ヘヴィーな戦場はオブジェクト岳じゃ済まない。 作:caose
〈アクアスケーター〉
嘗ては正統王国を苦しませた信心組織の機体が今情報同盟相手に新たな姿で
正統王国として戦うという奇妙なこの光景に普通ならばあり得ない状況の中
一般回線での周波数を拾った。
「なに・・・いっぱんしゅうはすうで・・・わたしあいてに
なにかきかせるため?」
そう思って拾おうとすると機体から警戒信号が流れた。
「けいかいじょうほう・・・しんがたAIのけいかいがあるっていったい」
そう思いながらミリンダはそう言えばと思って婆さんから機体情報を
思い出していた。
『良いかいお姫様、こいつにはブレイディはにも搭載される戦略特化型AIが
試験的に導入されておる。』
『うん。』
『こ奴はケイのAI技術が使われておる、じゃが未だ戦闘においては
未だ使えるかどうかわからぬからベイビーマグナムのこれ迄の戦闘データを
インプットさせておいたからまあそれなりに戦えるとは思えるがなるだけ今は
使わぬように気を付けるのじゃ。』
『つかわないの?』
『まあ地形データの確認程度ならば使っても問題なかろうが・・・
気を付けるのじゃぞ。』
「いまはまだせんとうじゃないからしんらいしない・・・つうしんせつぞく。」
ミリンダがそう言うと機体から流れる警報が切れて通信が入った。
スピーカーから流れたのは大体10代位の・・・少女らしき声であった。
『おほほ、オセアニア以来になりますわね。〈正統王国〉ぐんの
どろくさいエリートさん。』
「・・・・ごめんねやっぱ切って。」
ミリンダの言葉にAIはすぐさま通信を切断させるが向こうから新たに
別の周波数で呼びかけてくるので畜生とミリンダはあの時聞かなかったことを
後悔しながら通信をしなおすと音声が流れた。
『きょうふにふるえるのもむりはありませんけど、私はやさしくして
さしあげますから安心してくださいなおほほ。もちろんあなたがたのしろはたを
うけいれる心の広さもありますのよ、あなたがいまのっておられる
そのオブジェクトのように。』
おほほ。と笑っているがミリンダは面倒くさいなあと内心そう思いながら
ミリンダはこう答えた。
「あいにくだけどしろはたなんてぜったいにつかわせない、あなたは
ここでぶっこわしてわたしたちのへいりょくにさせてあげる。」
『あらあら、それだと困りましたわね。私としてはしろはたをつかって
もらわないとけいかくどおりのほうしゅうがいただけなくなってしまいますのよ
おほほ。』
「ほうしゅう・・・なにそれ?」
ミリンダがそう聞くと向こうから答えが返ってきた。
『だってそうでしょう?しろはたをつかってもらえば、いきのこった兵士は
ほりょとしてかくほできますわ。となれあばおほほ、あなたのぶたいにいる
あのとのがた・・・クウェンサー=バーボタージュを私の元へh回収し、
スカウトするきかいにめぐまれるってことではありませんの?』
「・・・しね。」
ミリンダの言葉と共に背部のプラズマキャノンが放たれた。
それと同時にコイルガンを放ちながらラッシュ目がけて突撃し始めた。
「ないて死ね・・・このおろかものおんな。」
『おほほ!おほほほほほほほほ!!あのとのがたを手に入れたあかつきには、
くびわといぬみみをつけて、ついでにジョウガンはわがじょうほうどうめいが
ていちょうにかいせきして扱ってさしあげますからごしんぱいなさらず!?
むしろ、そんなどろくさいぶたいにいるよりもしあわせにきまっていますわよねえおほほほほほほほほ!!』
互いに一般回線通信なのにもかかわらずそれをかき乱すかのような
圧倒的爆音と共に互いのオブジェクトが火を噴いた。
「クウェンサー・・・これどうする?」
「え?なんで俺に向けて聞くの?」
「・・・お前この内容の意味分かっているのか?」
ケイがそう聞くとクウェンサーはえ?と聞いてこう続けた。
「お姫様とラッシュのパイロットが言っている男って腕の立つ整備士なんだろ?いやあエリート2人に言い寄られるなんてどんだけ整備関係の特許
貰ってるんだろうなあって思って。」
「じゃあ私も含まれていたのは?」
ケイは恐る恐る聞くとクウェンサーはこう答えた。
「え?お前の場合は解析して量産するためじゃね?だってお前特別だし俺は只の留学生だから関係ないし。」
「・・・駄目だこいつ。」
ケイは溜息付きながらこの通信聞かなければいかないのかなあとアヤメに
通信機で聞いてみるとアヤメはこう答えた。
『どう思う?』
「・・・勝手に勘違いしとれ。」
そんな空気の中ミリンダ達の口喧嘩兼戦闘は続けられていた。
『おほほ!正統王国ぐんのどろくさいエリートはまけいぬらしく、
にげあしだけはとくいなようですわね!!むだなていこうなどさっさとやめて、
大人しくあのとのがたをGカップの私にさしだせば良いものを!!』
『あれはわたしといっしょにいてくれるたいせつなそんざい!アンタみたいに
イレギュラーな形状のオブジェクトはおよびじゃないから今すぐ失せるか死んで
今すぐに!!』
「あの司令官・・・これは」
「聞くな・・・私だってどうしたいのか考えているんだから。」
フローレイティアはそう言いながら頭を抱えるしかなかった。
これは・・・酷い。