部室でカートン剥き始めるバカのお話(仮題) 作:LR44(ゆっくり)
大体1時間半で書きあがったので、大分調子取り戻してきた感じがありますね。これならメインで投稿してる方の執筆もちゃんと出来そう。
そういやふと、『ときのそら×君がまってる(バトスピ 激覇ED)』ってのを思いついたのですが、作りたいものと私の技術が乖離しすぎているのでお蔵入りとします。
『当たり前のように 君がそばにいて』『夏の雨のように 哀しみは過ぎて』『伸ばした指の先に 君の手が触れなくて気付いたんだ』『さよなら星よ 戻らない昨日よ めぐる
ブレイヴ最終話でも思いましたが、別れの歌として完璧すぎるんですよね。コレ。
「復ッ 活ッ」
「大神ミオ 復活ッッ」
「大神ミオ 復活ッッ」
「大神ミオ 復活ッッ」
「そしてなんだこのクソパックゥッッ!!」
梅雨入りしジメジメした日が続くある日。
白上フブキと左右田雄山、二人だけのゲーマーズ部室に左右田君の叫びが響き渡った。
「そ、そう君? どうしたの?」
「烈海王の奴だが?」
「いや、その後。その後」
前半部分は『大神ミオ』復活への歓喜の叫びであることはフブキも理解していた。
だが、後半部分は分からない。一体どんなパックを、どんな理由をもってクソパックと言い切ったのか。全く以て理解不能である。
「あぁ……昨日発売されたディーバブースターが酷すぎてな」
「そ、そんなに?」
「あぁ。折角だし、ちょいと説明しようか」
親友の復活により普段の雰囲気を取り戻したゲーマーズ部室。
今日もまた、バトスピについての話が行われるのであった。
◇
「さて、昨日新たに発売されたディーバブースター、10thパーティー。
バトスピそのものの10周年には、現代でも十分通用するスペックのカード『グランサジットノヴァ』を始めとする強力なカードが多数登場したが……ディーバの10周年は相当悲惨だ。
それが、“ディーバは通常弾に比べてカードパワーが控えめ”っていう大前提を加味しても、だな」
バトスピのパックは第一弾から毎弾買ってる俺ですら、シングルで済まそうか悩んだレベルな今回のパック。と言えばその悲惨さはよく分かるだろう。
ぶっちゃけ、
「まず、一番の問題点として“カードパワーが低い”ってのが挙げられるな。
10周年だからカードパワーが10年前に戻った、って冗談交じりに言われるレベルだな」
「えぇ……流石に記念パックなんだから、そこまで酷いわけ……」
「『仮面ライダーギーツ』──バトスピ初の特殊勝利テーマで、カードパワーが意図的に抑えられてた──に、効果だけ見たらほぼ上位互換のカードがいる、って言ったら?」
「……流石に冗談だよね?」
「冗談だったらどれだけ良かった事か」
一番の問題点は何といってもコレだろう。単純にカードパワーが低すぎる。
何が悲しくて『初期のディーバに毛が生えた程度』のリバイバルカードがマシな性能に見えなきゃならんのか。
基本の基本、サーチカードですら
「お次は“デッキテーマが行方不明”って事だな。これに関してはひとつ前の
「デッキテーマって。カードに書いてある通り、『10thディーバ』で固めれば──って、コレは『シャイニーハーツ』サポートで、コレは『レイ・オーバ』サポート?
……もしかして」
「そう。従来の『チームサポート』『名称サポート』に加えて『パックテーマサポート』が加わり、サポート対象が3つに分割。
その上、殆どのカードが『10thディーバ』名称持ちだから……困ったもんだ」
「10thディーバデッキだと10thディーバ以外のサポートが足を引っ張る。かといって従来の『チームデッキ』『名称デッキ』に組み込もうとするとカードパワーが低すぎるし、10thのサポートが足を引っ張る、かぁ。
八方ふさがりじゃない、コレ?」
「『効果の片方がチーム指定、もう片方が10th指定』ってカードが多い以上、10thのチームデッキ、ってのが運営側の想定したデッキなんだろうな。
とは言えそれを作るとなると明らかに足回りが足りないか、フィニッシャーが力不足かのどっちかになるんだよな。
フィニッシャー候補なカードが、何故か10thでもチームでもなく名称サポートしだす奴とか。他カードが10thに依存しないくせに、突然フィニッシャーだけ10th要求しだす奴とか。
明らかにまともに使わせる気が無いとしか思えない奴らばっかなんだよな」
白黒幻奏の頃はまだワンチャンある効果してる奴が多かったが、10thになると本当にどうしようもない奴らばっかり。
『オンステージ
「後、ディーバ全体に言える問題点として“孫市・リリに依存しすぎ”ってのがあるな。
『
「再録はされてないの?」
「一応されてるが……プレバン限定1万円商品くらいだな。それも3積みじゃなかったはずだ。
前々からディーバデッキ組んでるやつはまだしも、新規で組もうと思ったやつには優しくない仕様だよな、ホント」
公式の新カード紹介プレイですら、10thディーバよりこいつらの方が目立ってたレベルだ。
いくらディーバが『今までのカードの積み重ねで真価を発揮する』デッキだからって、これはあんまりだろう。
「とまあ、今までボロカス言ってきた訳だが、一応何とかなるデッキが無い訳じゃないからな。そいつらを紹介するとしようか」
「あ、一応まともなデッキもあるんだ」
「まともかどうかは一考の余地があるけどな。
という訳で先ずは『レイ・オーバ』『トリスタ
純粋に従来のデッキタイプに契約を入れただけで強化にはなるし、どっちも新規が比較的まともな部類だからな。
レイ・オーバは従来通り『ジャンヌ・ドラゴニス』も名称指定のサポート貰ってるおかげで、純粋にサポートが二倍だ。10thのレイは10th依存の効果を持ってないのも嬉しいポイントだな。
トリスタ──トリックスターは更に単純。今回も少しだけだが汎用カードが追加されたからな。そいつを適当に突っ込んでやればいい」
「『レイ・オーバ』って確か今までもディーバ環境トップだったデッキだよね。新規が弱いんなら、そりゃあ強いよね」
その通り。身もふたもない話だが、新規が弱いなら今まで強かったデッキが強いのは至極当然の話。
それが契約で強化されたテーマなら、さもありなんといった所だろう。
「因みに元々強かったデッキ繋がりでの余談だが。俺の一押しデッキ『フルール姉妹』は今回の強化はぶっちゃけ微妙だ。コレ入れるくらいなら『冬の装い』か『白黒幻奏』ペアでいい」
「え~っと……10th 2体に付きライフ1点と、【シャイニーハーツ】3体以上でマジックメタ?
そんなに微妙そうには見えないけど?」
「『10th+シャニハ』で見ればそこそこのスペックはあるが、『フルール姉妹』で見ると産廃もいい所だな。『[オフショット]ディアナ』で『[10th]ディアナ』と並べて、横にもう一枚いてようやく効果1点+マジックメタとか、どう使えってんだ。マジで。
それならまだ、ノアの効果でディアナ呼んで、ディアナ効果で盤面飛ばしつつシンボル追加込みで4点出せる『白黒幻奏』の方が百倍マシだ」
今までのノア ディアナは3枚ずつ集めてたが、こいつらに関してはもう1枚で充分だろ。アフターパーティーでもちゃんとした強化が来るとは思えないし。
『並んだ絵面がmiCometに見える』って以上のネタもないしな。
「で……俺が『ディーバ限定戦』に持っていこうと思ってたのに、限定戦で特殊制限喰らったデッキ。『CoZ12』だ。
『セフィ・アリエス』『[学園制服]リヴィー・ラ・フォーレム』での潤沢なサーチ、『[学園制服]アクアエール・シオン』での耐性付与。ピスティナループによるデッキ掘り性能。
十分強力だった12宮ディーバたちに、テーマ内での実用的なフィニッシャーがきたとなれば……そりゃぁ、強いだろ」
「特殊制限は、ピスティナループと……[オフショット][学園制服]の『スピニア・スコール』?
見た感じ、ループはするけどピスティナと違って召喚時効果もないよね?」
「新規のせいだな。10thのリヴィーが『4コスト以上の【CoZ12】のアタック時デッキ破棄』『破棄されたカードのコスト合計が一定以上ならアタステ終了メタ』って効果だったんだよ。
少々手間はかかるが、ピスティナループ始動でアタックステップ中にスピニアループ+リヴィーを揃えられるしな」
「……それは流石に制限も仕方ないよ……」
こうして考えてみると、ピスティナループって本当にお手軽かつ強力なループだよな。ハデスループとかは結構な手順がいるからなぁ。
「まあ、限定大会には『フルール姉妹』を適当に調整して出るとして……10thディーバは後々のんびり調整しようかね」
「……どうにかなるの? 話聞く限り、どうにもならなそうだけど」
「い、一応初代レアモチーフのディーバたちは10thじゃなくて相互サポートで纏まってるから何とかなりそうだし……
従来の強テーマなら無理なく採用できる例も……きっとあるし」
「……大丈夫じゃ、無さそうだね」