ブルーアーカイブ ~先生は「ブラックライダー」~   作:クラウディ

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待たせて本当に申し訳ありません!
ブルアカアニメ最高なので久しぶりに投稿出来ました!
マジでブルアカアニメよかった……あと一週間くらい待たないといけないのが長すぎて待ちきれない……!

今回は「バナナケーキ」さんから☆8評価をもらっています!
皆様の応援と共にこの作品は続いていきますのでこれからも応援よろしくお願いします!

それでは本編どうぞ!





追究!ブラックマーケットの闇!

「お、覚えてろ~!!」

『敵、後退しています!』

「ふぅ、一先ずは安心。だと思いたいけどなぁ……」

 

 仲間を引き連れて襲撃を仕掛けて来たチンピラたちを再度撃退し、なんとか一息を吐くカケル達。

 変身すれば圧倒的な力で敵を一掃できるカケルが、ブラックの考えで変身させてもらえない状況だったが、それでもホシノ達の態勢が揺らぐことはなく、大きな被害も出さずに勝利できた。

 

『そうですね……このままではまた増援を呼ばれる可能性があります……』

「仲間を呼ぶつもり? いくらでも相手してあげる」

「ま、まってください! それ以上戦っちゃダメです!」

『落ち着け砂狼シロコ。阿慈谷ヒフミの言う通りだ』

「ん? どうして?」

 

 アヤネの推測を聞いたシロコが追撃の構えを取ろうとするが、ヒフミとブラックがその動きを止めさせる。

 

「じ、実はブラックマーケットであっても外と同じように治安機関があって、もしかしたら騒ぎを聞きつけて対処しに来るかもしれません! もし、大事になったら……あうう……」

『先程、そこの阿呆に変身するなと言ったのはそういうことだ。まだいざこざで済んでいるがこれ以上騒げば面倒どころの話ではない。この場から離れるぞ』

「お前が変身するなって言ったのそういうことか!?」

『自分で気づけ阿呆』

「またアホって言ったな!?」

「ふむ……分かった。ここのことはヒフミちゃんの方が詳しいだろうから、従おうか」

「は、はい! こっちです!」

 

 そうしてヒフミに先導されながら、カケル達はその場を離れるのであった。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 先程いた場所からかなり離れた歓楽街にて、ヒフミ達は息を潜めて隠れていた。

 その中でも先頭を走っていたヒフミは、追撃を振り切れたことを確認して大きく息を吐いて呟く。

 

「……ここまで来れば大丈夫でしょう」

『……偉く"ブラックマーケット(ここ)"に詳しいな阿慈谷ヒフミ。ここに来るまでのルート選びもスムーズ。貴様自身は"平凡"を自称しているようだが……』

「わ、私は本当に普通なんですって! そ、それに、ここはブラックマーケットの中でも特に有名な場所ですから……」

「ブラックマーケットに有名も無名もあるのか……?」

「はい……」

 

 確かに、裏側のことに精通している割には、自身のことを至ってどこにでもいるような"平凡な女子高生"と言うヒフミの言葉にはあまり説得力はない。

 ブラックの探るような言葉に、ヒフミは少し慌てながらも否定し、カケルの浮かべた疑問に答えていく。

 

「このブラックマーケットだけでも、平均的な学園数個分の規模に匹敵しますし、上の立場の人ほど無視はできないかと……それに様々な「企業」が、この場所で違法な事柄を巡って利権争いをしていると聞きました」

「……思っていた以上にデカいなここ……」

「それだけじゃありません。ここ専用の金融機関や治安機関があるほどですから……」

「銀行や警察があるってこと……!? そ、それってもちろん、認可されていない違法な団体だよね!?」

「はい……そうです」

「スケールが桁違いですね……」

「中でも特に治安機関は、とにかく避けるのが一番です……。騒ぎを起こしたら、まずは身を潜めるべきです……」

 

 違法な世界には違法な世界なりのルール、そしてそれらを守るための違法な組織が手を組んでいる。

 初めて触れる世界に冷や汗を流すセリカとノノミ。

 そんな様子を観察していたホシノは、あまりにも詳しすぎるヒフミに向かって探るような言葉を投げかける。

 

「ふ~ん、ヒフミちゃんって、ここのことにすごい詳しいんだねー」

「えっ? そうですか? 危険な場所なので、事前調査をしっかりしたせいでしょうか……」

「ブラックマーケットを事前調査って……えぇ……」

『……例えるなら、敵の膝元に単身で乗り込んでいるようなことだがな……』

「ひ、引かないでくださいよカケルさん!?」

 

 事前調査でどうにかなるような問題だろうか……改めてキヴォトスの生徒の"常識"を目の当たりにしたカケルであった。

 そんな2人のやり取りを見ながら、考え込んでいたホシノはあることを思いつく。

 

「よーし、決めたー♪」

「? どうしたんですかホシノ先輩?」

「ふっふっふ……ねぇねぇヒフミちゃーん? 助けてあげたお礼に、私達の探し物が手に入るまで一緒に行動してもらうねー♪ あ、拒否権はないよー」

「……え? ええっ!?」

 

 ホシノのお願い……というよりかは強制的な提案に一瞬フリーズするヒフミ。

 何とか再起動でき、助けを求めようと周りを見回してみるが……

 

「わあ☆ いいアイデアですね!」

「なるほど、誘拐だね」

『あ、あはは……すみませんヒフミさん……』

「はいっ!?」

 

 ノノミとシロコはノリノリで、唯一の良心だと思っていたアヤネにもやんわりと断られてしまった。

 かと言って、カケルとブラックの方に助けを求めてみようとすれば……

 

「うーん……無理言って同行してもらうのも……いやでも、アビドスの問題もあるしなぁ……すまんヒフミちゃん! 巡り合わせが悪かったってことで協力してくれ!」

『阿慈谷ヒフミ、こういうことも想定しておいた方が後のためだ』

「!?」

 

 こちらも駄目であった。

 しかし、運命はヒフミに味方してくれたようである。

 

「誘拐じゃなくて、案内をお願いしたいだけでしょ? ホシノ先輩もシロコ先輩も怖がらせるようないい方しちゃダメ! あ、もちろんヒフミさんが良ければ協力してもらえると助かるんだけど……」

「あ、あうう……!」

 

 今だけは喧嘩っ早いセリカが味方してくれたようだ。

 だが、セリカとしても自分たちの問題は解決できたらしておきたいと思っているため、可能であれば協力してほしいと伝える。

 

 そんな全員の期待するかのような視線にさらされたヒフミは、根っこが優しい少女なのもあって……

 

「わ、私なんかでお役に立てるか分かりませんが……アビドスの皆さんにはお世話になりましたし、ひ、引き受けさせてもらいます!」

 

 断ることはできなかったようである。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 ここはとあるビルの最上階の一室。

 一人の大男が、苛立ったような様子で椅子に座っていた。

 

「……クソッ、所詮は金で雇っただけのガキだったか……!」

 

 そう言いながら忌々し気に固定電話を睨みつける大男は、先程までの通話相手との会話内容を思い返す。

 

『ええ。私達はこの一件から手を引くつもりよ』

『……どういうことだ? すでに前金は払っているはずだが……』

『それに関してはもう送り返させてもらったわ。あれほど汚れ切った依頼をせこせこ私達に頼むくらいなら、その金であなた達の部下でも動かしたらどうかしら?』

『ッ! 貴様、そのようなことをしてどうなるか――!』

「ええ、ええ。もちろんわかっているわ。でも、あなたは私達のような"ただのアウトロー"に対して、いちいち攻撃を仕掛けるつもりなのかしら? まるで三流悪党のようね」

『貴ッ様ァアア……!!』

『あらあら怖い怖い。まるで節操のない犬みたいね? あぁ、少し話し込んでしまったわね。要件はそれだけよ』

『待てッ! 話はまだ――!』

 

「ッ! クソッ……!」

 

 思い返せば思い返すほど悪態が止まらない。

 ただの子供だと思っていれば、こちらをことあるごとに挑発してくる生意気なガキであった。

 そんなガキにしてやられたと、大男――"カイザーPMC理事"は机に拳を叩きつける。

 あそこまでコケにされたのは初めてだと、裏切った便利屋に対して秘密裏に兵を動かして襲撃をかけてみたが……

 

『こ、こちらアサシン2! 作戦は失敗! 繰り返す! 作戦は失ぱ――ぎゃああああああ!!??』

『あーあ、もう終わりなの~? もうちょっと一緒に遊びたかったのにな~』

『はぁ……"スペース"さん、あとどれだけ敵が残ってる? ……そう、ありがと』

『ア、アル様! 見ていただけましたか!?』

『よくやったわハルカ』

 

 向かわせた部隊が全滅したという報告を聞いて耳を疑うほどであった。

 ただでさえ忌々しいアビドスの連中に、以前から警戒していたシャーレの先生。

 そして、何に影響を受けたのか劇的に変わった便利屋による裏切り。

 

 ただでさえ上手く行ってなかった状況がさらに悪くなっていく感覚に、頭痛と吐き気がしてくるPMC理事。

 

「奴らは私達の武力で簡単につぶせる程度の便利屋じゃなかったのか……? チッ! あの前評判はデマだったということ……いや、やはりシャーレの先生の影響か……!」

 

 なお、PMC理事はこう思っているが、便利屋に関してはカケルはほとんど介入していない。

 強いて言うなら、"依頼"と称して彼女達にアビドスへ転入した生徒達の業務を手伝ってもらったり(なお給料はまた別個で出ている)、アビドスのメンバーと共に交流会をしたりしていただけである。

 要するに、今回の件は元からある彼女達のポテンシャルが引き出されてるだけだ。

 

 そんなPMC理事の前に、全身黒ずくめの男が現れる。

 

「……お困りのようですね」

「……いや、ただ計算に少しエラーが生じただけだ。まだ対処のできる変数でしかない」

「……変数程度で収まっていたのならばよかったのでしょうけどね」

「…………?」

 

 「変数程度で収まっていたのならば」黒ずくめの男の言葉に首を傾げるPMC理事だったが、そんな彼の様子を知ってか知らずか、黒ずくめの男は警告した。

 

 

 

「気を付けた方が良いですよ。貴方の目標の達成確率は極めて低くなっていると」

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 電灯の付いていない真っ暗な研究所の一室にて、ある男がモニターに投影されているある映像を見ていた。

 

『行くぞ"アサルト"!!』

『Ride ON!』

 

 そこに写っていたのは黒鉄の戦士――『ブラックライダー』が巨大な"ナニカ"に乗り込んでいる様子だ。

 

「さてさて、『彼』は見せてくれるのかな……あの――」

 

 

――そして、巨大な存在が立ち上がる。

 

 

『大!! 変!! 形!!!』

『Assault Gigant!!!!!!!!!!!!!!』

 

 

「――"巨人"を……」

 

 

「実に楽しみだ……!」

 

 

 しばらくの間、映像を見ている男の怪しい笑い声が研究所に響き渡っていた。







Tip!
ギーガントーギーガントー……



クッソ久し振りの投稿でしたが皆様楽しんでいただけたでしょうか?
次回も頑張っていきますので楽しみに待っていてください!

また次回も頑張っていきますので、皆様の応援お待ちしております。
応援に関しては、「お気に入り登録する」「作品への高評価」「感想を書く」「ここ好きたくさん押してみる」「作者に直接メッセージを送ってみる」などがありますので、皆様の好きな方法で応援してください。

それでは皆様また次回~!


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