ヘヴィーな戦場はオブジェクト岳じゃ済まない。   作:caose

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 ようこそ・・・本当の悪夢へ。


地獄

その日は吹雪で・・・悪夢の様な時間だった。

 「敵オブジェクト!急速接近!!」

 レーダー班の男性の言葉と同時に戦闘態勢になった。

 「第Ⅰ種戦闘態勢、『ベイビーマグナム』を発進させろ。」

 「来やがった!」

 フローレイティアの言葉にヘイヴィアはレーダーに映った

オブジェクトの反応を見てそう呟いた。

 それは大変愉快で・・・絶望を呼び起こす時間だった。

 「本番だよ坊やたち!さっさと出撃させな!!」

 アヤミの大声に整備班は大慌てで準備する中でこう呟いた。

 「全く、レーダーシステムの調整が終わったと思ったら出撃とはね。」

 そう言いながら発進準備するベイビーマグナムを見ていた。

 「システムコンタクト、ループシークエンスきどう。」

 ミリンダがそう言いながら画面と立体映像システムが起動してベイビーマグナムの最終チェックが行われた。

 「セルフチェックかいし。」

 『ベイビーマグナムシステム起動』

 「どうりょくろ、かくぶきおよびスラスターにじゅんかんかいし。システムオールグリーン、『ベイビーマグナム』、『ミリンダ=ブランディーニ』

はっしんします。」

 信心組織と呼ばれる4大勢力の一角が造り出したオブジェクトは映像から

確認した際にその特徴的な脚部からフローレイティアはそれをこう呼んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 『ウオーター・スライダー』・・・アメンボと呼んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして戦闘が始まると『ウオーター・スライダー』はその名の通り

長い4本の足をまるでスケートリンクで移動するかのように

ベイビーマグナムの後部に装備されている7問の巨大な大砲の攻撃をするりと

避けるとお返しと言わんばかりに副砲と上部に装備されている

大型大砲を使って応戦したがベイビーマグナムはまるで相手の動きを

逆読みするかのように攻撃をしていた。

 「(やっぱりだ!まえよりもよそくがはやくなっておいついてる!!)」

 ケイがコックピットを弄った際に予測システムの反応速度を速めたことで

今までよりも速い計算で対応出来るようになったのだ。

 そしてその儘応酬が続く中でオブジェクトとの戦いはポジション争奪戦に

移行した。

 主砲は装甲を打ち抜くほど強いがために効率よく破壊できる

場所争いになるのだ。

 「じょうほうだとふつうだったらましょうめんだけどあいてのそくどを

せいかくにわりだしてるからつぎにくるのは・・・はいご!」

 そう言ってベイビーマグナムは主砲を背後に向けて構えた瞬間に

『ウオーター・スライダー』が飛び出てきて・・・それと同時に放った。

 「!!」

 そしてベイビーマグナムも同じように攻撃して勝ったのは・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・『ウオーター・スライダー』だった。

 『ウオーター・スライダー』は第二世代・・・特化型。

 マルチロールで第一世代にベイビーマグナムとは比べ物にならない程の

出力と同時に・・・その環境にいる時絶大な力を発揮する事が出来る事により

最も・・・無敵に近くなるのだ。

 「ベイビーマグナム推進システム損傷!されど軽微!!出力6%減!?」

 「第弐射来ます!!」

 レーダー班の悲鳴に似た報告が基地全体に響いた瞬間に

『ウオーター・スライダー』は攻撃したがそれをベイビーマグナムは

右半分を焦げ付くほどの攻撃が襲い掛かって幾つかスパークし始めた。

 そして暫く経ってベイビーマグナムは・・・爆発した。

 これで終わったと思っていたが・・・それは幻だ、ここからが・・・

現実なのだとクウェンサーは気づいてしまった。

 『クウェンサー!直ぐ逃げろ!!ここに居たらやられるぞ!?』

 「ケイ!どう言う事だよそれって!!」

 『奴の目的はオブジェクトだけじゃない・・・この整備基地の

整備システムも対象にされるかもしれないんだ!!』

 「はあ!?どう言う事だよそれって」

 「何やってるんだい小僧!速く逃げる用意しとけ!!

さっき白旗上げる準備をすると基地から報告が上がったよ!!」

 アヤミがそう言うとケイはアヤミに向けてこう言った。

 『アヤミさん!直ぐにトラックで皆をこの整備場から遠くに逃がすんだ!‼』

 「・・・どういう意味だい?」

 『ココはオブジェクトの整備場!もし敵がここに予備の機体があると

仮定してそれを実行するとしたら!‼』

 「!!・・・小僧!直ぐにジョウガンに乗ってアタシらが乗っているトラックを持ってここから離れるんだよ!!」

 今すぐだと言うとええととクウェンサーが慌てているとアヤミは

クウェンサーの頭を掴んで顔を近づけさせてこう言った。

 「速く!」

 「はははははハイーー!!」

 それを聞いて慌ててクウェンサーはジョウガンに搭乗して起動させると

既に乗っているアヤミ達を担いで基地から出ると外は・・・地獄であった。

 「くそ!無人機を全部出せ!!UAVを飛ばしてオブジェクトの注意を

引くんだよ!?」

 「逃走ルートの確保を最優先に!オブジェクトが通り抜けれないような

細い山道を探すんだ!!」

 「チャフやフレアのストックをありったけ出せ!戦う事は出来なくても

何とかロックを外すことが出来れば!!」

 そう言っているがケイがこう言った。

 『無理だ、あのオブジェクトは恐らく静電気で移動する手合い。

今すぐ準備したとしても間に合わない。』

 「じゃあどうするんだ!?」

 クウェンサーは叫ぶかのようにそう聞いた瞬間に・・・

『ウオーター・スライダー』がひょこっと現れるのを見た瞬間に

ケイが全員に向けてこう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『みんな逃げろ!基地車両を棄てて走れーー!!』

 そう言った瞬間に『ウオーター・スライダー』の前副砲が火を噴いて・・・

全ての命が雪と共に消え去った。




 そしてその後。
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