ヘヴィーな戦場はオブジェクト岳じゃ済まない。 作:caose
「あれが敵の基地か。」
クウェンサーはそう言って今は使われてはいない恐らく敵の基地であった建物から6キロ離れた森の中でジョウガンと共に信心組織の基地を見ていた。
見て見ると辺りにあるのは・・・レーダー基地であった。
「これ完全にレーダーばかりじゃねえか?」
「間違いない、システムをサーチしていたら電波自体しか観測されない。
多分攻撃能力自体をオブジェクトその物に費やしているようだ、
まるで兵器を必要とせずそれを扱う兵士すらいらないと言わんばかりの場所だな。」
「多分いるとするなら警備兵位だろうな、世間じゃあ戦車とか戦闘機とか
兵士は税金で整備・維持・保持なんて馬鹿馬鹿しいって言われてるからな。」
「酷い話だな、兵士がいなければ基地を守れず領土も守れずテロが起きても誰も守ってくれないのに。」
「ああ本当にな、まあ俺も前はそう思っていたけどな。」
「それが今では守るために戦うとは世の中何が起こるか分からないものだな。」
ケイとクウェンサーが互いにそう言っているとどうやるかと言っていると
ケイがこう言った。
「良し、先ずはレーダーから我々の接近を察知されない様にジャミング弾を
放つぞ。」
そう言うとクウェンサーはジョウガンにジャミング弾を装填すると放って上空で
小さな粒子が舞い散った。
「これで40分は持つはずだ、例え風の中であろうともな。」
ケイがそう言ったと同時にジョウガンを起動させて基地へと向かった。
「何だこのロボットは!」
「何でレーダーには映らなかったんだ!?」
兵士たちがそう言っているが今のジョウガンはマシンガンで基地を
破壊し始めた。
辺りは破壊された基地で火が覆い始めていたがこれは自分達の基地で同じことやっていただろうとクウェンサーはジョウガンの中でそう思いながら
攻撃していくと・・・基地の一部が起動しているのが見えて何だと
思っていると・・・ウオータースライダーがそこから現れ始めていくのが見えた。
「はあ!?もう来てんのかよあいつ!!」
「恐らく我々が来る前にここに来たのであろうな!だが見ろあの傷を!!」
ケイがそう言って画面を切り替えさせると左側に焦げた跡と共に
砲台の一部が無くなっていた事に。
「ミリンダが残した置き土産だ!有効活用するぞ!!」
「ああ!そうだな!!」
クウェンサーがそう言うとマシンガンを投棄してブレードと
バスターソードを保持してウオータースライダーに立ち向かった。
まるで・・・バケモノ相手に戦う騎士の様であった。
辺りではウオータースライダーの放った弾丸が着弾すると同時に爆発してしまい基地一帯が爆風で壊れてしまって何発かはジョウガンは命中してよろめくが・・・壊れはしなかった。
「聞いていたけどマジかよこいつコイルガン当たってるのに!?」
クウェンサーはそう言ってダメージ情報を見るが何故か・・・軽微と言う
報告であった。
「当たり前だろ?ジョウガンの装甲は『アークリアクター』から流れ込む
エネルギーを各装甲と部品全てに流れているからコイルガンのエネルギーを装甲がその電流を吸収して装甲の硬度を高くするのだ。」
「・・・それってつまり・・・コイルガンの電流は機体が
吸収しているって事か?」
「その通りだ!これでこいつの主装以外には通用せんぞ!」
「・・・もうこれ以上は驚かねえぞ本当に。」
クウェンサーはそう言いながら頭を抱えているが今は心強いと思いながら
ジョウガンを操縦するがそれでも危機的状況に変わりないとそう思っている。
ウオータースライダーの主砲は一つの面を除いて未だ健在しており恐らくは
修復している場所は限定されているが左に良ければ勝機が見えると確信するが・・そこ迄行くのに今の近接兵装だけで行けるのかと思ってた。
「(大型ライフルは基地をぶっ壊すときに弾を使い果たしちまって
マシンガンなんて同じ、残っているのはミサイルと両手の剣、槍と盾は
置いちまって後どんくらい戦えるかって・・・あれ可笑しいな?
アイツ何で動けて・・・!!)」
まさかと思ってクウェンサーはケイに向けてこう聞いた。
「ケイ!調べて欲しい事があるんだ!!」
「お前の言う通りだ、今勝機が見えた!」
ケイがそう言うとクウェンサーはジョウガンの全てのスラスターの出力を
最大にしてウオータースライダーの・・・上空目掛けて飛び立った。
ウオータースライダーはそれに対して対空攻撃するもジョウガンは何と・・・
空を跳ぶかのように回避してきたのだ。
そしてその儘攻撃しようとするとウオータースライダーは移動しようとした
その時に・・・ウオータースライダーの脚部から煙が出始めたのだ。
「やっぱりお前の足は未だ整備してなかったんだろ!俺達がここに強襲したから間に合わせで来たのは良いが整備は中途半端で特にお前の足は半日に一回
交換しなきゃ動くことすら儘ならねえじゃねえか!!」
クウェンサーはそう言いながら持っているブレードで突き刺すと
其の儘左に向かって斬られていくと其の儘バスターソードで動力源の手前を
破壊すると目の前にあった小さな空間・・・コックピットに繋がる場所を
見つけると腰からハンドガンを抜くとクウェンサーはこう言った。
「悪いが命乞いしても無駄だぜ、お前らが先に白旗無視してよ・・・
俺らが守る義理なんてどこにある。」
そう言ってバンバンバンと放ってウオータースライダーは少しビキビキと
震えていると其の儘ウオータースライダーは・・・前のめりになって
倒れていった。
そしてその儘地面に倒れた瞬間に雪に交じった土煙が・・・辺りを覆った。
終わった・・・全ての常識が狂った瞬間。