ヘヴィーな戦場はオブジェクト岳じゃ済まない。   作:caose

64 / 160
 作戦を説明します。


作戦説明

クウェンサーはあの後コーヒーを飲み直して作戦室に入ろうと中に入るとそこには既に・・・先客がいた。

 「誰だあの人?」

 『ちょっと待て、今今日作戦参加するメンバーを閲覧してみる。』

 ケイがそう言ってデータを閲覧してみる中先客である艶のある長い茶髪の

黒い軍服の眼鏡を掛けた女性が近づくので何だよと思っていると女性は

クウェンサーに近づいてこう聞いた。

 「貴君、君は『クウェンサー=バーポタージュ』かね?」

 そう聞くとクウェンサーはこう返した。

 「ええともしかして・・・貴族何でしょうか?」

 「いや、私は平民出身だよ。そのせいで色々と苦労させられる事もあるがね、

それよりも貴君の様な特務少尉とはいえ民間人・・・然も中立派である君に

参加させるのは気が引けるがこれまでの戦果を総合すれば既に貴君は本国に

帰投の際には2機のオブジェクト鹵獲の功績も相まって既に特務ではなく正式に

中尉として正統王国第37整備大隊機械戦士部隊に配属されることが決定された。

私は督戦隊所属『シャルロット=ズーム』独立特7小隊、階級は中尉。

今回貴君らの作戦に参加する事となった。」

 これからよろしくなと言って手を差しだすとクウェンサーもこちらこそと言って

こう続けた。

 「ですけど何で督戦隊が?」

 「今回の理由はテレビで戦闘の様子を写すかもしれんからという理由で

監視の目的で来たのだ。」

 「ああ・・・ご苦労様です。」

 「・・・そう言ってくれるだけで嬉しいです。」

 座りますかと聞くとクウェンサーは座りますと答えて互いに座ると暫くして・・・何人かが来たのだ。

 ヘイヴィアは分かるが他にも男女が2名ずつ来た。

 褐色でサングラスをかけた男性

 寡黙そうで目元に隈が出来たクウェンサーと同年代の青年

 茶髪でそばかすの少女

 黒髪で小柄な少女

 その面々が出てくるとヘイヴィアがこっち来いと言って何だろうと思っているとヘイヴィアはクウェンサーに向けて耳打ちした。

 「お前何で督戦隊の姉ちゃんと何中良さそうに座ってんの?ねえバカなの!

バカなの!!」

 「何だよいきなりって督戦って何だよ一体!」

 クウェンサーがそう言うとケイがこう答えた。

 『先ほど確認したが督戦隊と言うのは戦場において犯罪していないかとか

捕虜の扱いが協定通りかどうかをチェックするのが督戦隊の仕事なんだ。』

 「けどそれって専用の憲兵隊が」

 『彼らもも考慮してだ、軍の中枢にいる独立機関で各部隊を好きなだけ

督戦出来る権利があって内容によっては『緊急時措置』・・・つまりは

不名誉死亡させる権限を持っているんだ。』

 「ええマジで・・・。」

 「序にいやああの子だけじゃねえ、他にも督戦隊が山ほどいるからな。

特に手前の話によると特7小隊といやあそん中でも厄介な部隊・・・問題児を

監督して既に5部隊が・・・奴らによって滅ぼされてオブジェクトは

本国送りだ。」

 「マジかよ・・・じゃあ俺らも?」

 「多分な・・・だから気を付けとけよ、下手したらお前だって只じゃ

済まねえぞ。」

 ヘイヴィアの言葉にクウェンサーはひぇええと言いながら

『シャルロット=ズーム』を見ていた。

 すると前扉からフローレイティアが現れた。

 「兵士諸君、サンタクロースを待っているわけでもないのにこの糞寒い真夜中にカフェイン摂取任務ご苦労であったな。これより作戦前会議を執り行う。」

 やや硬い声を出すフローレイティアにクウェンサーとヘイヴィアは何時ものあの上から目線は何処行ったんだと思っていた。

 「(あ、何だよあの爆乳?いきなり不自然なリップサービス始めやがって。今更ブリーフィングで緊張するようなタマなのかねえ。)」

 「いやヘイヴィア、会議室右後ろの端。高性能ハンディカメラがある、

多分だけどCS放送の奴だな。)」

 「(面倒臭いなおい!それで柄にもない事言ってやがんのかあの目立ちたがりの上官様はよ!!)」

 「(ミリタリー番組でのプロパガンダの一環何だろうな、

フローレイティアさんの口元見ろよ、ひくついてやがる。)」

 「(まあ確かに・・・むさ苦しいおっさんよりは美人の上官映した方が

華があるからだろ?)」

 どうやら本人はこう言うのに慣れていないというのが丸わかりでありその空気に触発されたのであろう他の兵士たちが色々と質問してきた。

 ・・・恐らくは今ならと他の兵士たちはそう思っているのだろう、不躾

ぎりぎりな質問ばかりしてくるのにそろそろ助け船がいるかなと思って

クウェンサーはこう発言した。

 「質問があります、一応資料には目を通しましたが隊員間でもう一度意思統一を行う事で作戦時の齟齬を無くし尚且つ無用なリスクを回避する一助にしたいと

思います。フローレイティア司令官にはお手数ですが順を追って説明をして

頂けないでしょうか?」

 それを聞くとフローレイティアはふむと言ってこう続けた。

 「ではもう一度言うが今回の任務は信心組織が管理する

カムチャッカ半島東海岸線の軍用炭鉱襲撃作戦だ、この軍用炭鉱はオブジェクトの動力炉である『JPlevelMHD動力炉の燃料として採掘・搬出しているという

情報を諜報部が掴んでいる。ここの撃破は=信心組織軍全体の動きを

少しずつ阻害するという作戦であったが諜報部による工作前に連中は

第2世代オブジェクトを派遣したがために失敗に終わり工作部隊を帰投させようとしたが向こうも・・・我々と同じ様に奴らも新型兵器を投入してきたのだ。」

 これがその映像だと言って映ったのはまず初めは吹雪であろう、

真っ白な世界であったが次に出たのは工作部隊が何かを言っているが吹雪が強くて声が聞き取りにくかった。

 だが暫くして工作部隊が視線を映すと出てきたのは・・・鋼の巨人

 鉄色の大型兵器がゆっくりと歩いてきたのだ。

 そして両腕にアルキャノン砲が出て発砲音が響いて・・・映像が途絶えたのだ。

 それこそ敵であった。




 次回へと続く。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。