ヘヴィーな戦場はオブジェクト岳じゃ済まない。 作:caose
基地改編
第37オブジェクト整備大隊。
通常であるならばオブジェクト『ベイビーマグナム』の調整等で整備基地は
てんやわんやなのだが今は更に・・・てんやわんやである。
「全く、上層部はアタシらを過労死させたいのかねえ?」
「凄い数の装備品の車両ですね、何か大規模な作戦でもあるんですか?」
クウェンサーが整備長でもあるアヤミに向けてそう聞くとアヤミは
クウェンサーに向けて・・・ぎろりと睨みつけてこう返した。
「誰のせいだと思っているんだいこのすっとこどっこいがーー!?」
「ヒィイイイイイイイイイ!?何で!!」
俺怒られてるのと聞くとアヤミは・・・怒り心頭でこう続けた。
「アンタがジョウガン見つけて色々と騒ぎ作らせたせいで『正統王国』各地の
武器会社から色々と持ってくるもんだからこっちは置き場所に整備で
困ってるんだよ!!」
「すすすすすんませんでした本当に!」
「そう思うんだったらねエ・・・
・・・・・速くジョウガンの整備と貰った武器のチェックでもしときなーー!」
「ははははははいーーーーーー!!」
それを聞いてクウェンサーは素早く行くのを見て全くと思いながら周りの機体を見ていた。
恐らくは新型の戦車に戦闘機、おまけにオブジェクト使用用の新弾頭までもが
辺りに所狭しとあるのを見てアヤミはこう呟いた。
「全く・・・この規模ジャトオブジェクト出現前の前線基地クラスの部隊に
なりそうじゃわい。」
仕事が多くなっちまって給料も上乗せじゃよな?と言いながら整備を再開した。
「あああ・・・怖かった~~、あそこ迄怒らなくていいのにな?」
『仕方あるまい、最近は取り扱い説明書の多さに婆さんも頭を
悩ませているんだ。愚痴の一つでも聞いておいて損はないだろ?』
クウェンサーの言葉に携帯電話の中にいるケイがそう言うがけどさあとぶつくさ文句垂らしながらクウェンサーがジョウガンの足元までやって来た。
基地内で新設されたジョウガンの整備基地、周りには
あと5機分入るスペースがあり何でだろうなと思っているとケイがこう言った。
『多分だがMAIlesの大量生産とかを想定して建造したんじゃないか?
他の基地だって大きくなっているしな。』
そう言って回りのベースゾーンも見た。
アラスカからの人材補充に+して新規加入した各地の戦車・戦闘機の兵士と
彼らを入れる兵員輸送車と滞在基地の多さから大隊からランクアップして
師団クラスに迄膨れ上がっていた。
「ここまで大きくなるとフローレイティアさんの頭の皺が
凄い事になりそうだな。」
くわばらくわばらと言いながらコックピットに向かって行くと・・・
声が聞こえた。
「おおいクウェンサー、いるか~~?」
「ああヘイヴィアじゃねえか!何お前サボりかナニカか!?」
クウェンサーがそう聞くとヘイヴィアは馬鹿と言ってこう続けた。
「俺は今曹長で通信兵一部隊に+してお前の御守りをしなきゃいけねえから
忙しいんだって・・・フローレイティアさんが呼んでるぜ?任務だそうだ。」
「よく来たなクウェンサー。」
「あ、はい。それで自分に何の用でしょうか?」
「・・・任務だ、ちょっとばかし面倒くさいから表向きは新型車両の
テストと偽らせての出撃だ。」
そう言うと地図データを見せるとクウェンサーは・・・驚いていた。
「南極!何でこんな色んな勢力が入り乱れる所なんですか!!」
全面戦争でもするんですかと聞くとフローレイティアは・・・
首を横に振ってこう答えた。
「いや、戦争ではなく調査だ。」
「・・・・・?」
一体何だと思っているとケイがこう答えた。
『如何やら南極調査の為に飛行していた観測航空機が地上からミサイル用の
追跡レーザーを照射されたらしい、乗務員は全員無事だが問題があって・・・
どの勢力も知らないらしい。』
「それって怪しいだろ?どう考えてもどっかの勢力が手を貸してんじゃね?」
「まあ大体のテロ組織なんて大国かどっかの大手武器会社に武器貰ってるから
違いは無いだろうけど照射した場所が更に問題なのよ。」
「「??」」
2人は一体何だと思っているとケイがこう答えた。
『照射された場所は『正統王国』無人観測基地らしい・・・つまりは
占拠されているかどうかのチェックで良いかフローレイティア?』
「ありがとうねケイ、アンタがいるおかげで私の時間が無駄にならないよ。」
『(*´σー`)エヘヘ。』
「そういう意味でお前達には基地がある『エレバス山』の麓迄調査して可能なら生け捕り・・・無理だったら全滅させてやるよ・・・!!」
ククククと笑っているフローレイティアを見てどうしたんだと聞くと
ヘイヴィアは小さくこう返した。
「基地が新しくなっちまったし人員が増えたからストレス溜まっちまってるから鬱憤溜まってるらしいぜ?」
「婆さんに続いてか・・・ヤバいなおい。」
クウェンサーがそう言っていると2人に向けてこう言った。
「さてと・・・既に他の部隊には報告済みだがお前達の表向きの任務だが・・・来い。」
クウェンサーとヘイヴィアは基地にある車両基地に入るとフローレイティアは
照明の一部を照らして映し出されたのは・・・装甲車であった。
「何ですこれ?」
クウェンサーがそう聞くとフローレイティアはこう答えた。
「ああ、オブジェクトの静電気で移動するフロートを利用して新造した
新型の装甲車『マッドボルト』だ。」
そう言うとフローレイティアはこう続けた。
「移動速度は最高時速『160㌔』をキープできる安定したスピードに加えて
装甲には2㎝装甲*5層のオニオン式、武装にはコイルガンをベースにした
107mm銃口のプラズママシンガンに対人用機雷発射装置などが装備されてる
一品ものだ、大事に使えよ。」
「「ウォォォォォォオオォォォォォォォォ!!」」
クウェンサーとヘイヴィアは目を輝かせてその装甲車を見ていると
フローレイティアは2人に向けてこう言った。
「それじゃあ・・・幸運を祈る!」
「「了解!!」」
「あ、其れと大事な事が一つ。」
「「??」」
「今回オブジェクトもジョウガンも使えないからそこんとこ宜しくな。」
「「何だって――――――!!」」
2人はフローレイティアの言葉を聞いて・・・驚きと怒りの雄たけびが基地中に響き渡った。
次回は・・・いざ南極。