を過ごせれる一助と

なれるのならば・・・隊長、御命令を。』

 サーニャの言葉を聞いて恐らく既に全員同じ覚悟だろうなと思い至った

ユーレンザックはああ畜生と思っていた。

 「(俺だけならまだ良いが部下たちに迄巻き込ますとはな・・・俺は如何やら只で

あの世には逝かせてはくれねえようだな。)」

 そう思ってユーレンザックは全員に向けてこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『これより我々は死者だ、死人に口なし。エドガー総司令官の暗部として

行動する事となるが俺達は常にただ一つの正義・・・ステイビア王女に忠誠を尽くすと

言うこの想いだけは絶対に守るぞ。」

 『『『『『了解!』』』』』

 この暫く後『ホワイトベアー』は全員戦死と言う形で処理されエドガー総司令官の

お膝元でディミクシ一派に入ったユニコーン中隊が誕生した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして現在

 「さてと・・・あんたら!準備良いかい!!」

 サーニャがそう言ってブレイディ・ハウンドに搭乗するとマルスがこう返した。

 「何時でも準備は良いっすよ姐さん、ロケットランチャーパックも装填出来てます。」

 「こっちもだ、他の連中も機体を奪っている。余った奴らは戦闘機や

戦車・ストークキャリーで向こうに行くようだがパワードスーツは・・・今回は

ディミクシの糞野郎がオブジェクトにいるもんだから面倒だそれは爆弾代わりとして

爆薬詰め込んでストークキャリーのミサイルポッドに繋げてろ。」

 そう言うとそんじゃあと・・・リーダー機のブレイディ・ハウンドに搭乗した

ユーレンザックがさあてとと言って通信機を起動してこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『Hey baby,How long will you stop crying You will be smile soon』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ーおいおい、一体いつまでメソメソ泣いてやがる。もうそろそろ笑う番だぜ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「さあて行くぞ手前ら!ユニコーン改めホワイトベアーの再結成だ!」

 『『『『『おおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!』』』』』

 ユーレンザックの雄たけびと共に全員の肩に付いている部隊章が馬の頭部に槍が

刺さったマークから・・・ボルガの国旗と王族のシンボルでもある盾と剣を持って軍隊のパレードで使われるような鎧を身に纏った白熊が付けられていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その頃クウェンサー達は解放されたレックスポップ空港にて保護したミクファに

話を聞くとケイが通信してきたのだ。

 『クウェンサークウェンサー大変だ!』

 「どうしたんだケイ?」

 何かあったのかと聞くとケイはこう答えた。

 『フライトバーグ空軍基地で動きがあった!既に全部隊が発進する準備が

整ってる!!』

 「何!すぐに止めるんだケイ!!もしそいつらがディミクシ一派なら取り返しが」

 『いや・・・そうじゃないんだクウェンサー。』

 「・・・何だよ?もったいぶらずに早く答えてくれ!!こっちはアサルトシグナルを」

 『まずはこいつを聞いてくれ。』

 ケイがそう言って空港にいる全員の通信機器にユーレンザックがマキアーレに

向けて言った全てが出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「外国人部隊、どこの部隊にもある外国人枠と言う制度自体が正統王国からすりゃあ

血統局の目から誤魔化すためで血統の登録の必要も義理もねえからな。まあ早い話が

俺達は規格外扱いって話になるが俺達ユニコーン中隊の目的は飽くまでも

正統王国の利益の為にやるって言うのが・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・エドガー総司令官からの約束何でねえ。」

 「!?何故エドガーの名前が・・・?」

 「俺達みてえなアウトローや訳アリ集団は自分の顔を整形して指紋・掌紋を火傷で治す治療の応用でやり直して他人の骨髄液・血液型を弄る・・・様に見せかけて

実際は登録しているのに軍部データじゃあ他人にするように切り替えちまった奴は

汚れ仕事をすると引き換えに条件を提示してあるんだよ。」

 「条件だと!我々よりも条件が良い何て何だ!!金か?権力か?

それとも新しい戸籍か!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「俺達のエドガー総司令官に提示した約束は一つ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・俺達『ホワイトベアー』を暗殺するように仕向けたクソッタレの嘘つき

権力塗れ無能王子のディミクシの野望を明らかにしてステイビア王女を守り切るって

ちゃんとした約束だ。」

 「『ホワイトベアー』・・・!嘘だ嘘だ嘘だあり得ない!!奴らは確かに新型の

小型ナパーム爆弾で焼き殺して」

 「焼いたとしても燃え切った遺骨位はあるはずなのにそれすらも蒸発する

何てあり得るのか?」

 「!?」

 「大体手前らディミクシ派の軍人はその殆どが使えねえ足手まといばっかりで

オブジェクトが出てあのフライドチキン議員が出る迄は窓際族だった癖に

よくもまあここ迄胡麻吸って出世しちまったが・・・欲が過ぎたな。」

 「ましゃきゃおみゃえは・・・『ユーレンザック』?!」

 「5年前からあの糞王子が何かすると見てたからな、裏取引でエドガー総司令官と

交渉してこの5年間の間準備していたんだ。俺達『ホワイトベアー』は何時だって

忠誠に生きてまだ幼いあの方を守るためにそこにあるのが

俺達『ユニコーン』中隊の誇りであり・・・我ら『ホワイトベアー』の生きざまよ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ユニコーンが・・・ホワイトベアー・・・それにユーレンザック・・・

調べてるかケイ!」

 『ああもうとっくにだ!ユーレンザックは嘗ての正統王国軍に所属する

ステイビア王女直属の近衛部隊長、隊員全員の人数とユニコーンの人数は

ぴったりだ!!』

 「エドガー総司令官って言ってたな・・・あの総司令官あとどん位の隠し札

持ってるんだ?」クウェンサーはそう言って大方総司令官の机でふんぞり返りながら

この戦闘の様子をコーヒーを飲みながら含み笑いをしている光景が目に浮かんだ。

 『今奴らはストークキャリーであるだけのブレイディ・ハウンドを運送して

アサルトシグナルとディミクシが御前試合を始めるであろう海域に向かってる!

それとだが戦車部隊はボルガ方面にいる軍事基地に向かっているという話だ、戦闘機もそっちに向かっている事から恐らくはディミクシ一派をここで一斉に

粛清するのだろうな。』

 それとだとケイが言ってきたので何だよとクウェンサーが聞くとケイがこう答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『フローレイティアがクウェンサーに至急帰投命令が出た、目的はディミクシが

保有するオブジェクトについて聞きたい事と新装備が今先ほど組み立てが終わったから

換装させるために戻れだそうだ。』




 次回は共同戦線。
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