部室でカートン剥き始めるバカのお話(仮題) 作:LR44(ゆっくり)
えぇ、まるで沈潜殺到*1食らったような気分でしたよ。
暫く活動はキツそう……かと思ったら、『グロンギ語でバトスピの“ン・ダグバ・ゼバ”を解説するってネタ動画』を見かけてちょっと精神回復したので初投稿です。
「……この手に限る」
「……この手しか知らない?」
ある日の
スイッチを弄っていた左右田がぼそりと呟くと、お決まりの流れとでも言わんばかりに白上が言葉を繋げる。
「いやぁ、既プレイとは言えルイナ終盤戦キツくてな。
……ギミック破壊勝利してやった」
「ギミック破壊、出来るんだ……」
「意外と工夫したら、な」
大きなイベントを終え、若干お疲れ気味な白上。
大神は未だ退院できておらず、猫又と戌神は戌神宅でゆっくりしている所。
そんな事情で珍しく静かなゲーマーズ部室。左右田と白上しかいないその中に、二人の会話が響いていた。
「とりあえず
後、“若干楽になる”程度だが
「終盤の複雑化したギミックに、多種多様なコアページの性能が噛み合って、ギミックが破壊される感じ……かな?」
「そんな感じだな。特に、4つのデッキを使い分けれる“紫の涙”のコアページが悪さしやすい印象があるな。
後、敵のページをコピーするタイプの幻想体ページも悪さするな」
今日も今日とて、二人はとりとめのない会話を楽しむのであった。
◇
「偽りの王座は司書それぞれがオズ系幻想体に対応する特殊バフを受け取るギミック戦。
形態変化する度に特定の職員で対処しないといけない上、特定のフェーズでしかダメージを与えられない、相当長丁場になる面倒な幻想体だな」
「うへぇ、聞いただけでめんどくさそう。
しかも、完全開放戦のラストって事は4連戦の後って事でしょ。色々頭悩ませるのは楽しそうだけど……スイッチ版でもう一回戦うのはちょっと遠慮したくなりそうだね」
「まあ、現に面倒だったからギミック破壊したんだけどな」
正攻法だと兎にも角にも面倒な幻想体。ギミックを理解した上でしっかりとしたリソース・マッチ管理を要求される相手。
だからこそ……ギミック破壊法が有名な話となっているのだ。
「キモはライオンフェーズのギミック『雑魚が“ライオン司書以外に使うと即死する”ページを使ってくる』こと。それと
「……多分分かったかも。偽りの玉座本体に即死しない効果とかは……」
「無いな。だからパクったページを使うと即死する。
正攻法で戦うと、この後初めてダメージが入るようになって、オズマ司書を生存させた上で混乱させる必要があるからな。大分楽に勝てる」
相手の幻想体ページをパクれる階層に、こんなギミックを持った幻想体を設置する。
テストプレイをした結果、楽な攻略法を用意してくれたと思いたいが……最近のリンバスの調整見てるとぶっちゃけ想定外とも思えるんだよなぁ。
「昨日の約束は幻想楽団一面倒くさいギミックを持った相手だな。
1ターン目にメリットとデメリットを併せ持つバフを司書に配る。2ターン目開始時に司書と同じページを使う取り巻きを4体召喚する。
取り巻きが生きている間、プルート本人は状態異常を含めた全ダメージ無効。
取り巻きを全滅させると、司書一人を行動不能にする“結界”効果を与える第2フェーズ。結界に囚われた司書と同じページを使う取り巻きを召喚してくるし、
「えぇっと……受け取ったバフに対応した動き方をしつつ、同じページを使ってくる敵を退けて。
で、強制的に数が減らされた状態で敵を削り切る、っと。聞けば聞くほど面倒なギミックだなぁ」
残響楽団、上層戦の鬼門。ギミックさえ理解してしまえば案外何とかなるが……そのギミックを理解するまでが非常に厄介かつ長い相手。
それ故、以前の俺は撃破を喜びすぎて絶叫した訳だが……うまく編成すればギミック無視してごり押し撃破も狙えるのだ。
「まあ実はな、プルートは固定ダメージを無効化できないんだよな。
でもって、本当に希少な固定ダメージを与える手段、その中でも一番手軽な『
「あっ……」
「お察しの通り、ギミックなんてガン無視して固定ダメージで取り巻きフェーズに削り切れます。それも、割と簡単に」
職員一人に『
後は防御ページをボスに使うだけ。上手くやれば1ターン。上手くいかなくても時間をかければボスが死ぬ。
多分これが一番早いと思います。って感じにあっさり勝てる。ギミックも、ボス削り担当司書に付けるバフさえ選べば終わりだしな。
「熱望する心臓。特定ターンだけ攻撃、他ターンは大量の強力な反撃持ちページだけを使う本体。特定条件でボスに“攻撃ターン、攻撃威力を増加させる”バフを付与する取り巻きが4体。
条件を満たさない様に取り巻きを全滅させて、ボスの攻撃を低威力に抑えて攻撃ターンに削り切るのが正攻法だな」
「え~っと……あ、総記の階にもコピーページが……
あ、でも他の敵のページを持ってくるのは無理なんだ。じゃあ……どうやってギミック破壊するの?」
このゲーム屈指の高難易度戦闘、総記の階完全開放戦の2戦目。
初見では気付きにくいギミックと、純粋に数値の高いボスと取り巻き。本当に強いんだが……
「実はこいつが使う反撃、『ダイスが20~20』って固定値系なんだよな。
だから、バフをある程度盛った上でコピーページをボスに使うと……」
「マッチに負け続けて、秒速で混乱する、と。今までの2例みたいに根本からぶっ壊してる訳じゃ無いけど、本来攻撃出来ないターンに混乱させれるのは、一気に攻略が楽になりそう」
「無鉄砲に使って勝てる訳じゃ無いけど、タイミングを選べばギミック破壊級の威力があるな」
総記の階のコピーページが“マッチしたページの全ダイスをコピーする”って挙動なのが悪いよ、コレは。
そんなページがありながら、20~20の反撃とかあったら……マッチしたくなるだろうが。
多少バフを盛る必要はあるが……常時+2バフを受けてる紫の涙コアならバフ要求値も下がるし、案外簡単に達成できるしな。
「物言わぬ少女。的中でコストと威力を変動させる取り巻き4体――上昇2体、下降2体、だな――を全滅させるフェーズ1。
前ターンダメージを受けたら+10とかいうバカみたいなバフを得る取り巻き2体。3ターンダメージを受けなければ攻撃してくるが、普段は反撃しかしてこない取り巻き2体。そして相手に“次ターン威力無効+バフ+バフに応じた行動しなければペナルティ”という特殊バフを与えてくるボス本体。以上で構成されたフェーズ2。
この2フェーズで構成されてるな」
「要するに、定期的に広域を使って取り巻き2体の攻撃を防ぐ。ダメージが増える方は1ターンで削り切るか、ボスのバフを受け取ったうえでマッチを取る。
聞く限りはラストにしては簡単なギミックのような……?」
「まあ、当然これだけじゃ無くてな。2フェーズ目開始時に9コストの『罪悪感』ってページを受け取ってな。威力増加する敵を倒す、反撃にマッチ勝利する。この二つの条件で『罪悪感』のコストが下がるんだ。
でもって、9ターン毎に『罪悪感』を持った司書が即死する。後『罪悪感』のコスト分ボスへのダメージが下がる、だな」
「うへぇ……9ターン以内に『罪悪感』を使いつつボスを殴って、ってのが追加かぁ。
最終版に相応しい面倒くささだなぁ」
そもそもの前半戦ですら敵のダイス目が高く、大ダメージを負いかねない戦闘。
それを潜り抜けた上で更に面倒なギミック戦までこなさねばならないとなれば面倒くささは一級品。
感情レベル上昇に伴う光回復は基本的に前半戦で使い果たすことを考えると、下手なデッキでは『罪悪感』を使う光が残らないことも考えられる。
よしんば使えたとしても待っているのは、こちら側のリソースの問題で実質的に時間制限付きの戦闘。
実際、一度クリア済みの俺ですら、スイッチ版で正攻法クリアを諦めたレベルだからな。
「まあ、こっちもギミック破壊とまでは言い難いんだが……『紫の涙コア』で『
「『罪悪感』はボスへのダメージを低下させる。で、体制変更でその『罪悪感』を消せる……あっ」
「そう。本来“ギミックをこなして『罪悪感』のコストを下げる”工程が必要なボスにダメージを与える工程を、単体とは言え最強クラスのコアページがいきなり使えるんだよ。
|防御態勢で過充電連打《デバフ無効+強力な代わりに次ターン行動不能デバフ》してもいいし、|斬撃耐性で複製連続切断《斬撃強化+斬撃主体の高コストページを連打するコンボ》してもいいし。
お好きな方法で攻撃してやれば、残るのは9ターンって言う長めのリミットがあるだけのボス戦だな」
「おぉ、本当にちょっとした工夫で一気に楽になるんだ。面白いなぁ」
「ふぅ。それにしても、人が少ないのと何だかんだ暇になるなぁ」
「だね。どうする? ミオのお見舞いにでも行く?」
「……それもいいかもな。ちょっくら準備するか」
そういや大神嬢、ツイッターで『出てないミオの事は考えなくてもいいのに』って発言してましたね……
大分精神的にキてるんでしょうか。ちょっと心配です……
<今回のネタ解説>