ヘヴィーな戦場はオブジェクト岳じゃ済まない。 作:caose
「『信心組織』枢機卿『ロイベルツ・オールドニック』、
こいつがターゲットですかって言うか我々は殺し屋ではないんだがな。」
フローレイティアは無意識であろう不機嫌な声色をし乍ら音声チャットから流れる大方正統王国本国の政治家であろう人間に対してこう続けた。
「我々と貴方方とは先のフライド評議員の一件で軍と政治屋の間では互いに
不干渉である事を前提としているはずなんだが?」
『その通りなんだが何せ今回の一件は〈信心組織〉だけではなく十字教に
入ってある全ての人間がオブジェクト毎向こうに行きかねない、その為他の
宗教勢力における戦争が多発しかねん。そうなれば歴史上類を見ない宗教戦争に
発展しかねない。其の為ギリシャ系勢力との内戦で弱体化している今が好機だと
見ている、だがこの戦いで5千人・・・これはその戦闘で死んだ〈安全国〉・・・
いや、この場合は傭兵部隊が各企業で製造されたMAIles擬きを使っている。
そして其の儘奴と合流した2万3千人の歩兵と40機も超える起動兵器がいる以上
最も戦果を挙げている君たちに協力をしてほしい、既に〈信心組織〉側からも
MAIles擬きを扱う特殊部隊を送ったらしく一両日中に合流する
手はずとなっている。」
「・・・既に我々を巻き込む気満々なのですね?この事は総司令部に」
『無論覚悟の上だ、私はこれを最後に辞職する旨を女王陛下に伝えてある。
だからこそ言おう・・・後を頼みますフローレイティア大佐。』
そう言って通信を切るとフローレイティアは頭を抱えながらこう呟いた。
「全く・・・厄介な事を押し付けられたものだ。」
「それにしても今度は『信心組織』の一部隊と合同での戦闘になっちまうとは
全く戦場って言うのは何があるのか分からねえもんだな。」
クックマンがそう言って『ブレイディハウンド』の整備をしていると
ウエスティがこう続けた。
「然もそいつ私達がいたオセアニアに行こうとしていたんでしょ?
何で来なかったの??」
そう聞くとミョンリがこう続けた。
「私達がいるともなると真正面から戦えば他の勢力も来ますしね、
それを恐れたと思いますよ?」
「そして慌てたロイベルツ=オールドニックは其の儘海上を北上した。」
チャールズはそう言って締めくくるとクウェンサーがこう言った。
「飛行機を使わなかったのは恐らく対空レーザーを恐れたんだろうが
どっちにしたってたどる道は同じだ、オブジェクトは海上を時速500㌔以上で
行動するからチャーター船だろうが高速の水中翼船だろうが逃げ切る事は
不可能だろうさ。」
「ところでクウェンサー、ひとついい?」
「?どうしたんだお姫様?」
クウェンサーはミリンダに向けてそう聞くとミリンダはある場所に向けて
指さしてこう言った。
「・・・・何でヘイヴィアはかべ1めんにのろいのことばをびっしりと
かいているの?」
「いや?俺も何がなんなのやら?」
「分からん!言わせねえからな!!」
ヘイヴィアがそう言ってクウェンサーに掴みかかろうとするとシャルロットが
ヘイヴィアの両肩を背後から掴んで止めるもヘイヴィアはそれでも
止めるなよ~~と泣きながらこう続けた。
「話は全部ミョンリやチャールズ!ウエスチィ!!クックマンから
裏は取ってるんだ!?何だよ巨乳ミニスカサンタ!然もそれだけじゃなくて
情報同盟の爆乳士官に挟まれただ!!ざけんじゃねえぞおい!?この世は
不公平かよ!」
そう言うのを聞いてクウェンサーは思い出していると・・・シャルロットは
顔を赤くして何やら口ごもっているがクウェンサーはアハハと言って・・・
こう続けた。
「・・・あれはあれで一つの地獄だったな。」
「何だよその贅沢な悩みは!お前パンが無ければお菓子を食べれば
良いじゃないですかって奴なのか!!曲者だー!?裏切り者だー!
出会え出会え討ち取れー!!」
ヘイヴィアがそう言うが如何やら根本的な虚しさに
気づいてしまったのだろう・・・テンションが3分の1まで減っていくのを感じて俯きながら体を床に押し付けるかのように落ち込むとこう続けた。
「正直さ・・・今回の俺ってヒーローだって思ったんだぜ?完璧に
輝いていたって自負していたし整備兵狙いの巡航ミサイルを止めて英雄だって
思ってて・・・何だよこの配役!美少女が一人もいねえよ!!いたのは
ロイスって言う中年オヤジだぜ!?おいこの配役ミス皆はどう思うよ!」
そう言っていると通信機から電子音が鳴った。
全員が何だと思っているとケイがこう言った。
『皆、作戦内容に一つ厄介なのが加わった。ソロモン方面海域を北上して
追跡しているターゲットのルート進行上に資本企業のオブジェクト
〈デープオプティカル〉が妨害するような形で来ている、我々MAIles部隊は
信心組織の部隊と共にオールドニックを、ミリンダは敵オブジェクトを
相手取って貰うという形となった。』
「成程な、だったらやるのは一つ・・・ぶっ飛ばすことだな。」
クウェンサーがそう言うと全員が頷いた、ソロモン方面に目を向けて。
次回は婆さん達サイド