ブルーアーカイブ ~先生は「ブラックライダー」~   作:クラウディ

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はい(はいじゃないが)。
とんでもなく遅れましたが何とか更新です。
書こうにもいろいろとありすぎたせいで筆が動きませんでした……。

APEX始めたとか、原神で綾華ちゃん引けたから遅れたとか言えない……。

もっと盛り込みたかったんですけど盛り込みすぎるとネタバレになりそうなので今回は短めです。

今回は「桐藤」さんから☆5、「ACT1601」さんから☆10評価を。
「リクハ」さんと「ミルク餅」さんから感想をもらっています。
ありがたやありがたや……

皆様の期待に応えるようにこれからも頑張っていきますよ~。

それでは本編どうぞ。





暗躍者達……

『――まぁ、こんな結果になりましたね、っと、報告させてもらいますよ』

「……格下のチンピラ如きでは、あの程度が限界か。主力戦車まだ送り出してこのザマとは」

『いやいや、このザマとはひどい言い方ですよ"理事"殿? むしろ"彼"と戦ってあそこまで持たせられただけ御の字ですから』

 

ここはとあるビルの最上階にある一室。

その中央にある席に腰掛ける大柄な存在は、机の固定電話から伸びる受話器を使い、受話器の向こう側にいるであろう男と話をしていた。

 

『ふふふっ、流石は"彼"だ。私と戦ったあの時よりも機体の出力は上がり、それの制御力も上がっている。余波だけで戦車……今はもう鉄クズだったね。それらをいとも簡単にひっくり返し、なおかつ保護対象を負傷させずに救出する。彼が戦い始めたときは膨大なエネルギーをやたらめったらに振り回す子供だったのだが……くっくっく……"成長"というものはこうも素晴らしいものなのか!』

「……貴様の語りを聞かされるこちらの身にもなれ。気色悪いぞ」

『おっと失礼。あなたは大事な取引相手。これのせいで手を切られると"私達"の計画にも支障が出てしまう』

「ならその話はいったん止めろ。しかし……」

 

そう言って大柄な影は手元にある資料を受話器を握っていない方の手で、机に置かれていたタブレットを手に取る。

そこには黒い装甲を纏う人型――"ブラックライダー"が、戦車の砲弾を腕を振るうだけで弾き飛ばし、戦車の装甲を一撃で粉砕している映像が映し出されていた。

 

「……"こいつ"は本当に人間か?」

『えぇ。生物学上では"ヒト"です。ですがそれは"前"の話だけであって、"今"は少し違いますね。言ってしまえば彼は"混ざりもの"。"普通"ではないのですよ』

「……『貴様のような』、ということか?」

『ふふふっ……さぁ?』

 

受話器の向こう側にいる男はおどけたような口調でそう言った。

それに対し、深いため息を吐いた大柄な影は口を開く。

 

「交戦といえるほどの戦闘は出来ず、持ち帰れたデータは"異常"の一言に尽きる。"奴"があれほどの戦闘力を持っているのは納得できるが、あの"子供"すら強くなっているのはどういうことだ?」

『ん-、私自身としては……『"奇跡"でも起こされた』……と思いますね。あぁ、冗談じゃないですよ? 彼にはそのような"力"がある』

「……貴様と話していると無駄な知識が刷り込まれそうだ……」

『これは手厳しい』

「……報告は以上だな。戦力の補充はこちらから行う。貴様は……」

『えぇ、依然として後方で観察させてもらいますよ。私はもともと肉体労働は得意ではありませんので。それでは――』

「……切れたか」

 

その言葉と共に、受話器からは通話が終了したことを知らせる音が聞こえる。

受話器を戻した大柄な影は腕を組みつつ、次の計画を練り始めた。

 

「……奴らの中でも特に脅威なのは"コイツ"なのは間違いない。だが、こちらの目標はこの自治区の権利確保。そのためには機能していないあそこに縋りついている者達をどうにかしなければ……幸い、奴は子供に対し手加減している節がある。油断を誘いつつ確実に仕留めるなら……」

 

そう言いながら大柄な影は受話器を手に取り、どこかへとつなげる。

数コールの後、受話器の向こう側から声が聞こえた。

 

『はい、どんなことでも解決します。便利屋68(シックスティーエイト)

「仕事を頼みたい、便利屋」

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

 

「はぁ……はぁ……。う、うわああっ!?」

 

アビドス自治区の一角にて、一人の少女……カタカタヘルメット団の団員が何者かから逃げていた。

しかし、その背中に複数の弾丸がめり込んだことでその足は止まってしまう。

そして追い打ちをかけるように爆発が起き、意識を保っていられなかった彼女は気絶してしまった。

 

そんな彼女のそばに小柄な影が降り立つ。

彼女は小柄な体に似合わない銃を持ちつつ、まるでトランシーバーを持つかのような仕草で誰かに話しかけた。

 

「あーあー、こっちは終わったよー」

 

そんな小柄な影は、戦闘を行ったというのにまるで遊びでもやっているかのような軽い口調で暗闇に向かって片付いたことを報告する。

 

「こっちも制圧完了だ、ボス」

 

そんな彼女と同じように、暗闇からスルッと出てきた少女の方は端的に報告を終える。

その後ろには、カタカタヘルメット団の団員達がボロボロの状態で地に伏せている姿があった。

 

「う、うう……何者だ、貴様らは……」

 

比較的意識があった一人が襲撃者の姿を捉えよう、体を起こそうとしている。

その背中を、誰かがためらいもなく踏みつけた。

 

「ふふふっ……」

「うあああっ!! ま、まさか、アビドスの!? よくも我々を……ぐぅ……!」

 

ヘルメット団員は踏みつけられながらも抵抗するが、より強く踏みつけられ、肺の中の空気を吐き出してしまう。

 

「はあ、こんな不潔で変な匂いのする場所がアジトだなんて。あなた達も冴えないわね? ま、いいわ。あなた達を労働から解放してあげる」

「なっ、何だって!? 貴様っ、どういうことだ!?」

「要するに"クビ"ってこと。現時刻をもって、アビドスは私達が引き受けるわ」

「ふっ、ふざけた真似を! 貴様らは一体――がっ」

 

最後の抵抗で銃を突きつけようとした団員の額を、踏みつけていた少女が放った弾丸が弾き飛ばす。

ギリギリで繋ぎとめていた意識はそれによって闇の中へと消えていった。

そんな彼女達の姿を見下ろしながら、少女は告げた。

 

「……私達は、便利屋68(シックスティーエイト)

 

「金さえもらえれば、何でもする……」

 

 

 

 

 

「なんでも屋よ」







Tip!

理事と話していた男とは……?



無事最終編の熱もいったん収まり、プレ先の反応集ができ始めてきた今日この頃。
私はいまだにアビドスで遭難しております(やりたいんだけどね……長いもんね……)。
とりあえず、アビドス編でやりたいことは大体思いついたので、そこまで持っていきたいところ。
一番大きい変化はアビドス終盤辺りになる予定かな。

また次回も頑張っていきますので、皆様の応援お待ちしております。
応援に関しては、「お気に入り登録する」「作品への高評価」「感想を書く」「ここ好きたくさん押してみる」「作者に直接メッセージを送ってみる」などがありますので、皆様の好きな方法で応援してください。

それでは皆様また次回~


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