ヘヴィーな戦場はオブジェクト岳じゃ済まない。 作:caose
「成程な、貴様ら迄出張った理由は貴族ではなく・・・
こいつが目的だったというわけだな。」
フローレイティアはそう呟いて督戦隊の部隊長に向けてPADに映っている
ケイから送信されている画像・・・・ジョウガンの大型アームと同系統のアームを見せると部隊長はそうですと言ってこう続けた。
「元々はクレア教授が設計・開発を執り行っている我が国の真のMAIles『ゴースト』の
メインウエポンとして採用される予定のハッキングアームのプロトモデルを南米から北米に向かわせしかる後にクック追加諸島に送る段取りでした、元々は南米のわが軍が
極秘裏に開発したそれを資本企業なら未だしも情報同盟に行渡った場合・・・
目を顔事覆い隠したくなるような惨劇が待ち構えていることは確実だろうな。」
「それはそうだ、遠隔操作出来るシステムを情報同盟・・・あそこはデータを
取り扱ってるから最悪はハッキングされて私達は丸裸だ・・・どの勢力にも
行渡らせたくない上層部は早急に回収又は破壊を目的とした遠征部隊として本来なら
お前達だが偶然にも私達がいる事から我々も加わる事であわよくばオブジェクトをも
破壊して万々歳という所だろうな・・・一体誰がこんな絵に餅を描かせたんだろうな・・・
・・・・・あの総司令官は。」
フローレイティアはそう呟きながら戦場のデータ映像を見ていた。
輸送機一帯は既に大規模な戦場となっていた、戦車やパワードスーツ・MAIlesが
ランド・ラプトルやロック・バスターが取り囲むかのように戦っている中クウェンサーは全員に向けてこう言った。
「あいつらの目的はMAIlesの武器と中にアルサブアーム・・・ミーナ中尉!あれが
あんたらの目的のブツカ!?」
クウェンサーがそう聞くとミーナはこう答えた。
『そうだ、あれを奪われデモすれば我々のオブジェクト開発やMAIlesの
設計データが確実に奪われるだろう・・・部隊長はそれを何とかするために貴方方を
巻き込んだのです・・・申し訳ない。』
『情報・・・奪う・・・まさかあれはジョウガンのサブアームを解析したのか!』
シャルロットの言葉にああと言ってミーナが答えるのを聞いて成程なと言って
クウェンサーはこう言った。
「だったら・・・あれを破壊するぞ!こんな所に一分一秒は居たくねえからな!!」
『当たり前だって言いてえが手前の武器でやれんのかよ!今回の武装って
輸送機回収って目的でハンドガンとレーザー銃、サブアームと足のミサイルコンテナしかねえじゃねえか!!それも殆ど使っちまって後はレーザー銃位しか使えねえだろ!?』
ヘイヴィアの言葉を聞いてああなと答えてこう続けた。
「だけど誰かがやらなきゃいけねえだろうが!それにレーザー銃なら輸送機の奴を
使って何とか」
クウェンサーがそう言いかける間に・・・通信が入った。
『あら残念?それは私が貰いたいのですが??』
『!?』
その通信を聞いたと同時に・・・何処からかの長距離射撃によってランド・ラプトルの1機が破壊されたのだ。
「な・・・何だ今のは!」
クウェンサーがそう言うとケイがクウェンサーに向けてこう言った。
「クウェンサー!ここから3キロ向こうの崖!!」
ケイの言葉を聞いてクウェンサーがジョウガンのセンサーアイを使って調べると
そこで目にしたのは・・・とある機体であった。
青い装甲
両肩には大型のシールド
そして頭部にあるまるで・・・牛の角を模するようなそれを見てクウェンサーは・・・おいおいと言って・・・こう続けた。
「何で・・・ジョウガンが・・・もう1機あるんだよ!」
それは色だけを除いて瓜二つの・・・ジョウガンがそこにあった。
『そこの白いオリジナルさん、そこで大人しくいる事ですわ。』
そう言うと同時にだんだんと言う銃声と共に・・・ランド・ラプトルが更に
2機破壊されたのだ。
ランド・ラプトルは一体何がなんやらと言う状況であることを見ると・・・
督戦隊のブレイディフォックスが他のランド・ラプトルを破壊し始めたのだ。
ずだだだと放たれる光が当たると同時にランド・ラプトルが破壊されていくのを見て
隊長機であろう森の奥にいた紅いランド・ラプトルが信号弾を放つと・・・
ランド・ラプトルとロック・バスターが撤退を始めたのだ。
そしてパワードスーツ部隊も撤収すると一体何がなんやらと言う状況となっている中でクウェンサーはジョウガンによく似た機体に向けて通信を始めた。
「戦闘の協力に感謝したい、だがアンタは何者だ?どこの部隊なのかを述べて
欲しいのだが?」
クウェンサーの言葉を聞いて青いジョウガンが・・・突如として飛び上がったのだ。
「あれって飛べるのかよ!?」
クウェンサーがそう言うと同時にジョウガンの目の前に降りたその機体をよく見た。
センサーアイはブレイディハウンドと同じ3つのセンサーアイ
見た目は同じなのだが幾つかの差異が見えるそれはジョウガンを真似たと言っても
過言ではなく特に肩のシールドには薔薇が描かれているのを見て何だと思っていると・・
ヘイヴィアが其れに向けてこう言った。
『おいおいおいおい冗談じゃねえぞ何で手前がいるんだよ!』
「ええとヘイヴィア・・・お知り合いカナ?」
クウェンサーがそう聞くとジョウガンの背後から・・・人が姿を見せたのだ。
黄金の滝の様な金髪
白い肌
鮮やかなドレスにぱっかりと開かれた胸元
どこからどう見ても軍人とは思えないような見た目をする美少女に対してヘイヴィアはクウェンサーに向けてこう言った。
『クウェンサー紹介するぜ、こいつが俺の家族の一人・・・
〈ウインチェル家の青薔薇〉・・・〈アズライフィア=ウインチェル〉だ。』
「は・・・・はあああああああああ!こいつがあああああ!!」
クウェンサーの悲鳴じみた声が戦場に響く中『アズライフィア』はこう呟いた。
「全く・・・野ウサギでも生きるために藻掻きますのに・・・残念ですわね。」
第15章
一石二鳥の国境戦闘
リオグランデ方面墜落機救出作戦
次回は第16章からです。