ヘヴィーな戦場はオブジェクト岳じゃ済まない。 作:caose
あの後クウェンサーは基地に帰投した後ブレイクキャリアーの回収と同時に
エリートの拘束、破壊された基地の跡片付け。
さらに言えばブレイクキャリアーの調査が目白押しでありシャルルマーニュの
整備班は大忙しであると同時にクウェンサーは現在ブレイクキャリアーに対する
報告書で埋め尽くされていた。
「ああもう!あとどんだけあるんだよケイ!!」
『後17枚だな、主だってエリートの護送に伴う警備部隊のとブレイクキャリアーのOS改変に伴う部隊再編に命令違反報告書、まあ後は第52機動整備大隊の無断使用に伴う罰則で今から3週間の謹慎の代わりにヘイヴィアの報告書まで
書かなければいけないというおまけつき。』
「畜生が!今ヘイヴィア何してんのさ!?」
クウェンサーがケイに向けてそう聞くとケイはこう答えた。
『ヘイヴィアなら確か第52機動整備大隊のバイラニー伍長と食事しているぞ。』
「ざけんなあの野郎!女と食事だなんてあいつ一応貴族で
婚約者持ちの癖しやがって何それ浮気って冗談だろ!?」
『いや冗談ではないぞ、そう言えば先ほど聞いた報告だが
ブライトホッパーの操縦者のハルリードのフローレイティアとの
婚約の件についてだがどうやら白紙に戻ってしまったそうだ。』
「婚約・・・そう言えばそんなのを言ってたようだけど何でだ?」
クウェンサーがそう聞くとケイはこう答えた。
『簡単だ、オブジェクトを破壊されただけではなくブレイクキャリアーの鹵獲した功績は第52機動整備大隊の人間が掴んでいるのにあれは自分が指示したのだと
上層部に嘘の報告をしたことがばれて大目玉だ。今の軍部は貴族院とは
切り離されてるからこの事で軍法会議にかけられそうだったのを奴の家の連中が
何とかしようとしていたようだがエドガー総司令は今後も同じことが起きないようにハルリードの全ての権限を剥奪して二等兵からやり直させたんだ。後奴の家も
今やハルリードの問題等で色々と面倒なことになっているようだ。』
「そうか、まあ良いけどそれだけ?」
『いや・・・それだけじゃないんだ。』
「何だよ?何かあったのかケイ?」
クウェンサーがそう聞くとケイは言いづらくだが・・・こう答えた。
『お前・・・カスピトラーノ家から目を付けられて婚約者候補88位に
内定されてるぞ。』
「う・・・・嘘だろーー!!!」
そんでもってフローレイティア自室
「・・・何やってんだあのあほ共は・・・!」
そう言いながら実家からの報告・・・クウェンサーが花婿候補になったことの
報告だが正直な話何でそんな話が出たんだと思っていた。
クウェンサーの活躍は確かに貴族・・・特に軍閥貴族でもある
カスピトラーノ家からすれば喉から手が出るほど欲しい逸材だが
まさか婚約者候補に加わるとは夢にも思わなかった。
恐らくは他の婚約者候補も兵士になろうとするだろうが
クウェンサークラスの活躍など出来るはずがないため文字通りクウェンサーの
独壇場になっているだろう。
そして問題はもう一つ。
それが・・・これ。
「お姫様になんていえば良いのよ・・・。」
ミリンダにどう説明すればいいんだと思うフローレイティアであった。
第5章 二部隊三脚の登山は生命保険が必須
イグアス山岳砲撃戦
次回は最終防衛戦線での戦い。