ヘヴィーな戦場はオブジェクト岳じゃ済まない。 作:caose
『じゃがそうなるとトリアイナをコントロールするためにはOSから見破らなければいけないんじゃが・・・お前さん心当たりはあるのかい?』
アヤミが通信機越しでそう聞くとクウェンサーは其れはと言って・・・
こう答えた。
「第一防衛ライン。」
『「「「「「!?」」」」」』
「あそこなら何機か破壊されてますからそっからデータを抽出すれば
もしかしたら。」
『成程のう、確かに破壊された機体からデータを抽出すれば若しくはじゃが・・・そこからは結構離れとる。どうやって向かうのじゃ?』
ジョウガンでは怪しまれそうじゃぞと聞くとクウェンサーは・・・こう答えた。
「先ずは車で急行します、なければバイクで向こうに行きます。」
『自殺行為じゃ!武器もろくに扱えんお前さんが言ったところで無駄死にが
良いところじゃわい!!』
何言っとるんじゃいと言っていると・・・アヤミがこう言った。
『パワードスーツ一つ持っていけ、扱い方は既に覚えとるじゃろ?』
「良いんですか婆さん!」
『当たり前じゃい、儂らはお前さんが命かけるんじゃから担保としては
丁度じゃわい。』
アヤミがそう言うと隣にいるシャルロットがこう聞いた。
「アヤミ整備長、今この部隊には幾つのパワードスーツがあるのでしょうか?」
「シャルロットさん!?」
『今この部隊には補給分と予備含めて後は・・・5機残っとる、
パワードスーツ乗せれるトラックもあるからそれで行け。』
「ちょちょちょちょちょっと待てよ婆さん!俺一人で」
『アンタ馬鹿かね!お前さんの命一つで全部が済むわけじゃないんじゃから
さっさと部隊まとめて速よ行け!!』
アヤミが大声でそう言って電話を切ると・・・クウェンサーはシャルロット
目がけてこう言った。
「何でそんなこと言うんだよ!俺一人で」
「駄目です、貴方は私達の隊長なのです。何かあったら困りますしそれに・・・私達は貴方の部下なんですから少しは信頼してください。」
シャルロットがそう言うと・・・ヘイヴィアがこう続けた。
「お前さ、俺らの事どう思ってんのか知らねえが・・・ちょっとは信じて
頼れよ?仲間なんだぜ!」
その言葉を聞いてクウェンサーは少し顔を俯かせるとケイがこう言った。
『クウェンサー信じろ皆を、我々はそう簡単に負けん!』
「ケイ・・・分かった・・・皆協力してくれ!この戦いに勝利するために必要な事なんだ!」
「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」」」」
クウェンサーの言葉に全員が雄たけびを上げて答えた。
「しっかし酷いもんだな、そこらかしこに仲間の・・・遺体が入った機体に
近づかなきゃいけねえな。」
ヘイヴィアはそう言いながらブレイディハウンドとその周りにアルトリアイナと敵部隊の兵器の残骸がそこらかしこと放置されていた。
「どうだクウェンサー!何か分かりそうかあ?」
ヘイヴィアがそう聞くとクウェンサーは・・・こう答えた。
「・・・変だな。」
「?」
「データを抽出しようとしてもそのデータが・・・抜き取られてるんだ。」
「はあ?そんな事あり得んのかよ??だってデータを抜き取るって
遠隔からか?!」
「いやそうじゃない!こいつは如何やら・・・外から直接・・・
コネクタからか!!」
クウェンサーがそう言うとケイがこう続けた。
『如何やらその様だな、外部から直接繋がっていたようだがその時間は
今から・・・4分前だ。』
「となると・・・敵はまだ近くにいる!」
クウェンサーがそう言ったと同時に・・・見回っていたクックマンと
ウエスティとシャルロットがパワードスーツ越しでこう言った。
「敵がいたぜ!装甲車で然も5人・・・だけどな。」
「うん・・・何あれ仮装大賞?」
「メイド・・・ですね。」
シャルロットの言葉を聞いて全員が頷いた。
装甲車の周りにいたのは・・・クラシックで本業みたいなメイド服を着た
女性達が現れると・・・猫耳付けた女性が手を上げて出てきたのだ。
周りには携行型対戦車ミサイルや中距離型狙撃用ライフルを持っている
女性達がいたがパワードスーツにはバズーカ砲やガトリング砲を装備していたりと重装備であると同時にパワードスーツ相手には元手が無いと考えたのであろう
投降するように出てくると・・・リーダー格の女性がこう聞いた。
「これはこれは正統王国の皆々様方、私たちは資本企業のPMC
『戦場お掃除サービス』でございますわ。」
「資本企業って・・・まさかアンタラか?トリアイナのOS盗んでたのは?」
「その通りですわ、何分今このご時世他国の起動兵器の情報を
手に入れるがために資本企業ではどこもかしこもスパイ活動紛いをしておりましてですが大変でしたわ私たちは。」
「大変・・・だと?」
何がだとヘイヴィアがそう聞くと・・・女性はこう答えた。
「貴方方がアラスカ一帯を手に入れたせいでこちらは
帰りづらくなってしまったので・・・私たちを雇う気はありませんか!?
今でしたら先ほど手に入れたトリアイナとか言う機体のデータとそちらの機体のデータを見せるし返しますからどうかどうかどう!!私たちをアラスカから出して~~~~!!」
最終的に泣きを入れる彼女を見てクウェンサーは・・・こう呟いた。
「俺らよりも少し年上の人達がこれって・・・恥ずかしくないのかなあ?」
『生き恥晒すが役に立つものなのかもなこの状況。』
生き恥は役に立つときがある。