「サッカーが好きで何が悪い!!」   作:つきくん

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第3話

俺「サッカー、続けるよ」

 

 

 

 

 

 

 

翌日

 

 

 

 

 

薆果「おはよっ」

 

 

 

 

ドンッ!!

 

 

 

 

 

 

家を出たとたん背中を押された。

 

 

 

 

 

俺「おい、いきなり押すなよ。危ないだろ」

 

 

 

昨日までベソベソしてたのに泣いていたのが嘘みたいだ

 

 

 

 

 

 

薆果「いきなりだけどね、君の為にプロチームの下部組織の〝新宿ブェフティフェイブ〟ユースの入団テストに応募しといたよ!」

 

 

 

 

 

 

俺「え?いやいや聞いてないけど!?新宿ブェフてー……なんだって?」

 

 

 

 

 

薆果「新宿ブェフティフェイブ。明日土曜で休みだから午前9時のところに応募しといた!私も一緒に行ってあげるから心配しないでね!!」

 

 

 

 

 

 

いやそこじゃないけど。またテストかいな、少し前の試合の疲れが残ってるんだけどなぁ。

 

 

でも、……

 

 

 

 

 

薆果「ふふ、どう?偉いでしょ!!褒めてもいいんだよっ?」

 

 

にこっ

 

 

 

 

 

 

 

俺「ぐはぁッ!!(心臓が貫かれたリアクション)」

 

 

 

 

 

薆果「ど、どうしたの?大丈夫?!誰か…誰か救急車をーー!!」

 

 

 

 

 

 

通行人「なにあれ?ドラマの撮影??」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キーンコーンカーンコーン…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺「ふぃー疲れたのぉ。」

 

 

 

 

みんなそれぞれ帰るなり部活行くなりでガヤガヤしているなか、ぐったりと机に沈んでいた。

 

無理もない。明日ユース入団試験があるんだから、体がガチガチに震えている…

 

 

 

 

 

俺「明日お願いだから来ないでくれぇ〜」

 

 

 

 

 

 

「ふふふ、何か深刻な事でもあったの?」

 

 

 

 

 

 

 

聞き慣れない声に話しかけられ、心臓が止まりそうになった。透き通るような優しい声、耳元に残るような甘い声だ。この時点で薆果ではないなと確信したが、だったら尚更誰やねん、いきなり声掛けられたら誰でもびっくりするぞ!!

 

 

 

 

思いっきりよくバッ!と顔をあげると、向こうも「わっ」と驚いた

 

 

 

 

 

「ふふ、そんなびっくりした?ごめんね、なんか死んでそうな感じだったから一応声掛けたんだー。」

 

 

 

 

 

か、可愛い!!すげェ可愛いぞ!!アイドル並じゃぁないか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

薆果「さ〜て、今日も一人寂しく教室の隅っこにいる私のお婿さんを迎えに……」

 

 

 

 

 

 

「ん、ほっぺに髪の毛ついてる」

 

 

 

俺「おい、いきなり触んなよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

薆果「……え?」

 

 

 

 

 

 

 

俺「…!あ、薆果!!遅いぞお前。」

 

 

 

 

 

「ちぇ。もう少し話したかったのに」

 

 

 

 

 

 

 

 

薆果「うん。あ、ねえあの人誰?もしかして君の、その…」

 

 

 

 

 

 

俺「知らん知らん。いきなり出てきたSUPERボインだね。」

 

 

 

 

 

「失礼ね!変なあだ名付けないでよ私にも名前あるの!」

 

 

 

 

 

キリッ

 

 

俺「ほう、名乗ってみんさい」

 

 

薆果「女の子全員にそういう名前の聞き方するのやめなよ……てか私にはSUPERボインなんて言ったことなくない?」

 

 

 

 

「……私は譲乃(ゆずの)君達と同じ新入生だから、仲良くしようね」

 

 

 

 

俺「おう!ついでにLINE交換しよ…」

 

 

 

ドカぁっ!!

 

 

 

薆果「ほら!帰るよ。もう」

 

 

 

 

俺「い、痛い、痛い!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

た、助けてーーー!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

譲乃「……覚えて、ないんだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピピピピ、ピピピピ、ピピピピ…

 

 

 

 

 

 

ん〜、8時半…ん?半……

 

 

 

 

 

 

 

俺「あぁー!!やべぇじゃん約束の時間すぎてんぞ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

薆果「……遅い。間に合わなくなっちゃうよ。」

 

 

 

 

俺「ご、ごめーーん!」

 

 

 

 

薆果「…遅い。どうすんの?」

 

 

 

 

俺「まだ平気だろ、まだ間に合う電車あるし…」

 

 

 

 

薆果「そーゆう事じゃない!!」

 

 

 

ぷくぅ…

 

 

 

 

 

俺「?!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

や、やべぇ、薆果が頬を膨らましてるときは超拗ねてる時だ!!

 

 

 

 

 

 

薆果「今日のデート、楽しみにしてたのに」

 

 

 

 

 

俺「いやデートじゃないやん、試験だろ?」

 

 

 

 

薆果「……試験終わったらデート行くつもりだったのに。」

 

 

 

 

 

 

 

な・なんだと……聞いてない!!むしろ怒らせて正解だったのでは?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

薆果「もういい!早く行くよ!!」

 

 

 

 

プンスカピ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺「……デート?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新宿駅

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

薆果「着きました!新宿!!」

 

 

 

 

 

 

 

駅を出るやいなや大はしゃぎして店をあちこち見て回っている。

少し呆れながら薆果を見守っていたが、少し疲れて公園のベンチに座って休憩することにした

 

 

 

 

俺「スタバ?てとこのコーヒーは美味いな」

 

 

 

 

 

コーヒーを飲みながら空を見上げようとした時、公園の中央にあるでっかい時計が目に入った

 

 

 

 

俺「すげェでっかい時計だな……あ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新宿ブェフティフェイブユースグラウンド

 

 

 

 

 

 

俺「はぁ、はぁ、すみません!遅れました!!」

 

 

 

 

 

受付「大丈夫だよ。まだみんなボール触ってる時間だから早くウォーミングアップしておいで」

 

 

 

 

 

受付を通り過ぎてすぐ大きな掛け声が聞こえてきた

 

 

 

俺「久々に緊張するな」

 

 

薆果「嘘、いつも試合前ニコニコしてたのに?」

 

 

 

 

 

 

違う。俺がこんなにも緊張してるのは多分、格が違う所に近づいてるからだ。肌で感じるこの雰囲気、プロへの道に近づいてるんだ。

 

 

 

 

俺「す、すげェ!!」

 

 

 

 

 

ドアを抜けた先は、緑に広がっていた。

 

 

 

 

 

薆果「でっかいグラウンドね」

 

 

 

 

 

辺りをキョロキョロしていると、知った顔が近ずいてきた

 

 

 

 

 

「お前、ブェフフェイにまさか入んのか?」

 

 

 

 

 

俺「お、お前……」

 

 

 

 

 

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