ヘヴィーな戦場はオブジェクト岳じゃ済まない。   作:caose

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  今その決意を見せよ


決意

『み・・・皆、大丈夫か?』

 ケイがそう聞くとクウェンサーがこう答えた。

 「ああ・・・如何やらな。」

 そう言ってクウェンサーは・・・ジョウガンの背面部に搭載されている

大型サブアームを盾として使ってあの副砲の攻撃を凌いだのだ。

 更に言えばあのサブアームとジョウガンの後ろに近くにいた兵士達と

アヤミ達は難を逃れたが他の兵士達は全員・・・焦げたひき肉みたいに

なっていた。

 弾丸が素早かったのであろう、焼き焦げた匂いが充満していた。

 「これは酷いね・・・。」

 アヤミは鼻を布で抑えながらそう言うとヘイヴィアがこう言った。

 「ともかく逃げるぞ、あのオブジェクト俺達を殺したって思っている

今なら逃げ切れるんじゃねえか?」

 ヘイヴィアが全員に向けて顔を青くしてそう言うとオブジェクトが

どこかへと・・去って行くのが見えた。

 「何で攻撃しないんだ?」

 クウェンサーがそう言うとケイがこう答えた。

 『恐らくだが奴はこの信号に反応したんだろ・・・救助信号だ。』

 そう言って紅い点を見ると・・・アヤミがこう答えた。

 「恐らくはお姫様じゃロウな、儂らが逃げ切るように時間稼ぎの為にこの様な

見え透いた策を講じたのじゃ。」

 「そんな・・・。」

 クウェンサーがそう言って目を大きく開けていると・・・フローレイティアが

全員に向けて通信してきた。

 『生存者は全員撤退行動をとれ!上層部に伝える公式理由は

こっちで用意してやるから速く逃げろ!!山を一つ越えれば

大きな谷があるからね。逃走手段は吊り橋だけだ!?渡ってしまえば

オブジェクトから逃げ切る事が出来る!谷の向こう側から

砲撃されるかもしれないが針葉樹の森の中に散開すれば何とか』

 

 

 

 

 

 

 

 『無理だろうな。』

 「『!?』」

 それを聞いて全員何故と思っていると・・・ケイはこう続けた。

 『今計測したのだが今ここで残っているのは全兵士の35%が死亡した、

更に加えてこの基地の全兵器を向こうが同じ様に持っていると仮定して

その吊り橋迄行ったとして更に27%が消失。そして吊り橋に来たとしても

オブジェクトがそこに着けば最終的に喪失するのは・・・全戦力の87%が

喪失する。』

 「8・・・7%が戦死かよ。」

 それを聞いて全員が顔面蒼白していた、今逃げたとしても生き残れる確率が

約十分の一を失うと言う計算だ。

 この中でそうなるとすれば逃げたところでと・・・半ば諦めじみた雰囲気が

漂う中でケイがこう言った。

 『だが・・・それを現在いる全員が生き残れる可能性が一つだけある。』

 「『!‼』」

 それを聞いて全員がもう一度目を大きく見開くが今度は違った。

 僅かであるが希望が見出したのだ、どうするんだと思っている中でヘイヴィアがこう聞いた。

 「どうすりゃあいいんだ!教えてくれケイ!!どうすりゃあいいんだ!?」

 そう聞くとケイは重い口を開いてこう答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『オブジェクトを破壊する事だ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ふざけんじゃねえぞこのクソAI!オブジェクトを破壊するだ!?

どういう根拠があってそう言えるんだ!!!無理だろ不可能だ!?」

 ヘイヴィアがそう言って抗議した、相手はオブジェクト。

 これ迄この10年間誰も出来なかったそれが出来るなど無理だろと全員が

そう思っていると・・・ケイはこう続けた。

 『何故そう言い切れる?オブジェクトが破壊できないと

誰が断言しているんだ?』

 「世界中で分かり切っている常識だろ!オブジェクトは倒せないし

壊せねえんだよ!!良いかよく聞け!?オブジェクトの装甲は何重にもなっていてその硬さは核弾頭でぶっ壊したとしても表向きでしか壊せない上に

あんな巨体だぞ!無理だ無理だ絶対に無理だ!!」

 ヘイヴィアがそう言って俺は逃げるぞと言っていると・・・クウェンサーが

こう言った。

 『いや、無理じゃないだろうな。』

 「はあ!何言ってるんだ!!オブジェクトは壊せねえって言ってるだろうが!?お前整備士だろうが!少しは現実って奴をだな」

 

 

 

 

 

 

 

 『お姫様は戦っていたぞ!』

 「『!‼』」

 それを聞いて今度は全員がうぐと気まずくしていた、オブジェクトに

乗れるからと言って未だ14歳の女の子だ。

 その彼女が全員を守ろうとして時間稼ぎも兼ねて救難信号を発したのだ、そして自分たちは戦えないからと言って逃げる臆病者なのかと言われている様にも

思える中でならばどうするんだと思っているとケイはこう続けた。

 『だが武器は無いから戦うにしても今出来る事と言えばサブアームの

ヒートクローで引っ搔くか内部にあるクラックワイヤーでオブジェクトの

コントロールを奪うかだな。』

 「・・・クラック?」

 クウェンサーがそれを聞いて使えるかなと思っているとヘイヴィアが

こう言った。

 「そんだけじゃ無理だろって言うかクラックするって言っても

直接オブジェクトに近づくしか方法ねえじゃんかって

せめてライフルがあればな。」

 そう言っているがクウェンサーがこう返した。

 「其れでもないよりかはマシだ!さあてと・・・行くぜケイ!お姫様助けて・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・『オブジェクトをぶっ潰す』ぞ!!」

 『!!』

 その言葉と同時にケイの記憶データに・・・ある情報が出てきたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「良いかケイ、お前がオブジェクトを倒すと言うパイロットの強い意志でとある場所が提示される。そしてそこでお前だけの力を持って挑むんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 巨人を討ち果たすことができる悪魔の力を持って世界を変革してくれ。」

 

 

 

 

 

 

 マスター・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 座標位置公開

 機体システム戦闘モード

 リアクターシステム完全起動

 基地内にある全ての武装システム干渉開始

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 オペレーション『ガリバーイート』開始




 いざ助けるがために
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