1-E 教室
担任「初めまして!私、端 新田(たん にった)と言います。今日から皆さんの担任として、そして先生人生のスタートを一緒に歩んで行くことが出来て、もう先生嬉しいです。…おい!後ろの、そこの君!!」
【主人公】「ん?俺?」
担任「君以外居ないでしょ!ちゃんと先生の話聞いてたのかしら?問題児は嫌いですよ。」
クラス一同「HAHAHA!!…」
キーンコーンカーンコーン……
さて、早速サッカー部がどんな感じか観に行くか。
とっとっとっと…
サッカー部〜
「これで全員か?」
サッカー部グラウンド端で新入部員候補がザッと俺含めて100人以上だろうか?かなり人が多い…まあ、当たり前っちゃ当たり前だな。なんせこのサッカーは、全員高校サッカー大会準決勝している超実力派サッカー強豪高校だし、…いやぁしかし、一番気になって仕方ないのは、真野の姿がない所だけだな。
アイツ…サッカー辞めんのかな。 …強いのに。
部長「それじゃ入部するにあたって、諸君に一つだけ条件がある。それは、入部テストをしてもらう。これに合格出来なかったやつは、潔くこの場をされ。」
ザワザワ ザワザワ…
「マジかよ、噂には聞いてたけど、マジであんだな、入部テスト」
「噂の通りじゃ、相当キツイらしいぜ。」
「ほぼ代表レベルのトレーニングを少し優しくした感じだとか…」
ガヤガヤガヤガヤ…
部長「それでは、まず三人一組をつくって貰う。」
〜テスト開始〜
部長「まず、相手の足元に吸い込まれる様なパスかどうかのテストだ。」
ガヤガヤガヤガヤガヤガヤ…
周りはかなり苦戦しているみたいだな。無理もない。そう簡単に柔らかいパスが出来るわけが無い。それは俺が身をもって知っている
「よっ」
トッ…!
ペアの足元目掛けてパスをだす。インパクトはボールの下を擦りながら、芯を捉えたまま足を真っ直ぐ振り抜き、蹴り方はインサイド
こうする事で、ボールの回転が自分から見て時計回りで早く、それでいて相手の前でバウンドして減速しながら地面を張ってゆく。
これが俺の《槍回転渡譲》(スピアーパス)だ!
部長「…。そして次は、ドリブルテスト。おい、尾形。コーンの準備。」
〜ドリブルテスト〜
俺の番まで暇なので、前のやつらを見ていると、明らかにさっきのパステストの時よりも力を入れている。皆かなりドリブルのレベルが高い。正直このテストは無理かも。
ーーーーーーーーーーーーーーー
部長「そして最後、実技テスト。六対六の15分制のミニゲームを行ってもらう。これで全て決まると思って貰って構わない。」
「赤チーム対、白チーム。初めて!!」
ピィィィィィーー!!
ポスッ
トッ…
主人公「さて、相手の赤チームの強そうな奴は…と。」
ディフェンスラインに明らかに周りとはオーラが違うデカブツが一人と、さっきすれ違ったフォワードポジションに今いる金髪野郎
それと、
全国中学校サッカー大会2位の戦績の円羽原中の、『中盤の支配者』
内海 稲翔 (うつみ いなと)!
稲翔「チンタラ玉遊びしてんじゃね〜よ。3位くん。」
主人公「てぇめ…。」
ザッザッザッ!!
素早いドリブルで自陣に切り込まれる。まずい!
主人公「させるかぁー!」
まだ試合始まったばかりだが、ここで点決められて勢いずかせちゃダメだ。ファールしてでも…
稲翔「ッ…!!」
シュートフォームッ?!まずい、コイツもロングシュート打てんのかよ…ッ!!
ドカァッ…!!
白キーパー「な…」
ボスゥ……
マジかよ、ここから、狭いフィールドとはいえ、この距離フィールド中央からのシュートだと、実際のフィールドなら完全にペナルティエリア外からのミドルシュート。12mはある。
ピィィィィィ!!
「そうだ、まだ試合は始まったばかり。まだチャンスはいくらでも…」
稲翔「それはどうかな。」
「?!」
稲翔「君は僕を止められなかった…ファールしようとしてでもな。そんな奴に次はある訳ないだろ。」
「ぐっ、見てろ!今すぐ追いつき、追い返してやる!!」
ぴィィィィィ!!
「0-2」!!
ーーーーーーーーーーーーーーー
「なんで…」
ピィィィィィ!!!
「0-3」!
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「また、俺は落ちるのか。」
ピィィィィィーーーー!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ピッピッピィィィィィ!!
試合終了。赤チームの勝利。
0-8
惨敗だ。初めての経験が多すぎて混乱する。負けた次は惨敗、、
それじゃ次は怪我してサッカー出来なくなるんじゃないのか?
俺、もう……サッカーなんか…。
部長「それじゃぁ、合格者を発表していく。合格したものは前に来て専用のジャージを受け取れ。」
どんどん時だけが過ぎてゆく。俺の名前以外呼ばれいてく。
部長「…。 …次。」
もう帰って、お風呂入って、暖かい布団で寝たい。
部長「…稲翔、 内海 稲翔! 」
稲翔「…ふぅ、やっとですか。」
トットット…
俺の横を通り過ぎる奴の顔は、まるで俺を馬鹿にしているかのようなニッコリとした笑顔であった。
「ほれ。」
稲翔「ありがとうございます!!」
ジャージを受け取ると、一礼して、ゆっくりとこちらに戻ってくる。妬んでも仕方ない。もう終わったこと。俺が弱いから悪いんだ
すれ違いざま、内海がゆっくりと口を開き俺に向けて放った言葉
その言葉は、多分。いや、一生忘れることないだろう。
「玉遊びしてて何が面白いんだよ。お前、サッカー辞めろよ」
「……。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
帰り道、一人うつむいて歩いていると、うるさい足音が聞こえてきた、アイツしかいない。
薆果「【俺】〜君!どうしたの?そんなに元気なさそうにうつむいちゃって。サッカー部はどうだった?」
「…。」
言えない、言えるわけない。サッカーを、サッカーを辞めるなんて
薆果「実は私、サッカー部のマネージャーやろうかと思ってて、ねぇ!どうかな?いい?」
ッ…薆果。ごめん
「サッカー部はダメだった。入れなかったよ。」
薆果「え、なんで?」
「実はさ、もう俺。サッカー…をさ。」
薆果「うん。」
「やめ…辞めようと…ッ…思うんだ。」
薆果「……【俺】君。」
「ごめんな、薆果。いっぱいお前に心配かけさせちゃって。」
これで、いいんだ。
「俺さ、才能無いみたいだし。」
これで、いいんだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
〜電車内〜
ガタン…ゴトン…ガタン…
「俺さ、バイトしてみようかな。ねぇ俺どんなバイト似合いそう?コンビニの制服着みたいんだよね〜。」
薆果「…」
「あっそういえば家に要らないサッカーボールとかいっぱいあるからさ、それ売ったお金でさ、今度どっか食べ行こうよ!」
薆果「……」
「それでさ…」
薆果「ねぇ、【俺】君。」
「ん?なに。」
薆果「…何か、サッカー部で何かあったの?」
「……ッ」
薆果「…辛い事があったらさ、私に相談してくれても良いんだよ。」
「薆…果。」
薆果「【俺】君、今にでも泣きそうな顔、してるから。」
薆果「私をもっと頼ってよ。君が辛いと……私も……。」
「ッ」
急にどもったので気になって見てしまった。俺は、なんて最低な男なのだろう。
薆果「うぅ……グスン…。」
女の子を泣かせた事なんてなかった。どうしたらいいか分からなかった。けど、少しだけわかる気がした。
だから、俺は、薆果の為に。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「サッカー、続けるよ。」
次回、プロへの道。
次回はどんな話がいいだろうか?悩んで夜しか寝れないな。
続きを書いて欲しいですか?
-
書け。
-
どうでもよか。