ヘヴィーな戦場はオブジェクト岳じゃ済まない。 作:caose
あの後クウェンサー達はヘリに助けられ其の儘上空を飛行する中で
ヘイヴィアがこう呟いた。
「ひでえ物だな、基地がもう全部基礎残して全部海中だぜ?運が良かったのか
どうか分からねえけどアラスカの時みてえに兵士を無意味に殺さなかっただけ
未だマシって事だな。」
そう言うとフローレイティアが戦闘を見ながらこう言った。
「これで上層部も分かったでしょうね、アラスカの時は例外で結局の所戦争の
代名詞はオブジェクト。見てよあの挙動、総合格闘技のチャンピオンだって
あんな風に動けられあないわよ。」
そう言いながら外を見た、互いに攻撃しているが致命傷な所は瞬時に躱して戦闘を続けていた。
「チャフやフレアで照準を誤魔化さずに済むし遮蔽物を盾にして飛び道具で
射線を塞がず、ただっぴろい戦場の中でマッハ10に近い速度の主砲を真正面から
回避したり防御するような連中に勝とうだなんて無理だったのよ。」
そう言っているとケイがある事に気づいてクウェンサーに向けてこう聞いた。
『クウェンサー、一つ良いか?』
「どうしたんだケイ?」
『さっきからベイビーマグナムの様子が可笑しいんだ、
何処か見逃している様な感じがするのだが。』
「何だって?」
クウェンサーはそれを聞いてどれどれと思っていると・・・確かにと感じた。
「本当だ、射線軸状にトライコアがいるのに何で・・・あれか原因は!!」
「おい如何したんだクウェンサー、何があるんだよ。」
ヘイヴィアがそう言いながら窓を見るとこう言った。
「何だよ、普通のオブジェクトの真剣勝負じゃねえか?
珍しくもなにもねえじゃねえか?」
「いえ可笑しいわ、お姫様の動きがなんだか変な感じね。原因は
何か分かるかクウェンサー?」
フローレイティアがそう聞くとクウェンサーはこう答えた。
「トライコアは長期戦を想定して主砲の先端を破壊しているんだと思います。」
「何だって!?」
ヘイヴィアが驚いているとケイがこう説明した。
『オブジェクトの主砲は基本的に高出力でその威力は距離次第では一撃だ、
だからこそ長期戦を想定して主砲を壊せば後は副砲。そうなれば
後はボコボコだ。』
「クソが!此の儘嬲り殺しって訳かよ!!」
それを聞いてヘイヴィアはヘリの内側の壁を殴っていると
ケイが更にこう言った。
『だが可笑しいのはトライコアも同じだ、奴の動きが単調すぎるのだが
あれは作戦か何かか?』
「トライコアの動き・・・本当だ、さっきから右側しか動いていないぞ?」
「・・・確かにな、情報によればあれは海上特化型のオブジェクトなのに
何故右側しか動けないんだ?」
何かあるのかとフローレイティアが言っているのを聞いて
クウェンサーはある事を思い出していた。
「そう言えばあの時海の中で・・・そうかそう言う事か!」
クウェンサーはある考えに至るとヘリから降りようとして出入り口を
開けようとするとヘイヴィアが慌ててこう言った。
「おい待てよ!今出たらジョウガンでも無理だぞ!!今のジョウガンは
急ごしらえのホバークラフト付けていて動けれるかどうか分からねえしそれにあの戦いの中に割り込むなんてそれでこそ自殺行為だぞお前!!」
ヘイヴィアがそう言って止めようとするがクウェンサーはこう返した。
「大丈夫!婆さんの腕の良さは俺が良く知っているしそれに何も勝算無しで
立ち向かう程命知らずじゃねえよ!!」
「・・・作戦があるのか?」
ヘイヴィアがそう聞くとクウェンサーはああと言って・・・
ある仮定を説明した。
「って思うんだがお前はどう見るヘイヴィア?」
クウェンサーがそう聞くとヘイヴィアはう~~んと唸りながらこう答えた。
「確かにあの動きとお前の理由を聞きゃあ勝算はあるがけど・・・。」
そう言ってヘイヴィアはトライコアの・・・ある一点を見てこう答えた。
「ああもう分ったよ!お前の作戦を基にこっちで詰めてやらあ!!だから勝てよ本当に!!」
そう言うとサンキューと言ってクウェンサーは外に出てジョウガンの
大型アームを伝ってコックピット目掛けて歩き出した。
「それでだがクウェンサー、作戦はどうする?」
「今ヘイヴィアが考えてって・・・良し今届いた。」
クウェンサーはそう言ってデータ送信されたヘイヴィアの作戦を見て
ケイがそれを見て成程と言ってこう答えた。
「確かにこれならアイツに勝てるぜ流石ヘイヴィア!」
クウェンサーはそう言ってミリンダにこの作戦の情報を伝えた。
「・・・りょうかい、こんどはいっしょにあいつをたおす!!」
ミリンダの了承と共に作戦を開始する前にケイがこう言った。
『ミリンダ!ベイビーマグナムのエネルギーを残り一つの主砲に全振りしたから思いっきりやってくれ!』
「ありがとうケイ!」
ミリンダがそう言ってベイビーマグナムは・・・トライコアから
そっぽ向いて退散した。
そしてトライコアは背後からついて行くのを見てクウェンサーがこう言った。
「さあてと・・・戦闘開始だ!」
トライコアはベイビーマグナムに後ろから張り付いており此の儘では
攻撃されると誰もが思う中でクウェンサーはジョウガンで接近するとトライコアの後ろにある副砲で攻撃を始めた。
それを見たクウェンサーはスラスターを使って回避しつつ
距離を詰めようとした。
そんな中でクウェンサーはこう言った。
「元々オブジェクトの重量は相当重くてそれをシャークアンカーで支えていた、あれはウオータースライダーの時の足と同じで自重を支える役目だったんだ、だがそれで何故右回りしかなくなったのか?答えは簡単だ・・・
・・・・・お前のシャークアンカーはゴールテープで絡まってて
動ききれねえんだろ?機雷が怖くってな!!」
『確かめてみたがあの機雷は圧力型だ、今どきの機雷はレーダーやら
何やらが発達して一周回って圧力型。それも高圧に設定していあるから
今の圧力じゃあ壊れねえがもしゴールテープが絡まっててシャークアンカーを
使えないんなら。』
「ヘイヴィアが言ってた案、それは・・・これだーーーーー!!」
そう言ってクウェンサーは魚雷を左右それぞれ目掛けて放った。
そしてクウェンサーはこう続けた。
「だったら簡単だ!もう一本を同時に爆破して・・・手前の自重で
自滅させる!」
そう言った瞬間に爆発た瞬間にトライコアの動きが・・・止まり始めたのだ。
「そう、合気道で相手の自重事ぶっ飛ばすんだ・・・こんな風にな!」
クウェンサーはそう言った瞬間にジョウガンの槍を投げ飛ばして其の儘・・・
トライコアの主砲の付け根に突き刺した瞬間にエネルギーが・・・
あっちゃこっちゃに飛び出し始めた。
そしてクウェンサーはミリンダに向けてこう言った。
「今だお姫様!その三つ子オブジェクトを今までの鬱憤晴らす様に
ぶっ飛ばせーーーーー!!」
そう言った瞬間にベイビーマグナムの攻撃がトライコアに命中して・・・
吹き飛んでいった。
「よっしゃー!オブジェクト破壊成功!!後は基地破壊だったかなあ。」
クウェンサーがそう言うとケイはこう答えた。
『いや、先ほどだが向こうは白旗上げて降伏したらしい。
だから基地攻略はしなくてよいそうだ。』
「そうか・・・じゃあベースゾーンに戻って婆さんに今回の事で報告って・・・メール?」
一体何だろうと思って開いてある物を見て・・・顔面蒼白した。
ケイはどうしたんだと聞くとその内容をこう説明した。
『ええと・・・オセアニアの軍事国にて動き在り、これより他国瀬軍を結成し
軍事国が保有するオブジェクトを破壊せよと書いているな。』
「・・・ふざけんなもうこりごりってか二機倒したんだから
もう『安全国』の実家に帰させてくれーーー!!」
クウェンサーの言葉とは裏腹にホバークラフトはジョウガンを乗せた儘
ベイビーマグナムと共に向かって行った。
政治の陰謀渦巻くオセアニアへ。
第2章 親指トムと小指のジェリーは海の上で追いかけっこ
完
そしてオセアニアです。