ブルーアーカイブ ~先生は「ブラックライダー」~   作:クラウディ

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スッ……(正座する音)

スッ……(土下座する音)

スィ~ッ……(倒立する音)

まっことに申し訳ありませんでしたぁああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!
投稿のやる気が上がったって言っておきながら結局年末すら更新せず、ブルアカ3周年記念&ブラックライダー1周年記念その他諸々を祝うお話を書くことができませんでしたぁあああああああああああああああああああ!!!!!!

マジで申し訳ないです…………!!!
何とか今回更新は出来たんですが、更新できるまでの間、猛烈にモチベーションが上がらず、3か月以上も間を空けてしまいました………。
ヒマリが結局引けなかったり、3周年の☆3確率2倍期間でもろくに引けなかったり、マジできつかったです()

今回は久しぶりに書くことができてテンションが高い状態ですが、次回もマジで不定期かもしれません……!
ですが、これからも頑張っていきたいので応援よろしくお願いします!

あ、本編どうぞ。





決着?便利屋68!

「っ……やっぱ慣れねぇな、()()()()()()()()()()()()()()()()の」

 

 もうもうと立ち上る土煙を前に、少し体をぐらつかせながら俺はぼそっと呟く。

 ちょっとばかし威圧感を込めて技を構えてたから、運よく溜めてる最中の隙は潰せたけどやっぱこれ燃費悪いし、5年も経ってたら色々と鈍ってんな……。

 

 そんなことを内心でぼやきながらも、アルちゃん達が立っていたところからは意識をそらさない。

 ま、そこまで警戒しなくてもよさそうだけどな。ブラックのセンサーも特に問題はないみたいだし。

 

「うっ……な、なんだ、今の……」

「い、いたた……なに、これ……」

「か、体が、しびれ、る……」

 

 風によって土煙が晴れた先には、体に微弱な赤い電気が走っている傭兵達が倒れている。

 何とか立ち上がろうと藻掻いてはいるが、まるでスタンガンでも食らったみたいに動きがどこかおぼつかない様子だ。

 

――不利な状況を覆すため、起死回生の一発としてさっきぶっ放した技は"拡散型スピードブレイカー"。

 

 俺がよく決め技として使う高威力な蹴り技――"スピードブレイカー"……のエネルギーを周りにばら撒いて、目くらましとか怯ませるために使う技だ。

 ブラックがバイク状態――"ビークルモード"の時には後輪だったパーツ――"ホイールブースター"から生み出されるエネルギー――"エナジーフォトン"を片足に集め、蹴り抜くときにぶっ放す。

 いつもならエナジーフォトンを集めたまま相手を蹴り飛ばすのが一番威力があるんだが、こうすることで対複数人の戦闘ではある程度のダメージを与えられる。

 

 ……ま、"怪人"相手にはマジで目くらまし程度でしかないんだけどな……やっぱあの時の戦いってヤバかったんだなって……。

 

 おっとっと、そんなことを考えてる場合じゃねぇな。

 

「おーい皆―! 大丈夫かー?」

「こっちは大丈夫ですよ~」

「割と危なかったんだよ先生~」

「ん、こっちも大丈夫」

「ちょ、シロコ、先輩、力、緩め」

 

 後方にいる皆に向かって軽く無事を確認すると元気な返事が聞こえた。

 ホシノちゃんの盾に隠れて無事なノノミちゃんに、セリカちゃんの頭を多少強引に抑えながらこちらに親指を立てているシロコちゃん。

 指示内容も全然少ないしかなり無茶苦茶な作戦だったけど、皆動いてみてくれたようで内心でほっとする。

 皆の無事を確認したところで、とりあえずは……

 

「んで、まだやるかいアルちゃん?」

「くっ……! 流石はシャーレの先生ね……!(ど、どどどどうしよー!? ここからどうすればいいのー!?)」

 

 俺の問いかけに、膝をつきながらも不敵な笑みは崩さないアルちゃんだが、その膝は笑っていて余裕といえるものはなさそうだ。

 いや、ほんと丈夫だな。

 キヴォトスってやっぱり別世界じゃねぇの?

 

 そんなことを内心でぼやきつつ、俺は構え直す。

 ホシノちゃん達も体勢を整えて、次の攻撃に備え始めた。

 

 正直に言えば、ここまで追い込まれたアルちゃんに勝ち目はないと思う。

 雇ったであろう傭兵の子達はほぼ全員再起不能で、アルちゃん達もかなりのダメージを負っている。

 これをひっくり返せるのは……ちょっとあったら不味いな。

 

「でも、ここまで来て引き下が――!」

 

――キーンコーンカーンコーン♪

 

「あ、定時だ」

「今日の日当だとここまでね。あとは自分達で何とかして。それじゃ、皆帰るわよ」

「いたたた……傷薬買わなきゃ……」

「……え?」

「おろん……?」

 

 なんとか立ち上がったアルちゃんが威勢のいい言葉を言おうとした瞬間、鳴り出したチャイムと共に傭兵の子達は踵を返して帰り始める。

 えー……傭兵に定時帰宅とかあるのか……。

 さっきまでのピリピリした空気はどこへやら、途端に流れ出した緩い空気と共に撤退し始める傭兵達。

 そしてその場には俺らと取り残されたアルちゃん達だけが立っていた。

 

 その場には異様に気まずい空気が流れ始め、わなわなと震え始めたアルちゃんが口を開く。

 

「…………こ、これで……」

「これで?」

「これで終わったと思わないことねアビドス~!!」

「あはは! これじゃ三流悪役みたいだねアルちゃん!」

「うるさいムツキ! 逃げ……じゃなくて、退却するわよ!」

「はぁ……やっぱりこうなるか……」

 

 砂煙を巻き上げながら全速力で逃げていくアルちゃん達。

 最初の威厳の影すらなくなった姿に、俺達は苦笑いをするのであった。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

「ふひゅ~……一時はどうなるかって思ったけどなんとかなってよかったね~」

「お疲れ様ですホシノ先輩。皆さんもお疲れ様です」

「アヤネちゃんも、サポート助かったよ」

 

 アルちゃん達が撤退した後、アヤネちゃんの待つ部室に集合した俺達は、何とも言えない先程の襲撃に頭を悩ませていた。

 

「う~ん……あの人は自分のことを『便利屋』と言ってましたよね? 学生さんなのに一つの会社を経営するなんて、すごいチャレンジ精神なのですが……」

「ん、その割にはあんまりお金に余裕はないみたい」

「恩を仇で返すなんて……! きっと悪いことをしてきたのよ!」

「あはは……その割にはあの時まで私達との関係には気づいてないみたいでしたけどね……」

 

 皆が思い思いの感想を述べていく中、そんな様子を見守っていた俺とホシノちゃんは、考えを纏めていく。

 

「先生~。今回のことと、前のヘルメット団たち、明らかに"裏"の方が手を回してそうだね~」

「……まぁ、そう考えるのが普通だよなぁ……。今まで拮抗状態になっていたヘルメット団を撃退したら、今度はセリカちゃんが一人になったところを誘拐。セリカちゃんを救出してヘルメット団をこれまた撃退したら今度は腕利きの便利屋が襲ってくる……。明らかに俺達……というか『"アビドス"を潰そうとしてる奴がいる』な……」

「うへぇ……こんな辺鄙な所に何の用があるんだろうねぇ……」

 

 今回の動きからして、俺達……詳しく言うなら"アビドス"に対しての攻撃が多くなっている。

 そのどれもが、ヘルメット団というチンピラに、アルちゃん達の便利屋という具合に、相手の直接の戦力で襲ってきてはいない。

 明らかに作為的なものだ。

 

 ……もし、相手が一線を越えるってんなら、こっちも容赦なくやれるんだが……

 

「うーん……これはそろそろ本格的に対策していかないとかなぁ……」

『…………』

「ん? どうしたブラック?」

 

 あーでもないこうでもないと頭をひねっていると、ブラックから何やら提案される。

 

『…………』

「ほうほう……」

『…………』

「ふむふむ……」

『…………』

「…………?????? つまりどういうことなんだよ????」

 

 ??????

 駄目だ……ブラックが何を言おうとしているのかさっぱりわからん……。

 ブラックの言うことをそのまんま言葉にするなら、『推定黒幕である"奴ら"は自身達の"足"が出るのを避けたがっている。言うなればいつもの暗躍している連中の考えることだ。そして奴らは足の出ないチンピラになんでも屋を雇っている。それも戦車だろうが何だろうが最低限貸し与えるくらいにな。それに、このアビドスには人手が足りていない。ここまで言えばわかるか?』ってことなんだけど……どうすりゃいいんだ?

 

 そんな考えが頭の中を回っているせいで、頭をひねっている俺の様子を見かねたのか、ホシノちゃんが声をかけてくる。

 

「ん~? どうしたの先生~?」

「いやぁ……ブラックがなんかいい考えを伝えてくれたんだけど俺にはなにがなんだか……」

「ありゃりゃ……でもおじさんにはブラックさんの言葉が分からないからどうしようもできないねぇ……」

『…………』

 

 そんな俺達の様子を見て、呆れたような排気音を鳴らすブラック。

 俺の頭が足りてないせいで翻訳しようにも……って考えていたら、ブラックがある行動に出た。

 

『…………』

「え? どうしたんですかブラックさん?」

『…………』

「えっと、タブレットを貸してほしいってことですかね?」

『…………』

「それくらいなら大丈夫ですよ? でも、それを使ってどうするんですか……?」

 

 動き出したブラックは、皆のフォローに回っていたアヤネちゃんに近づき、雰囲気(?)と身振り手振り(?)でアヤネちゃんの持っているタブレットを貸してほしいと伝えたようだ。

 アヤネちゃんも恐る恐るタブレットをブラックに差し出すと、ブラックの車体側面がスライドし、中から物を掴むような形状のアームと、先端にタブレットに接続できるような端子が付いたコードを出してくる。

 そしてブラックはアームでタブレットを持ち、コードをタブレットへと接続した。

 

 すると、画面にバグったかのような砂嵐が発生する。

 

「!? ちょちょちょ!? 何してるんですかブラックさん!?」

『…………――何をしているかはこれでわかるだろう?』

「これでわかるだろうって、壊さない、で、くださ、い……??」

 

 慌ててブラックからタブレットを取り上げようとするアヤネちゃんだったが、タブレットから発せられた機械音声を聞いて動きを止める。

 あ、そういやそういう機能もあったなお前。

 

『さてと、こうして話すのは初めましてだな対策委員会』

 

 

『俺の名は"ブラック"』

 

 

『そこの阿呆のお目付け役をしている"多目的変形機構搭載型パワードスーツ『BLACK』"だ。よろしく頼む』

「おい! 誰がアホだブラック!」

『お前に決まっているだろうがバカ』

 

 

「「「「え、えぇええええええええええええええええええええ!!!???」」」」

 

 ブラックの突然のカミングアウトに、皆の絶叫がアビドス校舎に響き渡った。







Tip!
ブラックは話そうと思えば今回みたいにして話すことが「いつでも」できたぞ!
しなかったのは単にめんどくさかったからだ!



久しぶりに筆が乗って嬉しい反面、更新頻度があまりにも落ちていることに戦々恐々している毎日ですが、次回も頑張っていきます!

また次回も頑張っていきますので、皆様の応援お待ちしております。
応援に関しては、「お気に入り登録する」「作品への高評価」「感想を書く」「ここ好きたくさん押してみる」「作者に直接メッセージを送ってみる」などがありますので、皆様の好きな方法で応援してください。

それでは皆様また次回~


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