ヘヴィーな戦場はオブジェクト岳じゃ済まない。   作:caose

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 シュートアスロンの始まり始まり。


シュートアスロン開始

 『開始まであと1分です、選手は全員所定の位置に着いてください。』

 アナウンスの声を聴いてマリーディ達は所定の位置に着くと耳元にアル小型通信機から

ステイシーの声が聞こえた。

 『ねえさ、余裕があってからで良いんだけどさ。〈エリエ=グリーンハット〉のサイン貰って来てくれないかしら?プレミア付きそうなのよ。』

 「ミーハーだなアンタ、そう言うのは自分でしてこい。競技専門の薬剤師だったら楽勝で手に入るんじゃねえか?」

 『何かね、自分なりに目的を作ると仕事のやりがいが爆上がりしてね。

コレクター系とかって分かりやすくて良いじゃない売れそうよ!』

 『だったらうちの主力選手貰ってるよなおい!まだだったら今頃ふくれっ面だぞ!?』

 「知るか、あたしは依頼でここにいるんだから・・・金出し渋るなよな。」

 『お宅がちゃんと仕事果たしたらな。』

 護衛の言葉を聞いてけっと舌打ち鳴らすと同時に・・・号砲が鳴った。

 大勢が一斉に走り出す中マリーディは一定のリズムで走る中アリシアの通信が届いた。

 『この試合はスポンサー様も見ていますので先頭グループを目指してください。』

 「射撃ポイントのノルマだけじゃなかったのかよ!」

 中途依頼程ムカつくものはねえぞと言いながら自分のペースを守っていた。

 この試合での肝はどれだけ持久力を温存できるかと自分のペースを守り切れるかにあると思っているのだ。

 周囲の雑音を気にしながら走ると最悪途中でへばって戦闘機乗りである自分からすれば

其の儘撃ち落とされて蜂の巣コースである。

 『周りは胸がタユンタユンしていて集中しづらいの?』

 「ふざけた事言ってるとこの通信ぶちぎるぞ。」

 『下世話かもしれませんがそうした要因もまたカメラの注目を集めることにも

利用できますし単純な成績の他にもドラマを作る事を提案しているのです。』

 「態と苦しんだふりだ?一流の兵士やアスリート兵からすりゃあ嘘事だって

見抜かれちまうぞ??嘘は信用を失っちまって傭兵としての仕事が激減しちまって

おまんまがくいっぱぐれちまうよ。」

 『ここはテクノピックです、放送局一つに付き10秒間放映=広告効果3万ドルが

発生されます。更に順位が一つ上がる度に更に1,3倍、つまりは10秒間放映=広告効果3万9千ドルが付与されます。貴方の報酬もその内0,8パーセントです、報酬の為に

頑張ってください。』

 「はいはい頑張りますよ・・・っと!」

 マリーディはそう言いながら最初の狙撃ポイントに辿り着いたのだ。

 スタート地点から7キロ、アスファルトの上には数十メートルほどの絨毯が

敷き詰められており直角となる方向200m先には人形がターゲットとして

並べられていたがその人形の下側には金属製のレールが敷かれていてランダムに

移動している様な感じに見えるがマリーディからすればはんと鼻息荒して雑魚だなあと

感じながら他の選手たちは雑魚寝の様な態勢で銃を構えている中マリーディ・・・

立ったままセミオートで立て続けに発砲した。

 マリーディの放った弾丸は全弾人形の頭と胸に全て一発ずつ撃ち込んだ。

 「お疲れさん。」

 マリーディはそう言って給水所のドリンクを取る事もなく走って行った。

 するとアリシアが通信してきた。

 『今のは中々の集客率ですが先ほどの狙撃はスポンサー様の新型ライフルの性能なのかマリーディ、貴方個人の技量なのか分からないので分を弁えて出しゃばらないように

お願いいたします。』

 「国際競技のトップに躍り出た選手に対してその言葉はねえだろう・・・!」

 マリーディは内心毒づきながらもマイペースに走って行った。

 マイペースに走り為後ろにいる選手たちはマリーディに対して追いかけ追い越す勢いで走ってくるのでマリーディはバカだなと思いながら走っていた。

 「(意外とバカが多くて助かるぜ、所詮はアスリート兵として強化された

筋肉マニア共か。」

 そう言いながら其の儘マイペースに走って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一日目の順位は4位

 オリンピック時代の名残からか上位入賞者3人には3つのメダルが授けられたのだ。

 そんな中マリーディは空を見上げているとアリシアが来てこう言った。

 「大言言った割にはトップグループは逃しましたね、スポンサー様は寛大でしたので

不問に付すそうですが次回からは」

 「大丈夫だよ必ず優勝させるさ。」

 「・・・・できませんでしたよね?」

 「今の段階でトップ3になっちまうと2日目からは妨害されちまうからな、

だったらここは一度トップを譲って上から落ちていくのを待った方が簡単だね。」

 「考えたわね・・・まあ良いでしょう、スポンサー様の言った事をちゃんと守って

行動してくださいよ?」

 アリシアの言葉にマリーディはヘイヘイと言いながら外に出ようとすると何処へと

アリシアが聞いてマリーディはこう答えた。

  「トイレ・・・って言いてえけどやめるわ。」

 「?」

 何故と聞くとマリーディがニヤリと・・・笑みを浮かべてこう答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「祭りだよ・・・歓迎会だ!」

 そう言って自身の愛用ライフルを構えると同時に・・・停電になった。




 次回はテクノピックの歓迎会・・・襲撃。
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