ヘヴィーな戦場はオブジェクト岳じゃ済まない。   作:caose

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 奴が来た。


トライコア来たる。

「おいおいおいおい何だよあれはよ!?どうやって動かしてんだよ

あのバケモノ!!」

 「多分エアクッション船とかウオータージェットとかを複数の推進装置で

補填しながら行動してんだよあのバケモノは!!」

 ヘイヴィアの言葉にクウェンサーが半ばキレている形になりながら

パワードスーツから出ていくと・・・ケイから通信が入った。

 『クウェンサー大変だ!ベイビーマグナムの出発に支障をきたしたぞ!‼』

 「はあ!?何があったんだ一体?」

 クウェンサーがそう聞くとケイはこう答えた。

 『何でもだがフロート整備中に不備が見つかったから調整に時間が

掛かるらしくて後6分時間をくれだそうだ!』

 「ふざけんじゃねえぞごら!一体何してんだよ中継基地は!!どういう

管理体制してんだ本当に!?」

 ヘイヴィアがそう言いながら頭をガシガシとしているとケイがこう言った。

 『兎に角今は脱出するんだ!海に飛び込めば未だ助かる確率は上がる!!

瓦礫を足に敷いて一緒に飛び降りて着水手前でジャンプすれば衝撃は

緩和される筈だ‼』

 「おお分かったって言うか瓦礫ならそこら中にあるから使うぞヘイヴィア‼」

 「おおよ!こんな所で死んでたまるかよ!!」

 そう言いながら互いに飛び込む準備をする為に手頃な瓦礫を持って

下に行っているとフローレイティアを見つけたのでヘイヴィアがこう言った。

 「おい爆乳!さっさと白旗信号出しやがれよ!!此の儘じゃあ全滅だ!?」

 そう言うがフローレイティアは苦虫を嚙みつぶすような顔でこう言った。

 「それは領土を明け渡して撤収できる場合に限ってだ、それにアラスカで

思い知ったと思うがそうしたところで向こうが大人しくするとは思えないし

それ以前に今回の任務はどう考えても通るためには破壊しなければ進めないし

私は今回白旗信号を貰ってはいないから無理なのよ。如何やら上は何が何でも

我々が死んだとしても敵軍オブジェクトを通させたくないようね。」

 そう言っていると・・・ケイがこう言った。

 『クウェンサー速く逃げろ!確率的に次はここだ‼』

 「「「!!!」」」

 それを聞くとクウェンサーがフローレイティアの手を引くとこう言った。

 「飛び降りるぞーーーーー!!」

 そう言って3人は其の儘海に向かって・・・飛び降りた。

 それと同時にクウェンサー達がいた基地はトライコアによって破壊された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ぶはあ!助かった・・・皆大丈夫か!?」

 クウェンサーが近くにあった半分水没しているコンテナに捕まると近くにいた

ヘイヴィアとフローレイティアも使ったのを確認して大丈夫だなと思っていると

ヘイヴィアが基地を見てこう言った。

 「さっさと引き上げようぜ?ここら辺に何時までもいると間違いなく

石油が出てきて俺達全員焼き死んじまうぜ?」

 「そうしたいところだが今ヘリは来ないしそれ以前に我々は今何処にいるのか

皆目見当がつかんから此の儘戦闘が終わるまで

ここにいなければいけないようだ。」

 フローレイティアの言葉を聞いてマジかよと思っていると・・・クウェンサーは顔を青くしてこう言った。

 「・・・今すぐここから離れないとまずいぞおい。」

 「はあ!?何言ってんだよクウェンサー!ここにいなきゃ

俺らはすぐに海に沈んで」

 「そうじゃないんだ!ここから離れないとトライコアが

こっちに来ちまうんだ!」

 「「!!」」

 それを聞いて3人が顔面蒼白して慌てて海に飛びこもうとするとクウェンサーは近くにあった救命ボートを見るとヘイヴィアに向けてこう言った。

 「ヘイヴィア!救命ボートに行ってくれ!!」

 「はあ!?何言ってんだクウェンサー!あんなもんであれから逃げキレる訳」

 「違う!中には確か酸素ボンベがあったはずだ!!それで海中に入るんだ!!」

 「「!!」」

 それを聞いてヘイヴィアは急いで救命ボートに向かって中を探ると

2つ分の酸素ボンベがあった。

 一つフローレイティアに手渡してもう一つはと思っているとクウェンサーが

こう言った。

 「ヘイヴィア!俺の方は万が一の奴で緊急用の酸素マスクがあるから

大丈夫だ!!」

 そう言ってクウェンサーが酸素ボンベを取って口に付けるのを見て良しと言ってヘイヴィアも酸素ボンベを取り付けた。

2人が付けるとクウェンサーがこう言った。

 「良し!あのオブジェクトが俺の思う通りなら海中迄その巨体を

浮かせていないはずだから潜るぞ!!」

 そう言って3人が海中に入ると同時にトライコアはそこに走って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「(ふう・・・何とかなったって・・・嘘だろ本当に!!)」

 クウェンサーがそう言って目の前にあるのは・・・3本の鉄塔の様な巨大な杭が動力炉から1本ずつ伸びていた。

 「(シャークアンカー!畜生ここ迄計算入れてねえぞって危ない!)」

 クウェンサーはそう思いながらギリギリの思いで避けるが何かが・・・

足に絡みついたのを感じた。

 「(何だ一体!何が起きたって・・・オイオイおいおい冗談はよしてくれ!)」

 そう思って見た先にあったのは金属の・・・網であった。

 然し重要なのはそこではない、その周りにある自身の体と

同規模クラスの鉄の球体。

 太い棘の様にびっしりと付いているそれを見てクウェンサーは

内心冷や汗状態で在った。

 そう、それは海中の地雷とでもいうべきもの。其れの名は・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・海中機雷である。




 次回は上陸。
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