ドラゴンボール転生伝説   作:テムテムLvMAX

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第七話

「むぅん!はぁぁぁぁっ・・・」

 

「かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

 

 

えーと、なんで亀仙人と鶴仙人が決闘してるんですか?

 

 

 

〘静観する〙

〘本人たちが気が済むまでやらせよう〙

 

 

あ、上で。さて、事の始まりを語るにはまず銀河の・・・そこまではいらんな、昨日のことだった。

 

 

 

 

 

 

 

俺がクリリンと悟空と組手してからまた時間が流れた。

ブルマとイチャイチャしながら重力室なんか作ってもらって十倍からゆる~くトレーニングしたりデパートでブルマと服を選んだり食べ歩きしたり重力室トレーニングしてカプセルコーポレーションの新製品発表会に参加したりトランクスが生まれない未来が見えて戦々恐々してましたが俺は元気です!

 

孫太鳳!ここにあり!

 

話がそれたが鶴仙人と亀仙人の決闘の発端は俺にある、もちろん亀仙人に放った問題発言のせいだ、疑いようがない。

 

 

『太鳳、カメハウスへ来てくれんか?』

 

 

カプセルコーポレーションに電話を掛けてまで俺を呼ぶ亀仙人、それを無下にするわけにも行かず、ブルマを説得してカメハウスへ飛んだ。

 

 

「来たぜー亀仙人」

 

「早速じゃが・・・お主、魔族かの?」

 

「そう見えるか?」

 

「見えぬから聞いておる」

 

「全く魔族とは関係ないぞ」

 

「・・・じゃろうな」

 

「???」

 

 

 

不思議な反応をする亀仙人、確かにいきなりピッコロ復活!なんて言われたら年単位で悩むわな、で、今答えを出せるようになってきたってところか。

 

 

「太鳳よ、一つ頼まれてくれんか」

 

「良いけど、何?」

 

「ワシと同門の鶴仙人と言う奴がおる、道から外れた外道じゃ。そやつに太鳳を殺すように暗殺依頼を出した、暗殺者を返り討ちにして鶴仙人を引きずり出してくれ」

 

「こりゃまた物騒な・・・」

 

 

今の時期な、天津飯は普通に暗殺者やってるのか・・・うーん流れが変わるような気もするが今更気にすることもないか。鶴仙人を呼び出して何するのやら。

 

 

「引き受けるぜ、任せな」

 

 

 

〘ただし、秘蔵コレクションと交換だ!〙

〘ただし、お前の体と交換だ!〙

 

 

 

飲んでんのかテメェベロベロに酔っ払ってるだろ選択肢ぃ!

上のや選択肢は願ってもないがブルマが怖い、下は論外、あとブルマが怖い。なんだよお前の体と交換って、俺はギニューか!

一時の夢になるかも知れないが上で。

 

 

「ただし」

 

「ただし?」

 

「亀仙人、秘蔵のコレクションと交換だ」

 

「なんと!?・・・背に腹は代えられぬ、好きなものを持っていけ」

 

 

やったぜ。

 

で、ちょっとした修行も付けてくれることになってなんかお得な気分、孫悟飯から学んだ武術の源流を味わうとは思ってもみなかった。

 

 

「ほっはっよぉっと!」

 

「これ、肘を上げんか、それと足を半歩下げよ。うむ、型は整ってきたの、流石は孫悟飯と言うところか・・・」

 

 

俺の動きにさらなる磨きがかかったぜ!前よりキレが上がったし力も込めやすい、何より亀仙人の教えは分かりやすいのでメキメキ技術を伸ばせたのが嬉しい。

後は所定の場所で天津飯を待ち構え返り討ちにし鶴仙人を引きずり出すだけだ。

 

 

某日某所、暗殺者はやってきた。

 

 

「ほう、今回のターゲットはガキか」

 

「天津飯、覚悟していただく」

 

「なぜ私を知ってぐぁっ!?」

 

「先手を貰う、次もその次もな」

 

 

なんじゃつまらんのぉ!一方的に殴られる痛さと怖さを教えてやろうか!いいか!俺は孫悟飯に数年鍛えられ亀仙人の指導を受けた山育ちのサイヤ人だぞ!負ける要素を述べよ!無いな!

天津飯を一方的に攻め落とし気絶しない程度に解らせて、最後に卑怯な手を使えば殺すと脅せば何もしてこなくなった。

 

 

「天津飯、逃してやる。伝えろ、鶴仙人に“亀”が待っているとな」

 

「チッ何を知っているんだ貴様・・・生かすわけにいかん!どどん波ぁぁぁっ!!!」

 

「かぁぁぁっ!」

 

 

決死のどどん波を気合だけで掻き消してやったら本当に戦意を失ってそそくさを撤退していった、頑張れ天津飯、暗殺者やめたら強くなるぞ。

作戦の成功を亀仙人に伝え、後は任せるといい帰ったら今日のような事態になっていた。

 

 

 

 

 

 

 

「いや、なんでさ」

 

 

俺がこの場にいる理由はなんだっけ・・・あっそうだ、亀仙人の手伝いに来てるんだった。これいる?

 

 

「かめはめ波ぁぁぁっ!」

 

「どどん波ぁぁぁぁっ!」

 

 

亀仙人のかめはめ波と鶴仙人のどどん波が拮抗している、舞台となっている無人島もなんだか悲鳴を上げているような気が、いや地表が剥げてきた、あの二人のように。

 

一瞬こっちに殺気が飛んできた気がしたが気にしたら負けだ、この戦いの真意は二人にしかわからないが俺なりに考えてみた。

 

亀仙人はピッコロ大魔王に対抗するべく戦力を求め、それで思い当たったのは鶴仙人、同門の仲であるがいつからか決別、悪事に染まった鶴仙人ではピッコロ大魔王討伐に連れていけないのでこうして説得兼決闘をしていると解釈してみた。意外と正解かもよ。

 

 

「このバカツル!ワシのピッチピチギャルの写真捨てよってからにぃ!」

 

「何をいうかアホガメ!元はと言えば貴様の嫌がらせが原因じゃろうが!」

 

 

・・・ただの喧嘩だコレー!

 

その後ますます戦いが激しくなり、罵倒は留まることを知らず、果ては子供の喧嘩のようなただの殴り合いになり終点は亀仙人の勝利だった。

負けた鶴仙人は亀仙人から何やら吹き込まれ驚愕し、覚悟を決めた顔をしていた。実際聞いたわけではないが恐らくピッコロ大魔王関連だろう、鶴仙人の視線が俺と亀仙人の顔を行ったり来たりしていた。

 

 

「時にお主、どこでピッコロ大魔王を知ったのだ」

 

「鶴仙人様、それはお答え出来ません」

 

 

んなもん答えられるか原作読んで知ってましたとか洒落にもならん。

答えられないのが答え、それで納得したわけではないだろうが鶴仙人は引き下がった。意外と素直だな・・・?

 

 

「亀の、武泰斗様の最後を忘れたわけではあるまい」

 

「それでもやらねば、滅ぶのは奴とわしらだけで良い」

 

「それもそうじゃな・・・では日を改めて修行しようかの、手を貸せ亀」

 

「もとよりそのつもりじゃい鶴の」

 

 

二人の老人の覚悟、俺は見ていたがその格好は全裸であった。

 

二人共全力で戦ったし多少はね?ゲキヤバ老人達を抱えカメハウスまでご案内、鶴仙人の迎えが来るまではそこで傷を治すことになった。

まだレッドリボン軍すら倒して無いけどもうピッコロ大魔王対策始めてるからワンチャン魔封波だけで決着つくぞ、そうなればドラゴンボール一回分の願いが浮く・・・よし、試してみるか。

 

 

 

 

 

 

 


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