部室でカートン剥き始めるバカのお話(仮題) 作:LR44(ゆっくり)
因みに、制限改定の前からチマチマ書いてたのが制限改定でどうしても書きたいネタが出来たので急いで書き上げてます。
『どうしても書きたいネタ』はまた次回に。
ここはホロライブ学園。多種多様な人間・人外が集まる混沌の坩堝のような学園。
今日の部室には、幼馴染二人組と狼の少女が集まっていた。
「ここに節制、ここに力って事は……」
「ダンの【
狼の少女──大神ミオはタロット占いをしている。
その横で、左右田雄山はバトスピの一人回しをしている。
白上フブキは同じテーブルの向かいで、ポケモンカードのデッキを弄りながらその光景を苦笑いで眺めていた。
「ふむふむ、つまりこういう事だから……」
「ワンドロー*1。ワンドロー*2。ワンドロー*3。ワンドロー*4。火山滅べ*5。火山滅べ*6。でも優秀だから自分は使う*7。でも優秀だから自分は使う*8。【炎契約】握ってる時なら許す*9。【炎契約】握ってる時なら許す*10」
「そう君……何やってるんです?」
「公式名称【新光導】ってデッキを一人回ししてる。ちょっと古いけどまだ全然戦えるデッキだな」
カードバトラー*11の左右田雄山と、ポケモンカードゲームユーザーの白上フブキの幼馴染二人組。そして、二人とは中学校からの付き合いであるホロライブ学園ゲーム部、通称『ゲーマーズ』所属の2年生、大神ミオ。
3人は、同じテーブルに着きながら全く別のカードを手にしている。
とある週末の昼下がり。今日もまた一人のバトラーが、バトスピの布教を行うのであった。
◇
「【新光導】は【星札】って効果を駆使して戦う光導デッキでな。手元を増やすのと『スティールムーンミラージュ』の手元保護のおかげで大抵のドローメタカードを気にせず戦えるのがいいな。あぁ、それと」
「それと?」
「このデッキは大神さんに似合いそうだな」
「うちに?」
そもそもこのデッキの一人回し始めたのが、大神さんがタロットしてるの見たからだしな。
「この【新光導】は【星札光導】とか【タロット光導】とか呼ばれてるデッキでな。モチーフは黄道12宮+タロットだな」
「成程、確かにそれは似合いそうですね」
もしくは『相棒狼ランポ』とその進化形態をメインのフィニッシャーに採用した【雷契約】も似合うかもだけど、個人的には【タロット光導】の方が似合ってそうなんだよな。
「後、タロットモチーフのカードなら【来是】【占征】の『オラクル二十一柱』ってサイクルもあるけど、こっちは正直デッキを組むには向いてないな」
「どういうこと?」
「背景ストーリーでオラクルを擁する勢力のサポートカードとして作られてるから、オラクル同士でのシナジーは殆ど無いんだよ」
「オラクルオラクル……あ! この間使った【数契約】にも『オラクル二十一柱
あれ? ですけど、ジャッジメントは【来是】【占征】じゃ無くて【審判】だった気が……?」
「ジャッジメントは特殊な専用系統貰った例だな。おかげで既存の系統サポートが一切対応してない汎用カードって変なカードになっちゃってるんだよな」
頼むから【審判】は【全能】みたいに数枚刷って終わりって事にはなるなよ。オーバージャッジメントは【空契約】【呪契約】【秘契約】【鋼契約】【数契約】【王契約】使う上で本当に優秀なんだよ。何なら契約カード+ジャッジメントを出張させてもいいくらいには便利なんだよ。
「で、オラクルの話に戻るが。例えば『
オラクルでデッキ組むなら『
『
アタック時相手スピリット1体から最大13コアシュートして、消滅したら回復しつつライフ1点。相手盤面次第じゃ1体でとどめまでいけるのは楽しいんだが……実用性は微妙なんだよな。
「気になるならちょっと回してみるか? 丁度明日の
「じゃあ、そうさせてもらいましょうかね~」
◇
「シャックにウミウシのせてSコア回収。アタック、2ドロー1ディス。OCで回復」
「ライフで受けます」
「ウミウシ再アタック。で、相手のライフ減少でアルケー1コスで召喚。アルケーアタック時に3コス払って回復しつつハンデスしつつデッキ破壊しつつライフ1点。本体も1点でもっかいアタックして終わり」
「アルケーガンダム強すぎません?」
「1枚制限喰らってるけど、取りあえずアグロ系のビートデッキなら積んどけみたいなカードパワーだからな。ドロー力高い【蒼契約】なら引きに行きやすいし」
「確かバトスピじゃぁ青緑
「厳密にはアルケーとパラディンが入ってたらアルパラで、入って無かったらアルパラ抜きアルパラだな。まあどっちもアルパラで通じるけど」
◇
「[オフショット]アクアエール・シオンのミラージュをセット。柱岩の海上都市をレベル2で配置。で、[オフショット]ピスティナ・ガレオンをレベル2で召喚。召喚時効果でボトムから1ドロー」
「柱岩の海上都市……3コスト以上のスピリットがアタックしたら相手のデッキを1枚破棄? 【
「いや、このデッキは大分特殊な【詩姫】だな。[オフショット]のピスティナがアタック代わりに時、手札に戻って[学園制服]のピスティナノーコスト召喚。で、[学園制服]のピスティナが効果でアタックする時に手札に戻って[オフショット]のピスティナ召喚。海上都市でデッキ破棄しつつボトムから1ドロー」
「……もしかしなくても無限ループですか?」
「だな。ワンコマ*12とか入ってるか? 入ってるならシン・ジークフリード+オメガモンで殴り切るけど」
「成程、無限にドローできるからデッキ破棄できなかった時でも殴り勝つプランが取れるんですね」
◇
「キャスゴキャスゴでキャスゴにゃコアが無い。1体目が消滅だ*13」
「何でちょっと茶壷茶壷風に歌ったんです?」
「何となくキャスゴと茶壷の語感が似てたから。あ、ネクサス3枚あるから15破棄な。巨岩石*14張ってるからデッキ破棄メタは基本的に機能しないぞ」
「13、14、15。デッキ丁度無くなりましたね」
「じゃあターンエンドで俺の勝ちっと。あ、そうそう。バトスピプレイヤーなら一度は聞いたことがあるだろう魔法の呪文ってのがあってな」
「……何となく予想がつきますけど、一体どんな呪文ですか?」
「“残りデッキ枚数何枚ですか? ”」
「絶対今の手札で破棄しきれるか聞いてますよね、ソレ!?」
◇
「ツィツィミトル効果で全ハンデス。ククルの神域で氷盾とかの効果を受けないカードも関係なく墓地送りな。で、相手はライフ分ドローだ」
「うわぁ、ガン回りしたククルカン、強いですね。ヘクトルの効果で私はドロー出来ないんですよね」
「いや。ククル君はお茶目な男の娘だから自分のヘクトル効果も貫通しちゃうんだ」
「何ですか!? ソレ!!?」
「で、パンデガイズの効果でトラッシュのゲムデウスバクスターを4コスト払って召喚。ククル君は自分の妖蛇の効果で召喚する時、自分の召喚出来ない効果も貫通しちゃうからトラッシュを13枚除外しないと召喚出来ない制限は受けないぞ」
「え……?」
「ククルカン神域下では、妖蛇の召喚効果を自分の召喚出来ない効果で防げなくなるって事だ。まあ、バトスピには召喚出来ない効果自体珍しいし、特に気にしなくていいぞ。まあ、今回のパンデガイズ+ゲムデウス以外は正直ネタにすらならない組み合わせだから気にしなくていいどころかこれ以外覚える必要すらないな」
「えぇ……って言うかそもそもゲムデウスバグスターがククルカンとあまりかみ合ってないですね。ゲムデウスクロノスとか超ゲムデウスとかはいないんですか?」
「いるけど煌臨ギミックがメインだからな。ソウルコアをカウント送りにするククルカンとは全くかみ合わない。ツィツィミトルかゲムデウス、どっちかに寄せた方がよっぽど強いだろうな」
◇
「ガンズ・マーヴリック契約煌臨。あ、そうそう。こいつ背景ストーリーでの発言がちょっと面白いんだよな」
「と、言いますと?」
「引き金は2度引かねぇ、とか無駄弾は撃たない主義とかデュエマのジョニーみたいなこと言ってる割に契約煌臨すると相手が死ぬまで銃弾を吐き出し続けるんだよ。それも2発同時に」
「い、一応無駄弾は打って無いですよね?」
「リアルじゃ白晶防壁があるからしょっちゅう無駄弾になるな。まあ、一応環境デッキなだけあってやっぱつえーな鋼契約」
「同期の【数契約】がなすすべなく負けてるんですが? カードパワーかけ離れてません?」
「そもそもの数契約が
「あぁ、時間を訪ねて召喚数をいかさまするんですね。1体、2体。今、何時だい?」
「1時だな」
「2体、3体……あれ?」
「言いながら自分で引っかかってちゃ世話無いでしょ、フブキ」
◇
「[詩姫化神]ガーヤトリー・フォックスを召喚。効果でプロデューサーサラスヴァティーにコア追加しつつこのターンのバースト発動を封じる」
「ケモ耳……それもキツネの
「この間は
「確かにそうですね……確か来月*15に新しいディーバブースターが出るんですよね?」
「
「フルール姉妹……ふーん、そう君はこういう子が好きなんですね……」
「あのー、フブキさん? どうして不機嫌になってるんですかね? あくまで創作物の話ですよ~?」
◇
「どうです? ミオもバトスピやってみませんか?」
「確かに面白そうだけど……【新光導】って高いんでしょ?」
「サジットテンパランスとレオストレングスが良いお値段するな。まあ【来是占星】なら多分お安く組めるだろうな」
「う~ん、じゃあうちも始めてみようかな」
『ゲーマーズ』2人目へのバトスピ布教を終えた左右田君。
しかし、突如再び船長を自称する女子生徒が現れ、再度バトスピで勝負することになった。
「シャック、ウミウシ、ガブル、ケーニッヒ。そして行きますよ、船長のキースピリット、海賊龍皇ジークフリード・アビス!!」
「かかった! 相手による自分のスピリット破壊によりフリーダムガンダム[
次回、『フリーダム系4枚を出張パーツとして扱う奴のお話』
……嘘です。多分今後一切真面目なバトルは書きません。
この、宝鍾マリン(アビス入り蒼契約)VS左右田君(白
ストフリのシークレットが初動アホみたいに高かったのが、今はほどほどに落ち着いてきましたね。
<今回のネタ解説>