ヘヴィーな戦場はオブジェクト岳じゃ済まない。   作:caose

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 上陸作戦開始


上陸

「畜生!何で俺がクウェンサーよりも先に最前線なんだよ!?あり得ねえだろ!」

 ヘイヴィアがそう言いながらライフルを持って最新型強襲揚陸戦闘艦

『セレーネ』に搭乗するとフローレイティアが全員に向けて通信した。

 『総員聞こえるな、衛星で確認したが山の周囲には装甲車両等は見当たらない。

この山は鉄鉱山であるため金属反応が多数ある、その為敵が砲撃してきたと同時に『セレーネ』に装備されている多目的ミサイルで大量の重金属煙幕を張り

敵のレーダーを阻害しツつ攻撃場所からベイビーマグナムが攻撃して無力化させる。この戦いで重要なのはいかに早く陸地に辿り着いてベイビーマグナムとジョウガンを戦えるようにさせることが重要だからお前達・・・健闘を祈る。』

 そう言って通信が切れると同時に『シャルマーニュ』の艦首が開かれたと思いきや強襲揚陸戦闘艦が一斉に海に放たれた。

 高速機動で陸地迄距離5キロから僅か1分で到着することが出来る。

 その為通常ならばレーダーが感知した時には既に内部にいるという厄介な程の

高機動型なのだが山から・・・ピカッと光が見えた。

 「光・・・全員伏せやがれ!」

 ヘイヴィアがそう言ったと同時に山から・・・レールガンにおける砲撃が

始まった。

 すると艦艇後部に装備されているミサイルコンテナからミサイルが放たれると

レールガンの弾丸が命中したと同時に重金属煙幕が辺り一帯を覆い始めた。

 この煙幕には特殊な対レーダージャミングが働くことが出来る為敵側から見れば

索敵出来にくいが予め対処されたシステムならばレーダーは使えるのだ。

 するとヘイヴィアの後ろから・・・ドンドンという音と共に山にあった

レールガンが破壊される音が聞こえた。

 そして煙幕を通り過ぎると見たのは・・・至る所で爆炎が上がっている

山であった。

 「イヨッシャー!クウェンサー!!砲台は無力化成功!?さっさと

引きこもってないで出て加勢しろ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『こちらベイビーマグナム、こうげきかんりょう。レールガンのほうげきは

止まったけどまだてきがいるかもしれないからきをつけて』

 「了解、それじゃあ行くかケイ!」

 「無論だ、何時でも動かせれるぞ!!」

 ケイがそう言ったと同時にクウェンサーのジョウガンと共に戦闘機が現れた。

 最新鋭戦闘機『ソードブレイカー』

 見た感じ西洋剣みたいに見えるがこれまでの戦闘機とは違い対オブジェクト用にレーザー感知システムと同時に簡単なAIにおける補正プログラムが

採用されているのだ。

 『こちらカリバー1、進路良好。これより索敵と攻撃を開始する。』

 テイクオフというと同時にジョウガンと共に空へと飛び立った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ケイ、ヘリの方を頼む!俺はジョウガンの射撃補正プログラムを使って

敵砲台がまだあるか調べてみる。」

 「了解だクウェンサー、ヘリは私がちゃんとお前を送ってやるぞ。」

 ケイがそう言うと同時にクウェンサーもターゲットシステムを使って

索敵しているとクウェンサーはシャルルマーニュに向けて通信した。

 「こちらクウェンサー!敵通信車両を特定!!ポイントX56に向けて砲撃!」

 そう言うとクウェンサーはそこに向かってミサイルを使って攻撃すると

その地点が爆発した。

 「よし、他に敵の通信基地は確認できず。揚陸準備良いぜ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「然しまあ派手にやったもんだぜ。」

 『仕方ないって言えばそれが免罪符になるっていう軍人の性は辛いよなあ。』

 クウェンサーがそう言いながらヘリからパージして大型ライフルを装備しながらヘイヴィアに向けてこう聞いた。

 『そう云やあ何だけどイグアスって所属何処だ?資本企業から追われてるし

正統王国じゃないとなると宗教連合か情報同盟?』

 そう言っているとケイがこう答えた。

 「どちらでもないぞクウェンサー、ここは無所属の空白地帯なんだ。」

 「空白地帯?」

 何だそれと聞くとケイがこう続けた。

 「国連崩壊と同時に世界中の国家が崩れて再編されて今の4大勢力になったのは知ってるだろ?」

 「まあな、学校の授業でよく聞くな。」

 「然し中には遅れてしまってどちらにも参加できずになった無政府国家が

幾つも生まれてしまってな、今や裏社会の中継ポイントになったりそれどころか

ド田舎になって暮らす人たちが数多くいる。恐らくデータから見て後者だ、

周りにあるのは・・・民間人の家らしきものを一つ確認した!」

 「ハアア?!逃げてるんじゃねえのかよ!?」

 クウェンサーがそう聞くがケイは衛星データをクウェンサーに見せると

本当だと言って顔面蒼白してシャルルマーニュに報告した。

 「こちらクウェンサー!コーヒー農園に民間人確認!!ヘイヴィア悪いけど」

 『分かってるって!避難誘導してくるぜ!‼』

 頼むぞとクウェンサーがそういうとこう思っていた。

 「・・・ここってあの人たちの家なのかな?」

 「恐らくな、ここが彼らにとって故郷なのだろうが・・・戦争はそれを軽く

吹き飛ばすのだ。やるせないな。」

 ケイの言葉を聞いてクウェンサーもそう思っていた。

 ある日突然に自分が住んでいた家が戦場となるのだ、その時の彼らの思いは・・想像だに出来ない程の苦痛と怒りがあるんだろうなと思っているとヘイヴィアから通信が届いた。

 「どうしたヘイヴィア!何かあった」

 そう言いかけるとヘイヴィアは通信の向こうで・・・笑いながらこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『いやさ、紅茶にお呼ばれしちまって今飲んでる最中なんだ。あ、

後でお土産持ってくるから楽しみにしてろよ。』

 そう言って通信が切れるとクウェンサーは頭を抱えて・・・こう呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「アイツってやっぱ・・・阿保なのか?」

 「恐らくな、こんな所で紅茶を飲めるとは根性が据わってるんだろうな。」

 呆れながら2人は今頃楽しく飲んでいるであろうヘイヴィアを想像して・・・

少しだが苛ついた。




 戦場で優雅に過ごせっる奴って・・・馬鹿かそれとも天才なんだろうな。
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