戦闘を文章で表現するのが難しい……参考にいたしますので!ここがわかりにくいとかつまんねぇとかのご指摘もバンバン送ってください!
ツインアイに青い光が灯り、ギリギリとフェニックスを固定している設備が軋む音がドッグ内に響き渡る。
「おい!チビども!急いで空気を抜いてロック解除しろ!この様子じゃハッチもぶち破られるぞ!!!」
急いで空気を抜きハッチをオープンすると、その瞬間フェニックスは床を蹴りイサリビから飛び出てバーニアを最大出力で吹かせ急加速する。
「オルガ!あの赤いやつが発進してる!!!」
「なんだと!?」
オルガがそう叫ぶと同時にドックの方からコールが入った。
「すまねぇオルガ!かくかくしかじかで止める間もなく飛び出していきやがった!」
「そうか、チッ……!」
どうしたものかと頭をワシワシとかきむしる。
「しょうがねぇ、数的に相当不利なんだから少しでも頑張ってもらうしかないな。阿頼耶識とガンダムだから多少は戦えるはずだ」
「こいつらも阿頼耶識使ってんのかよ!?」
シノがイラつきながら敵を攻撃するも、阿頼耶識特有の無駄が少ない動きで回避されてしまう。三日月もメイスがなかなか当たらない様で、同様に少しイラついている様だ。
「チッ!鬱陶しいなこいつら……
動きからして自分たちよりはるか格下なのはわかる。しかし阿頼耶識や数的不利、そして敵の息のあった連携のせいでかなり戦いにくい。それに加えて一振重撃のメイスでは機動性の高い敵のモビルスーツとはとことん相性が悪いのだ。武器を取りに行けばシノが1人になり、危険に晒す事になる。何とかしてこれを当てるしかない。
刹那、警告表示が入る。チラリとそちの方を確認した時には“それ”は急接近していた。赤と銀の装甲に青い目、フェニックスは敵機の方へと爆速で接近し背中にマウントしてあった2つの鉈のような武器でコックピットを叩き潰した。
シノや三日月だけでなく敵も不意をつかれたようで全員の時が一瞬止まる。フェニックスは叩き潰した機体を蹴り飛ばし、その反作用で次の目標へと狙いを定める……が、鉈による一撃は剣によって防がれてしまった。こうして生じた一瞬の隙を好機と見たのか、別の敵が剣を振りかぶり攻撃を仕掛ける。
「やっと一つめだ」
バルバトスがその振り上げた剣ごと上半身全体が陥没するほどにメイスを叩きつけ、フェニックスを葬らんとする命を奪った。
それにすら意も介さず、フェニックスは自分の一撃を防いだ剣を弾き飛ばして胸部を蹴り付ける様な動作をする。足がぶつかる瞬間、膝から踵にかけて変形しまるで猛禽類の爪ような形状となる。そのまま胴体を掴み、金属が軋む鈍い嫌な音が敵のコックピット内に響き渡った。敵は引き剥がそうと両腕で足を掴むも全くびくともしてないない。次の瞬間、その足裏から鉄杭が飛び出してコクピットを貫いた。
少し距離をとっていた機体がこちらへ銃弾を数発放つが、フェニックスは瞬時に的確なスラスターとリアクターの重力場による姿勢制御で足を突き出し、先ほど屠ったばかりの敵を盾にする。
「捕まえたぜぇ!安全なとこからセコセコと撃ってんじゃねぇ!」
バルバトスとフェニックスに意識を集中していたため流星号のことを失念していたのか、いつのまにか移動していたシノにあっさりと背後を取られ120mmライフルの接射により金属片と赤黒い塊が無重力に撒き散らされあた。
次の瞬間、閃光が暗い宇宙に迸る。反射的に防御態勢をとったが、何も起きず周囲を見渡すと残り2機いるはずの敵の機体はいなくなっていた。分が悪いと判断し閃光弾による撤退を図ったのだろう。
「逃げ足だけは早いな」
「その機体!俺が乗りたかったのによぉ!!
まぁ、にしてもすげー動きしてたなぁ!おーい、乗ってるの誰だ〜?」
シノがフェニックスに触れて声をかけるも中のパイロットは応答せず、それどころかピクリとも動く気配すらない。
「どうしたんだ?」
『とりあえず持って帰るべきでしょ』
連れ帰ったフェニックスをドックに収容したものの、以前変わらず中からは応答がない。ハッチを開けようとしても中からロックがかけられていたため、ダンテを呼び外側から開けようとしている最中で、三日月、オルガ、アトラ、シノがその後ろで見物していた。
「にしてもこれに乗ってたのがフレイヤだったとはなぁ?」
「ごめん、私止めれなくて……一歩間違えたら……」
アトラはみすみすとフレイヤを逃してしまった事に自責の念を抱いてるようで、ひどく落ち込んでいた。
「まぁ、なんつーか……結果オーライってやつだ。あんまり気にすんなよ」
「ありがとう……オルガ」
ピピーッ
「おっ!いけた!」
ダンテのいじっていたPCが突然甲高い電子音を上げると、ゆっくりとフェニックスのハッチが開き始める。少しずつ見えていくコックピットの中でフレイヤは阿頼耶識のコードが接続されたままふわふわと浮いていた、上半身裸で。
「げっ!?」
「うわ!?」
「うぉぉっ!?」
「…………モグモグ」
顔真っ赤にして顔を伏せる者、びっくりして落ちそうになる者、嬉しそうにする者、いつもと変わらない者など様々な反応をする中、顔を真っ赤にしたアトラが大声で怒鳴る。
「みんな!!後ろ!!後ろ向きなさい!!!!」
「「「はいっ!」」」
その剣幕に3人が高速で気をつけしながら後ろを向いた。
「三日月もだよ!!」
上の空で火星ヤシを咀嚼していた三日月の頭を叩いて後ろを向かせた。
「下の誰かー!メリビットさん呼んできて!」
「あ、アトラ!とりあえずこれを羽織わせな」
オルガはいつものワインレッドのジャケットを後ろへ放り投げた。
「ありがとう」
「あと阿頼耶識は意識ない時に外したらまずいから触るんじゃないぞ!最悪、うごけねぇ体になっちまう」
「おーい!アトラ!」
下から雪之丞がアトラを呼んだ。それに応えるようにリフトから顔だけ出して見下ろす。
「気絶してんなら接続してる間にシステムの方を見ときてぇんだが!!」
「うぅーん……それ何人必要なんですかーー!?」
「1人助手がいれば間に合うーー!!」
「あ、俺!俺やるー!」
「おれも!おれも!」
ライドやその他数人が声を上げるが、アトラはそれを却下した。
「あなた達はだめ!!ゼッタイ!!!
………タカキくん!!!」
「えっ!?お、俺!?」
「とりあえずメリビットさんがくるまで待っててー!」
パイロット2人と、その他数人はフレイヤが目覚めるまで待たなければならないため食堂で暇を潰していた。料理を作ってくれるアトラがフレイヤの下にいるため、パイロット2人は調理用の豆の缶詰を開けて食べている。トマトベースのスープに浸されているが、温めずにそのまま食べているため絶妙なトロみが不味さに拍車をかけている。
「マジでなんなんだアイツは……」
「最近よく聞くなぁ、そのセリフ」
「そりゃあ、とことん変なやつだからしょうがねぇよ。にしても近くで見てたけどめちゃくちゃすげー動きしてたな!な?三日月!」
「うん、それに」
三日月は珍しく少し考えるような素振りをした。
「阿頼耶識つけてたけど、なんか雰囲気が違ったな。阿頼耶識なのにまるで」
バン!と大きな音を立てて開き、三日月の話が遮られた。ドアの先に立っていたのはユージンで、その表情はまるで鬼の様だ。
「ど、どうしたユージン」
「てめぇらぁ!!!」
「な、なんだよ」
「フレイヤちゃんのお、お、お……」
「おっぱいか?」
「ら、らしいなぁ!?」
「……んだよ、そんなことかよ」
「そ、そんな事ってお前ぇぇええ!!!」
ユージンが半泣きでシノに掴みかかり、2人はドタバタゴロゴロと床を転がり回る。他のメンバーはくだらなすぎる喧嘩を無視する事に決めたようだ。
バン!とまた大きな音を立ててドアが開き、その音で全員がそちらを振り向くと、嬉しそうな顔でアトラが立っていた。
「フレイヤちゃん起きたよ!!」
女性の阿頼耶識使いって全員ノーブラになるんですかね(;´・ω・)
美ν設定だけど大丈夫かなぁ……
↑追記:位置的に全然余裕でした