ヘヴィーな戦場はオブジェクト岳じゃ済まない。 作:caose
地図上ではタミナ砂漠と呼ばれていた場所だが今は・・・熱帯雨林擬きと
なっていた。
「ここからはパワードスーツで行くけどお前は後から来いよ、デカくて
目につきやすいからな。」
『オオ分かったよ、まあ確かにでかいよなこいつ。』
クウェンサーはそう言いながらヘイヴィアが行った後について行った。
そして着いて行っている中でクウェンサーはヘイヴィアに向けて通信で
こう聞いた。
『そういやあオセアニアの軍事国にいた裸の王様ってオブジェクトが出来たと
同時に雲隠れしていたらしいけど今何してるんだろうな?』
そう聞くとヘイヴィアがこう答えた。
「ああ、操縦士兼任でな。じゃなきゃもう何回位オセアニア解放してると
思ってるんだよ?」
『確かにな、だけど雲隠れしてるんなら首都は誰が統治してるんだ?それだったらもう《部族》が占拠してるんじゃねえのか?』
そう聞くとケイがこう答えた。
『簡単だ、恐らくだがオセアニア軍の過激派が未だ居ついているのだろうな。
軍事政権が出来上がってから市民や反対派は住み慣れた場所を奪われて其の儘荒野に追いやられたのだろうな。』
「正解だ、既に首都にいる敵共は他の連中が包囲してるから俺らは前線に
いるんだよ。」
そう言いながらパワードスーツを動かすヘイヴィアと共に向かって行くと50m級の構造物をポンと覆えそうなほどの大きな建造物をクウェンサーがセンサーで
見つけるとクウェンサーがこう言った。
『ヘイヴィア、センサーで多分だけどオブジェクト整備用のベースゾーンを
見つけた、これより一度射撃行動に移るぞ。』
「オオ分かった、時間で確認したけど多分だけど後2時間で動いちまうぞ。周りにどんだけ兵隊がいるかどうかわからねえけどいっちょ暴れるとするか。」
『いや待て・・・兵士がいない?・・・それに・・・微弱だが振動も
確認が取れた!』
「嘘だろ!いや待てよ・・・アイツらの技術力から鑑みれば
もしかしたら暴走し始めてんじゃねえか?!」
『その場合だけど・・・俺ら全員あの世逝きって形だけどまあ民間人が無事ならそれで良いか』
そう言っていると・・・がゴおおおおおおおおん!!と言う鈍い音が聞こえた。
前面にある巨大なシャッターが上方に上がったと同時に中から
白い蒸気の塊が溢れ出した。
そしてその中から現れたのは・・・複数の大型建造物と本体で構成された
オブジェクトが現れた。
足回りはX字の推進装置が取り付けられており後部にはビルの様に
巨大な塊が翼の様に備え付けられていた。
だがこれは飛行能力を持っているとかそういう理由ではなく恐らく技術レベルが低い事が災いとしており制御の難しい動力炉を作りすぎてしまった事から
その余剰分のエネルギーを放出するがために装備しているのだ。
そして主砲は鉄橋の様に複数のワイヤーで吊るされて補強されていたが恐らくは数十メートルの砲を長時間水平していると自重で砲身を痛めてしまうがために正に0,5世代オブジェクトならではの難点とも言えよう。
主砲を固定することで安定する反面旋回機能がなくなっており
細かい微調整をオブジェクトその物に依存すると言う結果となってしまった。
「クソが!本当に出てきやがったゼ!!次は多分パワードスーツ部隊が」
『いや・・・それはねえだろうよ。』
クウェンサーがヘイヴィアに向けてそう言うとこう続けた。
『内部のデータをスキャンしてみたんだけど如何やら内部じゃあ
電気的なブースターで炉の温度を強引に上げようとしたんだろうな、
資料で見たことあるけど『情報同盟』のオブジェクトには動力炉のエネルギーを
基地に供給する為に電源プラグが付いてるって言う噂を聞いたことがあってな。
多分今回はその逆で外部から大量の電気を流し込んでオブジェクト内部の
レーザー発振装置でも動かしてるんだろうな、そしてそいつを使って動力炉に
無理やり干渉しちまったことから・・失敗して小規模の爆発が
起きたんだろうな。』
『そして最後にあの水蒸気は間違いなく内部にある水を電流で
ショートしてしまった事から高熱の水蒸気が襲われて・・・高熱のサウナに
体が追い付けなくて急激な火傷と脱水症状で死んでいる。』
「け・・・あいつらについたことが運の尽きだって言いてえけど
所詮は下級兵士だから逆らえないんだろうな。」
ヘイヴィアがそう言いながらパワードスーツの全武器を起動させると
クウェンサーも大型ライフルを構えてこう言った。
『ヘイヴィア!俺が一発撃ちこむからミサイルで援護してくれ!!
カウント6!?』
『5』
『4』
『3』
『2』
ケイがカウントダウンをしているとヘイヴィアがミサイルのシステムを
起動させてターゲットロックして・・・クウェンサーの最後のカウントが
聞こえた。
『1・・・0!』
そう言った瞬間にミサイルが発射されたと同時にジョウガンの大型ライフルから放たれた高出力バレットが射出されたと同時に・・・その弾丸は足元に着弾した。
今孤独と言う名の戦闘が幕を開けたが・・・陰謀と悪夢は終わりを見せない。
次回は戦闘です。