ヘヴィーな戦場はオブジェクト岳じゃ済まない。 作:caose
「こいつがAIとはねえ、全くお前さんは問題ごとを持ってきておるねえ
クウェンサー?」
「いやははは・・・どうもすんません。」
クウェンサーはアヤミからの嫌味ごとを聞いて申し訳なさそうに思いながらも
・・・何故か分からないがミリンダと共にジョウガンに向かって行くが
何故ミリンダも共に来ているのかと言うと・・・これである。
「へえ、じゃああなたはわたしのいっていることりかいできるんだ。」
『その通りだ、それだけではなく人間の感情表現から相手の深層心理も
読み取れる事が出来るんだ。今君が思っていることは私に対する興味と同時に
オブジェクト『ベイビーマグナム』の状況と思えるが大丈夫だ!
『ベイビーマグナム』のシステムは先ほど正常値に戻したし序にセンサー部分の
調整と未来予測の補填は終わってるから確認しておいてくれないか?
今なら第2世代オブジェクトの動きに対する具体的予測が出来るはずだが。」
「・・・すごいねあなた・・・ありがとう。」
『どういたしましてだ。』
「・・・後で確認作業しておかないとね。」
アヤミは今の言葉を聞いて頭を悩みながらジョウガンの足元に向かって
上を向くとこう言った。
「成程ねえ、詳しく調べるよアンタたち!」
『ハイ‼』
それを聞いて整備班達が返事すると作業を始めた。
「さてと、先ずは足元なんだがねえ。・・・こいつは凄いね
今まで見たことが無い配線の通し方だよ。」
「え?珍しいんですかこれ?」
クウェンサーはアヤミに向けてそう聞くとアヤミはこう答えた。
「ああ今まで見たことが無い配列パターンだよ、機体を人型にする際に
必ずと言っていい程邪魔するのは配線の通し方だよ。先ず配線の通し方は
人間の筋肉にある血管と同じ様に組み合わせてるから内部にある機構と
干渉しない様に組み立てておる、こいつを設計開発したのは余程の開発者じゃな。
それに腕の各所にはハードポインターがあるからどこに装備を付けたとしても
対応出来やすくやりよう次第じゃあ工作機としても運用できるようじゃな。」
そう言うと今度はコックピットの方にある台座に上ってコックピットまで
移動した。
「ほう、こいつは便利じゃな。態々エレベーターを付けずに
移動できそうじゃな。」
そしてクウェンサーと共に移動したアヤミはコックピットの内装を見て
こう言った。
「また変わったコックピットじゃな、画面が一つもないとなると
どうやって見とるんじゃお前さん。」
そう聞くとクウェンサーはこう答えた。
「あ、はい。中にカメラ付きのバイザーがあってですね、意識を機体にある
電脳空間にインストールした後にそれ経由で見えるようになってるんですよ
俺の視線に同調してですけど。」
「成程のう、取り入れれば電脳空間における活用が一層進歩しそうじゃな。
それじゃあ胴体の胸の部分を調査するぞ。」
アヤミはそう言ってコックピットから降りて胸部の確認をしようとするとケイがこう言った。
『そこは私が開けるから下がってくれ。』
それを聞いて全員を胸から下げさせるとジョウガンの胸部ががゴンと
開いたのだ。
そして内部を確認して・・・アヤミは目を丸くしてこう言った。
「何じゃこの・・・膨大なエネルギー機関は!!」
そう言って見えたのは恐らく心臓部分であろう胸部から出てきた・・・
蒼白く輝くコアがそこにあった。
そしてさらに数時間後の日没の整備基地のベースゾーンの敷地内にある一角。
そこは四方をブロック状の施設で囲まれた運が良い事に最も冬風が
流れない場所であった事からヘイヴィアが手に入れた
鹿でバーベキューをすると言う事でフローレイティアとクウェンサー、
ヘイヴィア、そして何故かフローレイティアがそこで焚火の上にある鉄板で良く焼けた鹿肉を食する手前にアヤミの報告を聞いて驚いたような口調でこう言った。
「見たことが無いエネルギーとその循環システム!?」
「ああ、調べてみたがあれを動かしておるエネルギーの
循環システムもさることながらじゃがエネルギーそのものが異様じゃ。簡単に
調べただけで詳しい事は分からぬが恐らく未知の物質を使用しておると言う事が
分かった。」
「未知の物質・・・解析は出来そうか?」
「さっきも言ったが専門機関に問い合わせなけりゃあ分からん、
あれを造った施設で調査すればもしかしたらな。」
「・・・分かった、明日朝一にクウェンサーと整備兵と警備兵連れて
その開発した場所に向かわせる。ジョウガンの方は正統王国にある
技術研究所に送って直ぐに調査させる、それと『ケイ』だったか・・・
あそこ迄精巧に人間の様に喋れるAIはそうはないぞ。『情報同盟』で開発されたジュリアですらあそこ迄は無い。」
「坊主の話じゃとそこには遺体があった様じゃ、検査すれば分かると思うぞ?」
「・・・分かった、医療スタッフも連れていけ。全く面倒事増やしやがって。」
フローレイティアはそう言いながらあった頭を掻いていると・・・ヘイヴィアがこう言った。
「鹿焼けましたよ~~!!」
それを聞いて後は明日考えるかと言って2人は鹿を食しに行ったが
その明日が・・・確実に来れると言う保証など何処にもなかったんだと
次の日に全員知った。
戦場では「明日又」等と言う言葉は出すべきではないからだ・・・
・・・それを言ったと言う事はフラグなのだから。
次回はあれです。