ヘヴィーな戦場はオブジェクト岳じゃ済まない。 作:caose
前を向けばランド・ラプトルが待ち構え後ろに下がろうものならば物陰から遠距離攻撃、これでは確実に死ぬのを覚悟しろと言っている様な物の中で仕方ねえとクウェンサーは
そう言って全員に向けてこう言った。
「全機に告ぐ!此の儘行けば俺達は全員やられちまう!!こうなったら被弾を覚悟で
突っ込んで輸送機目指すしか道はねえ!?」
クウェンサーの言葉にシャルロットは了解と言ってこう続けた。
「各機ランド・ラプトルに構うな!目的は輸送機だ!!奴らが対オブジェクト用弾丸と
レーザー銃を手に入れた日・・・最悪それが我々に向かう事を覚悟せよ!?」
『つうことは俺らは特攻かけろって事かよ!ミョンリ達はパワードスーツ部隊を
蹴散らしたら其の儘装甲車に戻って突っ込むんだ!!イケイケイケイケ手前ら?!』
ヘイヴィアの言葉を聞いてミョンリ達も了解と答えて装甲車達がパワードスーツの近くに辿り着くとチャールズが出てきて機関銃で応戦するとパワードスーツに命中して・・・
パワードスーツが木端微塵に吹き飛んだのだ。
「皆!速く中へ!!」
「チャールズ!総員装甲車に向けて全力で退避!!これより我々は隊長達と共に目的地へ一直線に向かうぞ!?」
それを聞いて部隊全員が了解と答えてパワードスーツ部隊は装甲車に戻って行って・・・クウェンサー達と共に向かって行った。
「ああ糞が!今度は戦車って資本企業の兵器会社どもめ!!
死の商人気取りやがって?!」
ヘイヴィアがそう言った戦車部隊とガチ合っている面々の先にいたのは・・・
まるでバイソンの如き意匠を模った戦車であった。
巨大な砲身に角の様にそそり立つ機関銃、キャタピラの代わりに
巨大な4脚の脚部がそこにあった。
資本企業陸戦用強襲戦車『ロック・バスター』
巨大な4脚の脚部装甲の耐久力は通常の戦車よりも強くダイヤモンド装甲と言う
特殊装甲によって高い防御能力と多脚戦車と言うカテゴリーから高い走破能力を
持っている。
そして多脚戦車である事から砲撃後の硬直時間がほぼ0と言う間違いなく
現在の戦車に於いてトップランクと言えよう。
ホバークラフトで高い機動能力を保有するマッドボルトだが砲撃に使う制動能力は
戦車と同等であるため・・・『ロック・バスター』よりも低いのである。
つまりは・・・そう言う事である。
『こちら戦車部隊!敵大型装甲戦車多数あり!!更に奴らの機動性は並外れている!?大至急応援を所望する!』
「こちらクウェンサー!悪いが今避けれる戦力が無い!!自力で・・・何が何でも
生き延びることだけを考えて突っ込めーー!!」
『糞がーー!!これだったらパワードスーツ部隊の方がまだましだぜいやマジで!』
戦車部隊からの悲鳴にも似た声を上げるそれを聞いて糞と思いながら前に向かって
機体を動かしている時に・・・ケイがクウェンサーに向けてこう言った。
「クウェンサー大変だ!アクアスケーターとアントライオンがこっちに来ているぞ!」
「はあ!何でこんな時に・・・あとどん位でくるんだ!?」
クウェンサーがそう聞くとケイはこう答えた。
「後・・・25秒後だ!此の儘ではこっちとガチ合うぞ!!」
「だったら・・・総員直ぐに所定地域から退避だ!やられた機体は他の奴らと
一緒に森の中に入れ!!アントライオンやお姫様の機体に踏まれるよりはまだマシだ!」
クウェンサーの言葉を聞いて全員が了解と答えて森の中に入ると・・・次の瞬間には
クウェンサー達の前に立っていたランド・ラプトル達が・・・一瞬の内に粉微塵に
変わって行ったのだ。
『危なかったぜ・・・お前が指揮しなきゃ全員があれだぜ?』
「だが奴らにはあの多脚戦車が未だある・・・此の儘森の中を縦横無尽しながら
目的地に向かって急ぐぞ!」
それを聞いて全員が了解と答えて・・・アクアスケーターを見ると・・・
酷い状況となっていたのだ。
左部分がボロボロになっていて然も煙が幾つも出ているのが見てとれた。
然しそれでも戦っているのを見て糞と思いながらクウェンサー達は向かって行った。
多脚戦車とランド・ラプトルにおける猛攻を無事切り抜けたがその時には
MAIlesは31機の内17機がやられていて中には腕部や脚部が損失していて
戦車部隊も多脚戦車によって49機の内36機がやられていて既にその半分が
破壊されている。
そして装甲車・パワードスーツ部隊も61機の内19機が破壊されて
還らぬ人となった。
そんな犠牲をも乗り越えてやっとのことで辿り着くと・・・既に破壊されている
輸送機がそこにあったのだ。
「如何やらここが目的地のようだな・・・生存者は・・・一人もいねえな。」
クウェンサーがそう言って辺りを見渡しているとミーナがクウェンサーに向けて
こう言った。
『クウェンサー中尉!資本企業の部隊が接近中!!交戦許可を』
「了解!各員兵器兵装自由・・・ぶっ飛ばすぞ!!」
『『了解!』』
それを聞いてクウェンサー達が攻撃を始めていく中で・・・ケイはジョウガンの
センサーアイからある物が見えたのだ。
そしてそれを解析すると・・・あるデータが出たのだ。
「これは・・・厄介な事になりそうだ。」
ケイはそう呟いて・・・その輸送機の中にアル弾頭とレーザー銃と・・・ある物が
見えた。
それは巨大な・・・ジョウガンと同じ大型アームであった。
次回はその正体。