ヘヴィーな戦場はオブジェクト岳じゃ済まない。   作:caose

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 傭兵少女開始。


死と硝煙の祭典
テクノピック


テクノピック、嘗てはオリンピックがあったのを国連崩壊と4大勢力の

構築によって新たに生まれ変わったのがこのテクノピックであるが

このテクノピックは・・・普通ではないのだ。

 このテクノピックに於いて重要なのは2つ、先ずは勝利。

 そして・・・使われている・・・技術である。

 各国は選手ではなくその選手が使うウエアやシューズの性能や薬物の強さで

決まるようになってしまい各国の技術のお披露目会と化してしまったのだ。

 そしてこの大会には兵器開発会社も観覧に来ている中である一人の男が

アロハシャツ姿で来ていた。

 男の名は・・・『鈴城・海燕』、資本企業の軍人である彼が

何故ここにいるのかと言うと・・・これが理由である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「それでだが連中の配置はどん位できてるんだ?」

 海燕がそう聞くと隣にいる利発そうな若者がこう答えた。

 「現在80%が配置完了で来ていると言う予想で行動しています、

各部隊は何時でも迎撃準備が整っています。」

 「・・・例のあれは?」

 「例のあれは現在最終チェックを終えています、もし空中戦になったとしても例の追加兵装で対応可能です。」

 「そうか、俺達の作戦は第二段階に入った。もう後戻りできねえ、

正統王国のあのガキが起こしたこの嵐に乗らなきゃあ俺達に・・・いや・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・世界に未来はねえんだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ピンポンパンポーン

 お馴染みの電子音が選手控室に鳴り響いた。

 『シュートアスロン一日目、入場迄後30分を切りました。出場選手は

準備を済ませて待機して下さい、繰り返します。』

 柔らかい女性の言葉に一人の少女が溜息付いていた。

 少女の名前は『マリーヂィ=ホワイトウイッチ』

 金色の長髪、白い肌の12歳の少女、来ているのはアスリートの・・・

服ではなく首の下から足のつま先までぴっちりと覆っている黒と黄色の・・・

まるでスズメバチみたいな様相のパイロットスーツみたいな服で体中には

各種スポンサーの社名がプリントされていた。

 彼女が着ているのはアスリート用の競技ユニフォームではなく

航空PMCのフライトジャケットである。

 「・・・ふざけてんのかこの格好?前々から思ってたけど

パフォーマンス用の衣装となんら変わらねえじゃねえか騙されてるぜあたし。」

 「まあ空軍様にデザインされていますし墜落時以外に迷彩に

気に掛ける必要がないじゃない?」

 涼しい声でそう答えたのは携帯端末を手にした女性・・・

『アリシア=スラピージョーズ』、広告代理店が寄越してきた国際競技広報部門のマネージャーであるが只のマネージャーではない。

 ・・・戦えるマネージャーである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「なあさ、これって落ちる位なら死ねって言いてえのか?」

 「知らないわよ、私は軍とは関係ありませんしメンタル調整したけりゃあ

スポーツカウンセラーか別料金払いなさい。」

 「流石は資本企業の軍人さんだな。」

 「正確に言えば資本企業の広報部門ヨ。」

 『マリーディ』はちぃっと舌打ちすると『アリシア』はこう続けた。

 「シュートアスロンは射撃系に属する協議の一つで貴方にはスポンサーである『クリアスナイプ社』の新型ライフルを使っていただきこの協議で好成績を

叩きだしてもらいます。」

 「これってようはトライアスロンの射撃版だろ?走りながら撃って泳ぎながら撃って自転車に乗って撃っての三拍子で日をまたぐから面倒臭い。」

 『マリーディ』はぶつくさ言いながらそう言うと『アリシア』はこう説明した。

 「一日目は25㌔走行、その過程で三回の遠距離狙撃。ターゲットは

フライングディスクと人型の的、スコアは全日程の平均値によって

弾き出されますので油断すると痛い目見て後悔するので気を付けるように。」

 『アリシア』の言葉に『マリーディ』は鼻で笑ってこう続けた。

 「は、態々軍人の。それもオブジェクトの使用が認められない『泥沼の戦闘』が続いている『北欧禁猟区』から私を呼び寄せたんだ、つまりはそう言う事。平和なアスリートで大人げなく立ち向かえって言いてえのかよ?」

 そう言ってへらっと笑うが『アリシア』はあらと言ってこう続けた。

 「その『北欧禁猟区』で最近正統王国が開発した新型起動兵器で戦場が

一変しているって聞いたけど?」

 そう言うとちぃいと『マリーディ』は舌打ちするとこう続けた。

 「ああそうだよ、最近の禁猟区じゃあ信心組織は両手にキャノン砲を持っているロボットに正統王国じゃあ二足歩行兵器が空から落ちてくるしついこの間あたしの仲間が情報同盟がドラム缶みてえなロボットが現れて今じゃあ戦場は

あいつらの有無で様変わり。オブジェクトが無い事から血の気の多い軍人が

闊歩していたあそこも血とオイルと兵器の残骸が更に巨大になったんだ。」

 糞と言ってこう続けた。

 「資本企業の造り始めてはいるが大体が大会社であたし等みたいな

中堅PMCは吸収されるだけ、此の儘じゃあ商売あがったりだ。」

 そう言うとさてとと言ってこう続けた。

 「獲物を寄こしな、調整して今出ている奴らに思い知らせてやる・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ・・・・・手前ら餓鬼どもがいる場所が遊び場だって事をあいつらの魂に

刻ませてやる。」




 次回はアスリート兵について。
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