~人間解放軍アジト・河川地帯~
勇治「また会えると思っていたよ。必ず君は生きてると思ってた。」
巧「あぁ…憎まれ役はしぶといんだ。」
勇治「何でだろう…君と話しをしてるとホッとする。」
巧「…なんかあったのか?」
勇治「こんな時代だ…人間の嫌な部分は沢山見てきた。人間とオルフェノクの共存が俺の理想だけど……ちょっと弱気になっているのかもしれないな。」
巧「優しすぎるんだよアンタは…でもきっとアンタなら自分の理想を達成できるさ。」
勇治「どうかな…君の方こそ結局は救世主になれるって俺は信じてるんだけど。」
巧「まさか…ガラじゃないさ。」
木場と乾は仲良く話しを進めていると橋がある方向から声が聞こえてきた。2人は声が聞こえる橋の上を見ると3人の解放軍メンバーがライフルで長田と海堂の背中を突きつけて歩かせられていた。
勇治「結花、海堂、どうした何があった!?」
直也「知るかよ…こっちが聞きたいくらいだぜ。」
結花「木場さん、この人達いきなりやってきて…」
解放軍メンバーB「見たんだよ…アンタが水原さんを襲うところをッ!!」
解放軍メンバーC「結局アンタ達は敵だったんだ!」
解放軍メンバーA「アンタ達の処分は裁判で決める…いやこの場で処刑しても構わんがな!!」
6人の解放軍メンバーはライフルを海堂と長田の背中に向けてトリガーを引こうとした瞬間…園田と菊池が駆けつけメンバーの間に割って入った。
真理「待ってくれ皆!!…話しは聞いたけど木場さんが何の理由も無く人を襲う筈がない。」
啓太郎「そうだよッ!!…話してよ木場さん何があったの?」
巧「水原ってヤツが俺を狙ってきたんだ!!ファイズギアを手に入れようとしてな。」
解放軍メンバーA「理由は関係ない。問題はそいつが殺ったていう事実だ!!」
真理「止せって!木場さん達に手を出すなら私はもう皆の仲間じゃ居られない。私…出ていくから。」
啓太郎「俺だって!」
解放軍メンバーA「お前ら…いつまでオルフェノクを庇うんだよ!?」
真理「だから何度言ったら分かるの!?オルフェノクも人間も関係ないって!!」
解放軍メンバーA「本当に関係ないならオルフェノクであるアンタら自身が証明してみろ。」
結花「どういう事ですか?」
解放軍メンバーA「SMART BRAINの帝王のベルト…アレを俺達に渡したら考えてもいい。」
勇治「……」
解放軍メンバーの1人がそう言うと残り5人を連れてアジトへ帰っていった。そして木場、長田、海堂、乾、園田、菊池はというと。
真理「ごめん木場さん、私…なんか力になれなくて。」
勇治「そんな事はない…君の気持ちだけで慰めになるし、励みになる。」
啓太郎「でもどうするのさ…これから。」
勇治「どうかな…とにかくここには居られない。俺達が居れば君達に迷惑を掛けてしまうから。」
木場は乾と園田と菊池にそう言うと長田と海堂を連れて解放軍のアジトから出ていきSMART BRAIN本社に向かって歩いていった。
啓太郎「大丈夫かな…木場さん達。」
真理「もしかしたら私…嘘つきかもしれない。」
~人間解放軍アジト・出入口前~
勇治「…!!」←地獄耳発動。
真理(遠距離)「(私…人間もオルフェノクも関係無いって言ったけど水原が言ってたでしょ?巧がオルフェノクかもしれないって。あの時凄く嫌な気分だった…だから嘘つきかもしれない。)」
勇治「……」
木場、長田、海堂の3人は本社に向かう道中にてSBの戦闘部隊に遭遇し後ろから不意を突いて気絶させ戦闘服と装甲車を奪って何とか本社までたどり着きエレベーターへ乗り込んだ。
~SMART BRAIN本社・エレベーターの中~
直也「おいおいマジで帝王のベルトを奪うつもりかよ…ガードやばいんじゃないの?」
勇治「腹を決めろよ海堂…ここまで来たんだ。」
直也「あ~あ、ちゅうかなにやってんだ俺…こんな事ならさっさとSMART BRAINに就いて人間を襲いまくってりゃ良かったぜ。」
結花「ふっ…(笑)」
直也「なんだよ…?」
結花「海堂さんは本当…爽じゃないんだから。」
直也「…うるせぇよイチイチムカつくんだよオメェは。」
海堂がそう言った瞬間、エレベーターの動きが止まり照明もシャットアウトされ不穏な空気になると扉が横に開き3人はエレベーターから降りると出た先は何もない空間だった。
~SMART BRAIN本社・?????~
勇治「ここは?」
峽児「ようこそ諸君…お待ちしてましたよ。」
勇治「どういう事だ!」
峡児「君達は再三の警告にも関わらず私の期待を裏切った…終わりです。」
≪グルルルゥゥ…!!≫
巨大な空間の照明が一斉に付き木場、長田、海堂は右上を見上げるとサイの特徴を持ったとてつもない大きさを誇るオルフェノク=エラスモテリウム・激情態が居て海堂は驚きの声を出す。
直也「おいおいおい…なんじゃこりゃ~!!」
軽く吹き飛ばされた木場はすぐさまホース・激情態に変異し魔剣ホースソードを召喚するとエラスモテリウム・激情態に対して構える。
≪グルル…グオォォォ!!!≫
ホース・激情態「はっ!!≪カキン!≫なんて堅さしているんだ…うわっ!?」
ホース・激情態はエラスモテリウム・激情態の軽い頭突きを食らうと激情疾走態に姿を変えてもう一度攻めに掛かる。
結花「木場さん!!」
直也「くそぉぉぉぉ!!!」
長田はクレイン・激情飛翔態、海堂はスネークに変異してエラスモテリウム・激情態の肉体のあちこちを攻撃を繰り出すが効いている様子が全く無かった。
峡児「無駄な足掻きを…ふふふははは。」
ホース・激情態「くっ…!!」
ホース・激情態は交戦中に上の階にある扉を見上げると園田らしき人物が中の様子を覗いていてそれに気づいた彼女?は直ぐに扉を閉めた。
ホース・激情態「ん…!?」
スネーク「うわっ!!」
≪グルル…!!≫
エラスモテリウム・激情態はスネークを壁端まで追い詰めると鼻腔から光の杭を連射して仕留めようとするがクレイン・激情飛翔態が間一髪のところ割って入り代わりに当たった箇所から青い炎があがる。
クレイン・激情飛翔態「うあぁぁ!?」
ホース・激情態「結花ッ!!」
≪グオォォォ!!!≫
エラスモテリウム・激情態は身体を後ろに向けて部屋を走り出し手前ギリギリなところでUターンして頭部に生えてる巨大な角で上空で荒ぶってるクレイン・激情飛翔態を壁ごと激突させた。
≪ズドン!!!≫←壁にクレイン・激情飛翔態が激突する音。
クレイン・激情飛翔態「うあぁぁぁぁ!!?」
スネーク「結花…!」
スネークは人間態に戻ると墜落してくる結花を両手で受け止める。
直也「おい…おい結花!俺はまだお前に何も本当の事を言ってねー!……好きだったんだよ…ずっとお前の事…好きだったんだよ。」
海堂は長田に告白すると彼女は左手をそっと彼の右頬を翳して自身も本当の事を言った。
結花「バカ…知ってたわ。そんな事…ずっと前から。」
長田は海堂に本当の想いを伝えると左手をゆっくり下ろし涙を垂らすと目のハイライトが消失し息を引き取り身体から青い炎が上がり始める。
≪バチバチバチバチバチバチバチ≫
↑青い炎があがる音。
直也「うっ…うぅ…うあぁぁぁッ!!!結花ぁぁぁッ!!!!」
海堂は泣き叫ぶと再びスネークに変異し長田を殺したエラスモテリウム・激情態に立ち向かったが頭部にぶつかって→噛みつかれ→上に放り投げられ→左右に振り回し→少しずつ食べられていった。
スネーク「結花……うっ。」
≪ボリボリボリボリボリボリ…≫←噛みちぎられる音。
ホース・激情態「海堂ぉぉぉッ!!!!」
峡児「君達は人間にもオルフェノクにも為りきる事が出来なかった。そして…人間に裏切られたのだ。」
村上はそう言うと部屋の扉が開いてボロボロの格好をした1人の女性が入ってきた。ホース・激情態は部屋に入ってきたボロボロの格好をした女性を見て唖然とした。その女性は人間解放軍のアジトで自分達を受け入れ信じてくれた筈の園田 真理だったからだ。
ホース・激情態「真理さん?どういう事だ!?」
真理?「ごめんね~木場さん…でもどうしようも無かったんだ。」
ホース・激情態「嘘だ…君が俺達を…裏切ったって言うのか!?」
真理?「だって…信用出来ないから貴方達の事。いつ人間の敵になるかもしれないし…だから早く死んでよ。」
ホース・激情態「(そんな…それじゃあ今まで俺達がやってきた事も全て…無駄だったのか?)」
≪グルルルル…!!≫
エラスモテリウム・激情態は巨大な右手を上げるとホース・激情態を床に叩きつけて気絶させた。
勇治「……」
そして園田?は台座の上に置いてあるリモコンを天井に向けて操作すると姿が社長秘書であるスマートレディに変化した。
スマートレディ「お馬鹿さん…貴方達の行動ぐらい全部お見通しよ♪」
峡児「そろそろだな…祭りが始まる。」
~SMART BRAIN本社・監禁室~
勇治「うう"う"う""あ"あ"あ」
監禁室に放り込まれた木場は荒けきった声をあげながらあちこちに設置されてる椅子とベッドやテーブルを蹴り飛ばし上に置いてある花瓶が落ちて割れてしまう。
勇治「う"う"う"う"う"う!!!」
真理?(回想)「だって…信用出来ないから貴方達の事…いつ人間の敵になるかもしれないし。」
勇治「うぅ…うぅ…海堂…結花…俺は…俺は今まで何をやってきたんだぁッッッ!!!!あぁぁあぁああぁあぁあぁあ!!!」
~SMART BRAINスタジアム・内部~
ここスタジアム内で観戦してる1万人オルフェノク市民はオルフェノク陣営の救世主=サイガが園田を助けるために現れた人間陣営の救世主=ファイズと互角の戦いを繰り広げたが必殺技を食らって灰化し静寂と不穏な空気に包まれた。すると前方に設置されたディスプレイにギリシャ文字24番目の「Ω」の文字が大きく映し出された。
≪おぉぉぉぉぉ!!!!≫
≪おぉぉぉぉぉ!!!!≫
≪おぉぉぉぉぉ!!!!≫
≪おぉぉぉぉぉ!!!!≫
≪おぉぉぉぉぉ!!!!≫
≪おぉぉぉぉぉ!!!!≫
≪おぉぉぉぉぉ!!!!≫
≪おぉぉぉぉぉ!!!!≫
≪おぉぉぉぉぉ!!!!≫
≪おぉぉぉぉぉ!!!!≫
≪オーガ!オーガ!オーガ!オーガ!オーガ!≫
≪オーガ!オーガ!オーガ!オーガ!オーガ!≫
≪オーガ!オーガ!オーガ!オーガ!オーガ!≫
≪オーガ!オーガ!オーガ!オーガ!オーガ!≫
≪オーガ!オーガ!オーガ!オーガ!オーガ!≫
≪オーガ!オーガ!オーガ!オーガ!オーガ!≫
≪オーガ!オーガ!オーガ!オーガ!オーガ!≫
≪オーガ!オーガ!オーガ!オーガ!オーガ!≫
≪オーガ!オーガ!オーガ!オーガ!オーガ!≫
≪オーガ!オーガ!オーガ!オーガ!オーガ!≫
オルフェノク市民はスタジアム中にオーガコールを鳴り響かせると出入口から帝王のベルトの1本=オーガギアを腰に巻かれ憎しみと絶望に染まった木場が現れた。
ファイズ「木場!」
真理「木場さん?」
木場はスタジアムの中心に立ち止まると右手に持ってる折り畳み式携帯電話のオーガフォンを開いてテンキーを操作する。
≪0・0・0 ─ STANDING BY≫
ノイズのような待機音が鳴ると木場はファイズを睨みながらオーガフォンを閉じて強く握りしめる。
勇治「変身…!」
≪COMPLETE≫
オーガフォンをオーガドライバーのトランスフォルダーに装填し真上から左90°に倒すと両サイドから金色のフォトンブラッド流動経路=オメガストリームが流れだし木場の身体を包み込むと金色の閃光を解き放った。
ファイズ&真理「うっ!?」
閃光が収まると木場の姿が純黒の鎧に金色のライン、ギリシャ文字24番目=「Ω」に属する仮面ライダーオーガに変身した。
真理「何で…何で木場さんが?」
オーガ「漸く分かったんだよ。俺が生きていく道は1つしかない…俺はオルフェノクとして生きていくッ!!」
≪うおぉぉぉぉぉ!!!!≫
≪うおぉぉぉぉぉ!!!!≫
≪うおぉぉぉぉぉ!!!!≫
≪うおぉぉぉぉぉ!!!!≫
≪うおぉぉぉぉぉ!!!!≫
≪うおぉぉぉぉぉ!!!!≫
≪うおぉぉぉぉぉ!!!!≫
≪うおぉぉぉぉぉ!!!!≫
≪うおぉぉぉぉぉ!!!!≫
≪うおぉぉぉぉぉ!!!!≫
観客席で観戦している1万人のオルフェノク市民はオーガのこれまでにないたくましさと言葉に感動し更に大きな歓声を挙げた。
真理「木場さん…どうして。」
SB特殊部隊「捕えろッ!!」
真理「っ!?」
園田は追いかけてくるSB特殊部隊から逃げるために裏通路へ逃げ込む。ファイズは特殊部隊を蹴散らそうと動いた瞬間オーガに肩を掴まれ胸部の装甲に強力なパンチを食らって観客席の一番後ろから4番目辺りまで吹き飛ばされた。
ファイズ「があぁ!?」
オーガも観客席の一番後ろから4番目辺りまでジャンプしファイズの胸部の装甲を追い詰める度に殴っていく。
オーガ「はああッ!!」
ファイズ「止めるんだ…木場!!」
オーガ「うるさいッ!!」
ファイズは必死に説得しようとするが悪意に支配されたオーガに言葉は届かなかった。
オーガ「お前達人間は俺を悉く裏切られた挙げ句、結花と海堂を殺したッ!!」
オーガはファイズを腹部と胸部の装甲に3発ずつ殴ると身体を持ち上げておもいっきり腹部を殴ると観客席から舞台の中心まで吹き飛ばされ変身を解除させた。
巧「ぐっ…うぅ!?」
オーガは観客席から舞台の中心へ飛び移り変身を解除させた乾にゆっくり近づきながら左腰の鞘から冥界の剣=オーガストランザー(短剣)とオーガフォンのスロットにあるミッションメモリーを抜き取り柄部のスロットに装填させて刀身を長くした。
オーガ「止めだ…!!!」
巧「木場ァ…!!」
すると乾は険しい表情になると顔の模様が浮かび上がりゆっくり立ち上がると狼の特徴を持ったオルフェノク=ウルフ・激情態に変異しオーガを驚かせた。
オーガ「何!?……お前は。」
乾が変異した姿を見た1万人のオルフェノク市民は困惑や動揺した。ここだけじゃない本社の社長室で見物している村上、秘書のスマートレディ、裏側でSB特殊部隊に追われている園田さえ驚いていた。
真理「巧が…オルフェノク?何で…何でよ!!?」
ウルフ・激情態「…!!」
ウルフ・激情態は猛スピードでオーガの後ろへ回り込み背中に蹴り1回→もう一度回り込んで→腹部に強い蹴り1回を繰り出し後ろへ転倒させ変身解除に追い込んだ。
勇治「くっ…!」
木場も直ぐに立ち上がりホース・激情疾走態に変異しウルフ・激情態と取っ組み合うと互いに距離を取って得意戦法で仕掛ける。
ウルフ・激情態「木場…お前本気か?本当に理想を捨てたのか!?」
ホース・激情疾走態「そうだ!!その証拠に俺はお前を倒す!たとえお前がオルフェノクであってもッ!」
ウルフ・激情態「良いぜ。お前のやりたかった事は俺がやる…お前の理想は俺が継ぐッ!」
ウルフ・激情態は再びファイズ、ホース・激情疾走態もオーガに変身し互いに右手を握りしめながら一直線に走りだす。
ファイズ「うおぉぉぉぉッ!!!」
オーガ「うおぉぉぉぉッ!!!」
互いに0距離まで近づくと渾身のストレートパンチを胸部に食らわせるが最高峰の威力を持っているオーガの方が上でファイズは後ろへ吹き飛ばされる。
オーガ「ふんッ!!!!」
オーガは右足でファイズの腹部を蹴って→右手で頭部を2回殴り→左手で腹部を殴り→両手で身体を持ち上げからの右手で左頭部を2回、左手で右頭部を2回殴って大きく吹き飛ばしダメージを与えていった。
ファイズ「はぁ…はぁ…なぁ真理…真理!なんだけっかな…救世主は何をするんだ?闇を切り裂き?」
真理「光をもたらす…」
ファイズ「聞こえねーよッ!!!」
真理「闇を切り裂きッ!!光をもたらすのよッ!!」
ファイズ「…キッツいな、お前の期待に応えんのは。」
真理「出来るよ巧、巧なら!!だって…巧は巧だから。」
ファイズ「ふっ…(笑)」
ファイズは園田の言葉を聞いて小笑いするともう一度立ち上がり床に転がってるトランク型ツールのファイズブラスターを手に取りテンキーを操作する。
≪5・5・5 ─ STANDING BY≫
変身コードを入力すると鈍い待機音が鳴り出しファイズはドライバーに装填されてるファイズフォンを抜き取りファイズブラスターの上部スロットであるトランスホルダーに装填した。
≪AWAKENING≫
するとファイズの全身から真紅色に輝く大量の粒子が外に溢れだしスーツに蓄えられた高濃度フォトンブラッドを全面解放した。
オーガ「ん…!?」
≪おおおぉぉ…!!?≫
≪おおおぉぉ…!!?≫
≪おおおぉぉ…!!?≫
≪おおおぉぉ…!!?≫
≪おおおぉぉ…!!?≫
≪おおおぉぉ…!!?≫
≪おおおぉぉ…!!?≫
≪おおおぉぉ…!!?≫
≪おおおぉぉ…!!?≫
≪おおおぉぉ…!!?≫
オーガと1万人のオルフェノク市民はファイズの新しい姿を見て驚きの声を上げる。まずフォトンブラッド流動経路=フォトンストリームが赤から黒にスーツの色が黒から赤という通常形態の正反対の色に変色、胸部の装甲も変化し、背部に固定式のフローターが装着された。この形態の名前は…仮面ライダーファイズ ブラスターフォームだ。
ファイズ「ふぅ…!!」
オーガ「…ッ!!!」
オーガはファイズ に近づいて右手で殴ろうとするとファイズ のカウンターを食らって怯みお返しと言わんばかりのパンチを数発叩き込んで更に怯ませた。
オーガ「(どういう事だ…急に俺より威力が羽上がっただと!?)」
オーガは直ぐに立て直して反撃を繰り出すが既にファイズにパターンを読まれてしまい頭部や腹部にまたしても数発叩き込んで吹き飛ばした。
オーガ「くっ…こんな馬鹿な事がッ!」
オーガはオーガフォンのスロットにあるミッションメモリーとドライバー右側に装備された鞘からオーガストランザー(短剣)を取り出す。
ファイズはドライバー右側に装備されたファイズポインターとファイズフォンのミッションメモリーを抜き取り装填すると右脚のレッグホルダーに装着しファイズブラスターを手に取りテンキーを操作する。
≪5・5・3・2 ≫
≪READY≫
ファイズブラスターは背部に装着されたフローターからガスが噴射し一番てっぺんまで上昇する。そしてオーガはミッションメモリーをオーガストランザー(短剣)の柄スロットに装填すると刀身が長くなりオーガフォンを開けてENTERを押した。
≪─EXCEED CHARGE≫
オーガドライバーの両サイドが発光し金色の濃縮エネルギーが右上半身の流動経路に沿ってオーガストランザー(長剣)に装填されてるミッションメモリーへ送られるとオーガは剣を上に向けると刀身から巨大な光の刃が生成しどんどん上に伸びていった。
ファイズブラスター「はあぁぁ!!!」
ブラスタークリムゾンスマッシュ
オーガ「はっ!!!」
オーガストラッシュ
ファイズのブラスタークリムゾンスマッシュ、オーガのオーガストラッシュ、互いの必殺技がぶつかりあうと濃縮フォトンブラッドの渦が発生し園田の処刑獣エラスモテリウム・激情態を薙ぎ倒し1万人のオルフェノク市民を1/3以上巻き込まれスタジアムの壁も貫通し甚大な被害を受けた。
ファイズ「うおぉぉぉぉぉ!!!!!」
ファイズブラスターは右脚におもいっきり力を入れるとオーガの巨大な光の刀身を打ち砕いていった。
オーガ「お…押されるッ!?」
ファイズ「はあぁぁぁ!!!」
≪ドォン!!!≫←胴体に命中する音。
オーガ「ぐあぁぁぁ!!?」
ファイズはオーガの胴体にブラスタークリムゾンスマッシュを食らわせると大きく吹き飛び壁にぶつかって気を失った。
真理「…巧。」
ファイズは気を失ったオーガを見終えて園田の方へ振り返ると檻が破壊されエラスモテリウム・激情態に食われそうになっていた。
ファイズ「ぁ…真理!?」
ファイズは急いでファイズブラスターを手に取り4桁のコードを入力する。
≪5・2・1・4 ─ FAIZ BLASTER DISCHARGE≫
4桁のコードを入力すると背部のフローター左右からブラッディキャノンが両肩に展開しエラスモテリウム・激情態に向けて弾丸を発射するが全て弾かれてしまう。
ファイズ「くっ…どうすれば良いんだ!?」
どうしたら助けたら良いか考えていると後ろで気を失っていたオーガが立ち上がり急いで園田が入った檻の前に立ち必殺技のオーガストラッシュでエラスモテリウム・激情態を押さえ込む。
オーガ「く…うぅぅ!!」
≪1・0・3 ─ BLASTER MODE≫
ファイズ「木場…!」
ファイズはファイズブラスターをトランクボックスモードから銃の形状をしたフォトンバスターモードに変形させる。
≪グルルオォォォ!!!!≫
動きを押さえられたエラスモテリウム・激情態は頭部を下に向け鼻腔から光の杭をオーガに向けて連射し身体のあちこちに打ち込ませる。
オーガ「うぅっ!?」
真理「木場さん!!」
エラスモテリウム・激情態はもう一度オーガに光の杭を連射し身体に打ち込み続けるが怯む素振りを見せなかった。
オーガ「ぐっ……うおおおおおッッ!!!!」
オーガは最後の力を振り絞ってエラスモテリウム・激情態を遠くへ投げ飛ばし床に叩きつけた。
≪─ EXCEED CHARGE≫
ファイズはファイズブラスターのフォアグリップを引き圧縮されたエネルギー弾をエラスモテリウム・激情態に狙いを定めて発射した。
ファイズ「いっけえ!!!」
フォトンバスター
≪ズドオオン!!!≫
↑エラスモテリウム・激情態に命中する音。
≪ギィヤアアアア!!!??≫
エラスモテリウム・激情態はデカイ鳴き声をあげて頭部から徐々に灰が零れていき7秒くらいして完全に消滅した。
オーガ「やった…うっ。」
真理「木場さん…木場さんッ!!」
オーガはエラスモテリウム・激情態の攻撃を全身に浴びた事で膝を付いて倒れ変身を解除されてしまった。
勇治「うっ…!」
巧「木場…お前。」
勇治「約束して……俺の、俺の出来なかった事を……君が。」
巧「あぁ…任せてくれ。」
勇治「あり…がと…う。」
生き絶えた木場は腰に装着されたオーガドライバー+オーガフォン、オーガストランザー(長剣)と共に青い炎が燃えあがり灰化、消滅した。
巧「木場…」
バチバチバチバチバチバチバチ
↑青い炎があがる音。
CONTINUE TO PROLOGUE 01
(プロローグ01へ続く)
作者『はい…いかがだったでしょうか?パラダイス・ロスト編はこれにて完結し次回からいよいよ彼の物語が幕を開けます。それまで楽しみにお待ちください。』