ヘヴィーな戦場はオブジェクト岳じゃ済まない。 作:caose
「そんなこんなで来ちまったぜ南極。」
「ヘイヴィアお前どっち向かって言っているんだよって言うか寒いよ
イヤ本当に!?」
『仕方ないだろ?ここは今夏とは言え氷点下マイナス25℃の極寒の世界、
少し歩けば火山地帯だ。そこならマイナス3,9度の場所になるし車の中ならば
暖かい場所だから関係ないがな。』
だけどとケイが言ってこう続けた。
『何でジョウガンが出せない・・・まあ理由は分かるが対人戦でもちゃんと
戦えるのだが。』
それにオブジェクト程重たくないから氷くらいは余裕で踏めるぞと言うが
クウェンサーがこう返した。
「まあ万が一って事も考えてるだろうけどそれにしても戦車に戦闘ヘリ迄出すって豪勢だな本当に。」
『まあ殆どが旧式で新型に乗り換える際のバザーセールだとフローレイティアが言っていたが出来るだけ戦力は温存させたいな。』
ケイがそう言っているとフローレイティアから通信が流れた。
『総員傾注!此れより全員武器を整え無人観測所迄向かう事、生け捕りは
理想として手っ取り早く・・・皆殺しにするか拷問して背部関係明らかにして雪山にぶち込め以上!‼』
そう言って通信が切れると同時に全員武器をチェックして出撃する中で
クウェンサー達も『マッドボルト』で出撃した。
『マッドボルト』は見た目は装甲車であるが機動力は御墨付だし雪山だろうが
静電気式である為普通に戦えるのだ。
「然し速えな、流石最新鋭。それとだがクウェンサー、お前運転何処で
覚えたんだ?」
銃座にてクウェンサーに向けてそう聞くヘイヴィアに対してクウェンサーがこう返した。
「ああ、婆さんが教えてくれてな。『ジョウガン使えるんだから車の運転位
簡単に扱えるようにしないと情けないからね。』って言われて猛特訓して
扱えるようになったんだよな。」
『婆さんのあれは地獄だったものな。』
ケイがそう答えるがああなとヘイヴィアはそう言って回りのチェックを
再開しているとある物を見つけてこう言った。
「おいクウェンサー見て見ろよ!あれ!!」
「あれ?・・・方角は??」
「11時の方向!距離200m!!」
「11時・・・北北西だなって200mってレーダーの生体反応出てないぞ!!」
クウェンサーがそう言いながら機械を動かして見たのは・・・・温泉であった。
「温泉って・・・お前何この状況エンジョイしてんだよ!?」
クウェンサーが呆れながらも大声でそう言うとヘイヴィアはこう返した。
「いやさ、ここでマッピングしておいて後でフローレイティアさんに
報告すりゃあ・・・覗きが出来るだろ?」
「・・・・・・」
クウェンサーはそれを聞いてああハイハイとそう言いながら再発進した。
「お前には浪漫がねえのかよ!」
「浪漫よりも任務終わらせてからでも良いだろ!大体オブジェクトも
ジョウガンも使えないのに何で俺出撃なんだよ本当に!!」
クウェンサーは愚痴を漏らしながら周りを見渡すが・・・何もなかった。
するとヘイヴィアがクウェンサーに向けてこう聞いた。
「つうかよ、何でテロリストは南極の無人観測所を狙ったんだ?態々
地対空ミサイルなんて高いミサイル持ってよ?」
そう言うとケイがこう答えた。
『簡単だ、南極には決められた国境どころか何処の国の所有場所とか
そう言うのがないからだ。豊富な鉄資源に漁場、時間を掛ければ地下に都市を
建設してそこに人を住まわすとかが出来る事から国連崩壊以前から色々と
火種が絶えなかったんだ。今主張しているのはこの前我々が政権崩壊を
引き起こしたオセアニア軍事国に《資本企業》の西アメリカセントラルヴァレー、《情報同盟》のチョノス、そして私達の所属する《正統王国》の
南グレートブリテンだが・・・正直な所領有権主張できるのが今の所
《情報同盟》が最有力だ。』
「まあ普通に考えたらそっちが普通だよな。」
南半球だけどなと言っているとクウェンサーがこう呟いた。
「どちらにしても遠いよな本当に。」
近い所ねえジャンと言うとヘイヴィアも確かにと言って途端にやる気
起きねえなと言って・・・
・・・・バン!という音と共に装甲にナニカが当たる音が聞こえた。
「敵兵か!?数は!!」
ヘイヴィアがそう聞くとクウェンサーがこう答えた。
「距離200!敵は8!左右に4人ずついる!?」
「そうかよ!ちゃんと並んでくれるんなら・・・楽勝だぜ。」
ヘイヴィアがそう言って銃座のトリガーに手を添えるとこう呟いた。
「悪いな、手前らに対しちゃあ勝手に人様の家に土足で入り込んだんだ・・・
家賃代として手前らの命貰うぜ!!」
そう言って攻撃すると・・・
・・・・敵兵が当たった瞬間に血霞になって最後には凍って霧と化した。
「うわあ・・・・」
「こいつはまた・・・」
『酷いとしか言えんな。』
ケイがそう言うが向こうからすれば・・・恐怖ものだ、何せ仲間がいきなり
消えたのだから。
「何か慌ててるけどヘイヴィアどうする?」
降伏勧告ださせるかと聞くとヘイヴィアはこう答えた。
「いや・・・これ見た奴が報告したら対策考えられそうだし・・・テロリストに墓なんて贅沢品渡す必要ねえよ。」
他にも待っている人いるんだからなと言って攻撃を再開して・・・
2分後には生体反応が消えたと同時に戦闘が終わり残ったのは敵の凍った
血だけであった。
悪夢だな・・・こいつは。