ヘヴィーな戦場はオブジェクト岳じゃ済まない。 作:caose
「オーライ!オーライ!!」
アヤミがそう言いながらクレーンの下にある・・・ジョウガンの足元で
指示をしていた。
「良いかい!オブジェクトよりも小型で軽いからって12トンはある巨体を海に
浮かすんだ!!丁寧にかつ確実に仕上げるよ!!」
『ハイ‼』
整備兵全員がそう言って・・・脚部にホバークラフトを搭載させていた、それと
同時進行でベイビーマグナムの調整もしていた。
そんな中でミリンダは携帯電話を操作している中で・・・クウェンサーを
思い出していた。
あの時助けてくれた本人が・・・自分に手を差し伸ばしてくれた最初の大切な
友達と言う言葉に(*´σー`)エヘヘと思いながらコックピットの中で動いていると・・声が聞こえた。
『ミリンダ、もうすぐ作戦開始時刻だからクウェンサーに何か言う事があるのなら私が伝えておくぞ?』
「あ、ケイ。ありがとう、じゃあこう伝えてくれない?」
『?』
「頑張ってって。」
『了解したぞミリンダ!』
それじゃあなと言ってケイはクウェンサーの携帯電話に滑り込んでいった。
『と言っていたぞ、それとだがジョウガンは今換装中だから
時間が掛かるから気を付ける事だ。』
「OK、・・・何もなければいいんだけどな。」
クウェンサーはそう言いながら携帯電話をポケットに押し込むと
フローレイティアが大型輸送機の中でクウェンサーと・・・
ヘイヴィアに向けてこう言った。
「地中海の玄関口であるジブラルタル海峡を強行突破しようとする
敵軍のオブジェクトがいるのよ、こいつが侵入してくるとその先にある
油田精製所が襲われてあらびっくり。あっという間に壊滅して石油をがっぽがっぽ奪っちゃうって話だからこいつを破壊しないレベルで行動不能にしろと言うのが
お上の指令だ。」
「指令だって無理だろそんなの?あの怪物相手に峰打ちして止めろって話ですかふざけんな阿保なのか本当に!!」
「まあ目的はこいつが持っている原油を運搬阻止って言う話だけど
私はそんな馬鹿げたこと言わないから言うけど・・・壊せ以上。」
「其れでも無理だろうが!今回はジョウガンすら無いんだからどうやって
倒せって言うんだよ!?」
本当に馬鹿なのか上層部と言っている中でクウェンサーは
灰色になった軍服に加えて顎についているプロテクターを確認していた。
ジョウガン専用パイロットスーツ(仮)
ジョウガンの戦闘データを基に開発した本来は次世代戦闘機開発中に造られた
新型パイロットスーツを調整し直して提供されたこのスーツは耐G及び
あらゆる環境適応をモットーにしているため操縦者の生存率を飛躍的に
高めているのだ。
それをチェックしている中でケイがこう言った。
『クウェンサー、恐らく今回の目的は現在ジブラルタルから
東に170海里離れた場所に基地があるのだが通信システムから見てこいつは・・『資本企業』か『情報同盟』のどちらかと言う可能性が大だな。』
「おいおいおいどっちにしても敵って事かよイヤになるぜ本当に。」
クウェンサーがそう言っている中でフローレイティアは聞いていたのであろう
ケイの言葉に対してこう答えた。
「正解だケイ、正確に言えば今我々は半年かけて兵糧攻めしている
敵ベースゾーンがあるのだがこいつがここに行ってしまうとそれが無駄になる。
因みにだが敵は『情報同盟』だ。」
「マジかよコソ泥の正体は軍かよって言うか相手分かってるなら
さっさと攻撃しろよ敵の基地をさ!!」
こっちだってオブジェクトあるんでしょと聞くとフローレイティアは
こう答えた。
「まああるにはあるんだがフライド議員が中心になって経費削減と
言っているから迂闊に攻められないんだ、だからこその兵糧攻めを
無駄にさせないためにもオブジェクトを壊したクウェンサーと作戦を考えた
ヘイヴィアに来てもらったのだ。」
そう言っていると続きを話した。
「今ジブラルタル海峡にはゴールテープと名を騙った海中機雷を等間隔で
巻き付けているがこんなのオブジェクト相手だと只の足止めにもならん、
だからこそ現在ベイビーマグナムとジョウガンは海上戦用に調整している。
ジョウガンに至ってはホバークラフトを下半身に増設しオブジェクトを
破壊できた場合は其の儘敵ベースゾーンに向けて上陸して基地破壊に勤めろ、
ベイビーマグナムと現在展開しているオブジェクト『フォレストローラー』と
連携して対処する。武装は2連装機関砲とミサイルポッドを多数配備し背面部には軍が戦闘機用に製造して結局の所ロールアウト手前でオブジェクトの出現で
頓挫した新型ジェットエンジンを増設しているから短時間ならばこいつだけでも
飛行可能だ、後両手には槍と盾とハンドガンがあるからこれで対応しろだそうだがそれに加えて私が手を回しているから魚雷と例のバスターソードは
装備済みにしてある、魚雷は通常の奴だがないよりはましだから・・・
必ず成功させるぞ。」
そう言うとフローレイティアは操縦室に入るとクウェンサーは窓から見える
戦場を見てこう呟いた。
「只今、クソッタレナ戦場。」
お帰りなさい。