ヘヴィーな戦場はオブジェクト岳じゃ済まない。 作:caose
そんなこんなでヘイヴィアとクウェンサーは雪かきほッポリ出して鹿狩りに
繰り出していた。
辺り一面針葉樹の森の中でクウェンサーがヘイヴィアに向けて進言した。
「なあさ、悪いこと言わねえから帰ろうぜ?バレたら間違いなく
動物愛護精神が足りないとかでお小言言われるぜ絶対に。」
「はん、生憎だがそんなのこのヘイヴィア様に通用しねえよ!
こちとらマジの肉所望してんだからな!!」
そう言いながらヘイヴィアは雪の上に残る鹿の足跡を追いまくってはるか向こうに行ってしまった。
「・・・あほらし。」
やってらんねええなとお前が先言ったからだろと言いたいほどだが
当の本人は知らんと言わんばかりに整備基地・・・
いや、移動式基地を眺めていた。
これらは全て大型トレーラー等子供程度でしか見えない程
大きなトレーラーがこれでもかと言う位に並べられており基地機能の
全てを賄っているのだ。
これらはオブジェクト運用によって新たに造られたいわばルールであり
一か所に固まるよりかはあらゆる地域で迅速に対応させると言う観点から
その様になっているがクウェンサーはあの中で司令官クラスは暖かい部屋で
ホットコーヒー飲みながら吉報を待っているんだなと思って支給された
サバイバルキットから収納できる釣竿を取り出して川を探そうとして・・・
ある物を見つけたのだ。
それが・・・これ。
「何だこれ?・・・カメラか?」
木のうろにある小さな光、目を凝らして見なければ分からない位
小さなそれを見てクウェンサーは木登りしてその木のうろに入ってあった
小型のカメラを見つけた。
「一体何でこんなもんがあるんだ?コードから見て直結型だから
どっかに繋がってんのか??」
そう言いながらライフルをスコップ代わりにして樹の下あたりを
少し掘って見て・・・配線が見つかった。
「やっぱりあった、何処製だこれって言うか国籍消されてるじゃん。
完全にクロじゃねえよなこれ・・・。」
やだなあと思いながらクウェンサーはヘイヴィアを通信機越しで呼ぼうと
考えるも・・・銃声が聞こえたので取り込み中だなと諦めて仕方ないと言って
配線を地面から引っ張り出しながら向かう事とした。
そして8分後
「ドンだけ続いているんだよ本当にってこれもしかして古くなった
旧時代の残りじゃねえよな?」
とんだ草臥れ儲けじゃねえかよとぶつくさ言いながら向かって・・・
硬くなったので何でと思って見て見ると少し先に洞窟があったのだ。
「・・・熊がいませんように。」
そう言いながらライフル片手に洞窟に向かった。
「すみませ~~ん、お留守ですよねえ?」
熊が返事するかと思うが気休めレベルであろうクウェンサーはそう言いながら
見て見ると・・・洞窟は奥深く続いていた。
そしてクウェンサーが入って30分後
「ああもうどんくらいあんだよこの洞窟出口何処なんだよ~~!!」
山彦の様に響き渡るクウェンサーのライト点けながら探していると・・・今度はトロッコがあったのだ。
恐らくは鉱山だったんだろうなと思っているとクウェ―サーは
ある一台に目を付けた。
「このトロッコ・・・他よりも新しいな、使われた痕跡もあるし。」
何でだと思ってライトの明かりを辺りに照らしていると・・・
ある違和感に気づいたのだ。
「あの岩・・・可笑しいな。」
そう言いながら触って見るとクウェンサーはある事に気づいたのだ。
「この岩・・・岩じゃない発泡スチロールだ!」
そう言ってよいしょと言ってずらすと・・簡単に開いた。
「さてと・・・鬼が出るか蛇が出るかはたまた幽霊か・・・
行くしかなさそうだよなあ。」
そう言いながらさらに下に降って数分後。
「行き止まり・・・これはまた近代的な扉だなおい。」
そう言いながらクウェンサーは目の前にある鋼色の扉を見てそのすぐ左にある
電子ロックコードの蓋を開けて懐にある通信機から配線を伸ばして接続して
解除コードを探してインストールした。
出たコードは数字でこれだった。
8486
そして開いた瞬間に暗かった廊下が明るくなった。
「自動的に電気が付くのか、これは如何やら厄介事だよなあ。」
そう言いながら更に奥に進んで・・・また扉があった。
然も今度は電子キーボードだから時間が掛かるかなと思って開いて見ると
こう書かれていた。
『巨人によってもたらされた暗雲祓いしは悪魔の言霊』
「何だこれ何語ナンダ?・・・日本語ってマジ何でこんな所にあるんだよ!!」
そう言っていた。
現在ここは『正統王国』の管轄下であり『資本企業』でもある日本が
何故ここにと思いながらコードを解読して出たのがこれ。
『ENDLESS NO RETERUNE NEW WARLD』
「終われない、還れない、新世界?何じゃそりゃ??」
そう言っていると・・・ぴぴぴと音が鳴った瞬間にクウェンサーの眼が・・・
チカチカした。
「ウワ眩しいって何だこれは!?」
そう言いながら何だよと思っていると扉が開いて更に奥に進んだ。
「ここは・・・研究所か何かか?よく見たらいい具合の機材が
あるじゃねえか。」
そう言いながら更に奥に進むと・・・ある部屋が見えた。
そこだけ暗くなっており何でだと思って近くにある照明装置を・・・
起動させてしまった。
「あのうスイマセンってウワアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
クウェンサーはそれを見て驚いて転げ落ちたのだ。
それは自身が初めて見る・・・死体であったのだ。
「これって死体?・・・つい最近死んだようにっておわアあああ!
ミイラになった!?」
そう言うと頭に穴が開いた死体が見る見るうちに・・・
ミイラになってしまったのだ。
もう嫌だなあと思って立ち上がってある物を見てクウェンサーは・・・
自身の目を疑ってしまったのだ。
何せ自身の目の前にあるのは・・・ロボットなのだ。
武骨で何処か技術的な優雅さを併せ持つ12メートル位の・・・
ロボットがそこにあったのだ。
これが運命の始まり、オブジェクト時代が終わり後に
こう呼ばれる時代となった。
『第一次機動兵器大戦』と呼ばれる戦いの幕がたった一人の少年によって
開かれたのだから。
そしてその選択は人に何をもたらすであろうか?