ヘヴィーな戦場はオブジェクト岳じゃ済まない。 作:caose
クウェンサーはジョウガンに搭乗するとケイがこう聞いた。
「クウェンサー、あの言葉どう思う?」
「・・・どうにもこうにも俺達はやれることをやるだけだ、ヘイヴィア、そっちの武装はドウダ?」
そう聞くとヘイヴィアが通信でこう言った。
『こっちはまあいつも通りの兵装に万が一に備えてロケットランチャーや
マシンガンとかの対人兵装をある分だけパワードスーツとオフロードカーに
載せてるけどいい加減に4輪駆動から脱却しろよな人類はよ?産業革命以降から全然進歩してねえんじゃねえか本当によ?』
「仕方ねえだろ?新技術は真っ先にオブジェクトが使っちまうから
民生になる頃にはもう第5世代オブジェクトが生まれてるかもな?」
「本来ならば兵器等は既に3世代進化していたとしても不思議ではないんだがな、オブジェクトで使われるベイビーマグナム等の静電気で移動する奴なんか
車に適応させれば20世紀後半に人々が夢見たパイプの中で車が走っているとか
ありそうだしプラズマ兵器だって戦車や戦闘機にも流用されてるかも
しれなかったしな。」
ケイがそう言っているとヘイヴィアが出てきたのを見てクウェンサー達も
発進した。
目指すはタミナ砂漠、オブジェクト反応が弱いと言われている場所である。
『そういやよクウェンサー、お姫様に俺らの事伝えなくて良いのか?間違いなく罠が仕掛けられてるって考えた方が良いんじゃねえのか?』
ヘイヴィアがそう聞くとクウェンサーは嫌と言ってこう続けた。
「軍用の通信を使うとシーワックスが言ってたようにもし俺らの指揮官でもあるフライド評議員だって聞いてるかもしれないから発見出来次第
通信しようと思う。」
『了解って全く冗談じゃねえぜ本当に、アイツのあれは信じたくねえし
信じられねえが真実だとしたら筋が一応ながら通るし味方迄
気にしないといけないとは世知辛くて堪らねえぜ本当によ。』
「まあ、こっちが囮だったって事を祈ろうぜ。」
クウェンサーはヘイヴィアに向けてそう言いながらタミナ砂漠に向かっていた。
「何だと!クウェンサーのジョウガンが見つからないだと!?」
『あ、はい!確かに発進したと言う報告はありましたがそれがこっちには
来ていないようでして。』
「・・・分かった、こっちで確認するがヘイヴィアの方はいるか?」
『あの・・・実はその・・・彼のパワードスーツも見当たらなくて。』
「ソウイウノハ早く言え!!」
フローレイティアがそう言って通信を切るといったい何が起きたんだと
思っていた、今回の作戦にクウェンサーとヘイヴィアがいないと言うこと自体が
何かあったのかと勘ぐるほうであり整備兵にいるアヤミに向けて通信した。
「婆さん、クウェンサーは確かに発進したんだよね?」
『当たり前じゃロウが、もうとっくの昔に出て行ったよ。武装は完璧・・・
そういやあ追加注文してたねあの小僧。』
「・・・何を頼んだんだ?」
フローレイティアがそう聞くとアヤミはこう答えた。
『ああ、他にもじゃが火炎放射器とグレネード弾を取っ払う代わりにミサイルをありったけ装備させて欲しいと言っておったわい。』
「ミサイル・・・おい、ヘイヴィアに通信しろ。あいつがパワードスーツで
行くはずは無いから車で行ってるはずだ。」
「了解しました。」
フローレイティアの言葉に通信班がそう答えるとヘイヴィアの乗っている
オフロードカーに装備されてる無線機に繋げた。
『クウェンサー!ヘイヴィア!!そこにいるのは分かってる!?通信しろ!一体何しているんだ貴様らは!‼』
グレートサンディー砂漠には行っていないのかと聞くとクウェンサーは
こう答えた。
「俺達は今タミナ砂漠に急行しています、目的はそこにあるであろう
0,5世代オブジェクト討伐です。」
「考えてもみろよ?今まで姿晦ましていた程ビビりに近え程慎重な連中が
こんなにあっさりと見つけれると思うか??新型の実験兵器があるとは言っても
連中がオブジェクトのエネルギーをそんなに簡単に出せれると思うか?」
それを聞いて通信機の向こうにいるであろうフローレイティアはふむと
呟きながら考えていた、確かにオセアニアの軍事国のオブジェクトは技術力が
低すぎると言うのは調査結果で知ってはいるがそれを聞けば確かに一理あるなと思っているとクウェンサーはこう続けた。
「恐らくそっちにあるのは試作の実験炉、臨海迄引き上げた奴で爆発すれば
オブジェクトだって只じゃ済まない程の高威力だ。人間なんて
炭以下になっちまうから遠距離砲撃で攻撃してくれ、
それ以外のオブジェクトは退避して内容次第ではこっちに救援を
寄越して欲しい。」
「まあ来なくても俺らがぶっ壊しちまうから覚悟しとけよお前ら!」
『ちょっと待ちなさいよ!?あんた達だけで戦う気じゃないでしょうね!相手はオブジェクト、0,5世代とはいえたった二人であのバケモノ相手に戦いを挑む様な物なのよ!?せめてお姫様が来るのを』
「そんな事をしていたら着いた時には奴は民間人の大虐殺して来ます!
命令違反による軍法会議は後で幾らでも受けますよ!!」
「俺らは兵隊だ、なんの殺される覚悟もねえ民間人が殺されるのを
黙って見てるほど糞以下になった記憶はねえしな。」
『だ・・・だが』
フローレイティアはそれでもと反論したかったがケイが
フローレイティアに向けてこう言った。
「フローレイティア、私達は死にに行くわけではないのだ。なあに、2人は私が確実に送り届けてやるから心配するな。」
「それじゃあここから先は敵が通信傍受する事を想定して通信拒否しますので
後の事は宜しくお願いします。」
クウェンサーがそう言うと通信を遮断させた。
「・・・あの馬鹿どもが!!」
フローレイティアがそう言いながら机を叩くが理由は違う、部下を大事にする
彼女にとって2人が向かって行くのは死亡確率100%のオブジェクトとの戦闘。ジョウガンがあるとはいえ万が一を想定して考えてこう指示を出した。
「ベイビーマグナムは敵基地を迅速に破壊した後にタミナ砂漠に急行!
情報同盟も同じように転身!!パワードスーツ部隊は即座に転身し
タミナ砂漠に急行!!私達には竜殺しが付いているんだ・・・オブジェクト殺しの栄光を掴み取れ!!」
『『ォォォォォオオォォォォォォォォ‼!』』
その言葉に各勢力の兵士達の意気込みが文字通りに大地に響いた。
そして着いて。