ブルーアーカイブ ~先生は「ブラックライダー」~   作:クラウディ

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やっとプロローグが完了するよぉ……ぬわーん疲れたもぉーん……

そんなことはさておき、「NoxExz」さん、「伝説の超三毛猫」さん、「ししゃも」さん、感想ありがとうございます。
そして、「カウン」さん、「NoxExz」さん「川崎ノラネコ」さん、評価ありがとうございます。
皆様のおかげで、この度評価に色が付きました。
これからも頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。

それでは本編どうぞ。





連邦捜査部シャーレ!

「……はい。分かりました。先生。サンクトゥムタワーの制御権の確保が確認できました」

「ん……ん? おぉ、それはよかったよ」

「はい。これからは連邦生徒会長がいた頃と同じように、行政管理を進められますね」

 

 アロナのいた空間から元の部屋に戻り、早速声をかけてきたリンちゃんに返事をする。

 リンちゃんが言う内容的に、どうやらアロナはしっかりとやってくれたようだ。

 流石はよく分からん素材とシステムで作られた子である。

 とりあえず、アロナが言っていたことについて聞いてみることにした

 

「あー、ところでリンちゃん。ここにでっかい"倉庫"ってある?」

「……? えぇ。シャーレの地下には何の目的で作られたのか分からない倉庫……いえ、"()()()()"があります。それこそ、戦車を何十台と入れても余りそうな大きさのガレージが……使用されますか?」

「あぁ。後日、ここにあるものを運び込もうとしてるんだけど……」

「……ブラックさん達のようなものを、ですか?」

 

 流石リンちゃん。これだけで大体のことは察してくれた。

 ブラックのことを事前に話していたとはいえ、ここまでの情報だけで答えにたどり着けるのは流石首席行政官と言ったところか。

 

「そうだね。あー……もしそいつを使うことになったら、書類仕事とか頼んでいいかな?」

「……サポートすると言ったのは私達です……。……分かりました。そのようなことが起こらないことを願います」

「あっはは……。俺もそう願ってるよ……」

 

 主に、"()()()"を持ちだされることになる相手に対して……南無南無……。

 ……ここまで治安悪い&技術が発展してるところでは、いつ、何が起こるかわかんないし……割と早く来そうだなぁ……。

 

「とりあえず、それはまた後日にするとして……。ついてきてください。連邦捜査部『シャーレ』をご紹介いたします」

「やぁっとか……」

 

 ようやく、自身が所属するであろうシャーレに関して触れる時が来たようだ。

 この1日、本当に訳の分からないことが連続して起きたもんだ……。

 目が覚めたらよく分からん場所でリンちゃんに会って、いきなり聞かされるこの場所のトップが行方不明。

 かと思えば突然撃ち合いに巻き込まれて大勢の不良を気絶させ、挙句の果てには戦車を蹴り飛ばすことになる。

 ……うん、訳分からんな……なんじゃこれ……"外"で戦ってた時の方が……割とそうでもなかったわ。あっちでの戦いも割とヤバかったわ。

 

 クリスマス……シャケ……うっ、頭が。

 

「先生? どうされましたか?」

「あ、うん、ダイジョブダイジョブ。シャケリスマスのこと思い出しただけだから……」

「……あえて深くは触れません」

「その方が助かるよ……あれは思い出したくも広めたくもない……」

 

 あれだけはマージで思い出したくない記憶トップ10入りしてるやつだ……SAN値削れるであんなん……。

 

「それでは行きましょう」

「はーい……」

 

 そうして歩き出したリンちゃんの後についていくのであった。

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

 

「ここがシャーレのメインロビーです。長い間空っぽでしたけど、ようやく主人を迎えることになりましたね」

「ほー……」

 

 そうして案内された部屋の前には、『S.C.H.A.L.E(シャーレ)』と書かれた表札があった。

 ここが俺の職場になるのか……そういや、俺ってここに来る前はバイトやってたんだよなぁ……これが初のまともな仕事ってことか……。何だか嬉しいようなそうでもないような……まぁ、いいか。

 そんなことを考えつつ、リンちゃんに促され、部屋に入った。

 

 部屋の中は割とシンプル。真ん中に作業用のデスクとPCが置かれていて、その向こうにはホワイトボード。

 壁際にはファイルの入った棚があり、いつか見た職員室の光景に似ていた。

 

「そして、ここがシャーレの部室です。ここで先生のお仕事を始めるといいでしょう」

「ほへー……めっちゃ綺麗だなぁ……。っと、仕事の話か」

 

 思わず見とれていたようで、リンちゃんの言葉に少し遅れてしまう。そうだよ仕事があるんだった。

 

 んー、前言ってたことから察するに、この部活は「戦闘行為をどこでも行える」って特性がある。

 そして、今日1日で体験したあの治安の悪さからして、戦闘行為がメインになるだろう。

 それだったら俺の得意分野なんだが……

 

「……シャーレは権限だけはありますが目標のない組織なので、特に何かをやらなきゃいけない……という強制力は存在しません。そして以前話したように、キヴォトスのどんな学園の自治区にも自由に出入りでき、所属に関係なく、先生が希望する生徒たちを部員として加入させることも可能です。ですが……」

「そう。それなんだよ。何でそこまでフワッとした部活なのに、連邦"捜査"部何て名前が付けられてるのか。なんで過剰なまでの権限を持たせているのか。その割には何かしてくれって明確に決められてるわけじゃないし……あーもうわっかんねぇなぁ……」

 

 連邦生徒会長が失踪し、俺がここに呼ばれたことで謎が謎を呼ぶこの1日。

 何度も言ってるように正直関わりたくないんだが……まぁ、頼まれたことをやらなきゃ明日の飯がまずくなるしな。

 ……ここにも、助けを呼ぶ声はあるみたいだし、老後について考えてたんだけど、まぁ、まだ働けるうちに働いとくかぁ……。

 

「……このことを本人に聞いてみたくとも、連邦生徒会長は相変わらず行方不明のまま。私達は彼女を探すのに全力を尽くしているため、キヴォトスのあちこちで起きる問題に対応できるほどの余力がありません」

「だろうね……」

 

 そりゃそうだ。

 国のトップがいなくなったらまず導く人がいなくなったも同然。

 そんな状況になったら問題がぽこじゃか出てくるんだろう。

 一番手っ取り早いのはトップご本人に帰ってきてもらうことだが、まぁ状況としては芳しくないみたいだ。

 

「今も連邦生徒会に寄せられてくるあらゆる苦情……支援物資の要請、環境改善、落第生への特別授業、部の支援要請などなど……。……もしかしたら、時間が有り余っている『シャーレ』なら、この面倒な苦情の数々を解決できるかもしれませんね」

「そこで俺の出番ってことか。よっしゃ」

 

 自分の役割が見えてきたことでやる気が出てくる。

 特に、肉体的なもので解決できるものなら好都合だ。

 

「その辺りに関する書類は、先生の机の上に()()()()置いておきました。気が向いたらお読みください」

「あ、やっぱ書類仕事はあるのね。とほほ……」

 

 結局、先生らしく書類仕事からは逃げられないようだ。

 

――おのれ連邦生徒会長―!

 

 そんな心の叫びが自分の中で木霊した。

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

 

「ええ。サンクトゥムタワーの制御権を連邦生徒会が取り戻したことを確認したわ」

「ワカモは自治区に逃げてしまったのですけど……すぐ捕まるでしょう。私達はここまであとは、担当者に任せます」

「あぁ、皆ありがとな……できれば、この後も助けてほしいけど……」

「えぇ。今から助けるとなると学園側の許可を取らないといけなくなるためまた後日になりますが、その時は私達も力を貸します」

「ありがとうチナツちゃん……こんなポンコツでごめん……」

 

 その後俺は、外で待っていてくれたユウカちゃん達に声をかけていた。

 突然起こった事件に巻き込ませてしまった側としては、非常に申し訳なかったのである。

 

 まぁ、後日また力を借りることにはなるんだろうけど……ハハッ(乾いた笑い)

 

「お疲れ様でした、先生。先生の活躍はキヴォトス全域に広がるでしょう。すぐにSNSで話題になってしまうかもしれませんね?」

「あー、力仕事だけならいいけどね……」

「そ、そこは私も手伝いますから、安心してください先生!」

「マジでありがとうユウカちゃん……」

 

 ユウカちゃんが手を握りながら慰めてくれる。

 ……本当にまぶしいよ……これをブラック達にも見習ってほしいよ……。

 

「これでお別れですが、近いうちにぜひ、トリニティ総合学園に立ち寄ってください。先生」

「トリニティ自警団にもいらしてください。あまり出せるものはありませんが、盛大に歓迎します」

「私も、風紀委員長に今日のことを報告しに戻ります。ゲヘナ学園にいらっしゃった時は、ぜひ訪ねてください」

「ミレニアムサイエンススクールに来てくだされば、またすぐにお会いできるかも? 先生、ではまた!」

「んじゃ、またね」

 

 そう言って、皆は帰路についていった。

 

 ……幸先はよく、割とあっさり先生となったが、新天地であるここは未開のジャングルレベルで不安しかない。

 

 でも、頼まれたからにはやらなきゃな!

 頬を叩いて気合を入れなおす。俺なりの決意表明であった。

 

「しゃあっ! 気合入れていくぞ!」

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

 

 

 

「――っていうことがあってさぁ? 俺はこう言ってやったんだよ。『シャケリスマスよりひどかったもんはない!』って」

『あはは! シャケとクリスマスって、どうしてそうなっちゃったんですか~』

 

 その後、部室に戻った俺はシッテムの箱を起動してアロナと話していた。

 俺が"外"で体験したこと、好きな食べ物は何なのかということ、好きな遊びは何かとか、いろいろと話していたのである。

 その時、

 

――ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ……。

――マスター。どこですか~?

 

『うわわわっ!? じ、地震ですか!? それと誰!?』

「おっと、来たか。すまんアロナ。ちょっと出てくる」

『へ!? もしかして、これが"アサルト"さんですか!?』

「そう。滅茶苦茶デカいって話してた"アサルト"。それとおしゃべりな"スペース"だよ」

 

 そう言いながら俺はシッテムの箱を出て、シャーレの外に飛び出す。

 そこにいたのは……思ってた通り、"アサルト"と"スペース"がそこにいた。

 

『…………!』

『あぁら! これはこれはマスターじゃないですかぁ? そんな綺麗な制服を纏ってどうされたんですかぁ?』

「相変わらず元気そうだなお前ら……とりあえず"アサルト"は跳ねるのをやめろ。お前レベルの巨体だと近所迷惑」

『!? …………』

「しょげるなって。あとでかまってやるからさ」

『あらぁ? 私には何かないのですかマスター?』

「お前も相変わらずおしゃべりだな"スペース"。変わってなくて安心するよ」

『ん~、口説き文句としては無難なところですねぇ』

「何が口説き文句だよ……」

 

 相変わらずの相棒たちの姿の思わず頬が緩んでしまうが、気を引き締めて彼らを迎え入れる。

 

「さて、お前らを呼んだってことは、もう言わなくても分かるだろ?」

『…………!』

『私達の力が必要になった、でしょう?』

「おう。こんな所じゃ何が起こるか分からねぇ。昔みたいに、全員で力を合わせていくぞ! "ブラックライダーズ"!」

『…………!!!』

『ええ! やってやりましょうとも!』

 

 こうして、仲間と合流しながら、この騒乱の1日は終わったのである。







次回予告!

「私達はアビドス廃校対策委員会です」

手紙で送られた依頼に書かれた先では廃校寸前の学校を復興しようとする生徒達!

「私達は便利屋68よ!」

それを邪魔する新たな刺客!

「先生、私達と取引をしませんか?」

謎の存在も介入してくるぞ!

さぁ、戦えブラックライダー!

「行くぞ"アサルト"!!」

『Assault Gigant!!!!!』

超特急で待っててくれよな!



※多分内容変わるかも



「勝った! プロローグ、完!」ということで、プロローグ編が終わりました。
また次回に幕間をはさみつつ、対策委員会編に行きますので楽しみにしてください。

また次回も頑張っていきますので、皆様の応援お待ちしております。
応援に関しては、「お気に入り登録する」「作品への高評価」「感想を書く」「ここ好きたくさん押してみる」「作者に直接メッセージを送ってみる」などがありますので、皆様の好きな方法で応援してください。

それでは皆様また次回~


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