仮面ライダーニューズ   作:ボルメテウスさん

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仮面ライダーナスカの完結と共に、次回作として発表していた仮面ライダー555の続編と同じく、今回は新たに連載する事にしたのは仮面ライダーニューズです。
この作品は、ある意味、歴史改変となると思います。

また、こちらでニューズに関する募集も行っています。
皆様の応募、お待ちしています。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=292565&uid=45956


出会いと裸とニューズ

 その日、街の中で青い電光と共に全裸の男が現れた。

 

 そう表現するのが正しいだろう。

 

 衣類も何も身に纏っておらず、深い隈と目付きの悪さ。

 

 それを相まって、まるでヤンキーのような男だった。

 

「ここが、目的の時代か」

 

 そう言いながら、その人物は、周りを見る。

 

 目的の時代に辿り着けた事を確認するように、睨むように見る。

 

 すると、そこに1人の少女が立っていた。

 

 制服の上から赤紫のパーカーを重ね着し、更にそれを胸元まで開けていたり、真夏にタイツを履いたりという独特な制服の着こなしをしている少女だ。

 

 その少女は、そのまま男を見て。

 

「あっ、変態だ」

 

 そう、呟いた。

 

 その発言に、男は一瞬、首を傾げるが、そのまま自分の身体を見る。

 

「……はぁ!!」

 

 それに、驚いた男はそのまま自分のその象徴をすぐに隠して、少女に向けて見る。

 

「ごっ誤解だっ! 

 

 俺は別に露出狂という訳じゃないから」

 

「いや、無理でしょ、そんな格好をしていたら」

 

 男はすぐに誤解を解く為に説明しようとするが、しかし、少女は、男の格好を指摘する。

 

「まぁ、さっきの、わりとターミネーターみたいで少しびっくりしたけど、なに? 

 

 もしかしておじさん、未来から来たの?」

 

「おじさんって、まだ俺はおじさんじゃない。

 

 23歳だ。

 

 というよりも、なんで俺が未来から来たって、知っているんだっ!」

 

「えっ、マジで当たっている? 

 

 うわぁ、マジかぁ」

 

 そう、男の驚く顔を見て、少女は苦笑いを浮かべる。

 

「いや、ちょっと待てよ。

 

 何だよ、その反応は。まるで本当に俺が未来から来た人間だって信じているみたいな態度じゃないか」

 

「さぁ、それはどうかなぁ・

 

 まぁ、それよりも、早くなんか服を着替えないと、変質者で捕まっちゃうよぉ」

 

「あっあぁ、そうだった、どうすればっと」

 

 その言葉と共に男はすぐ近くにあるゴミ箱を見つけると、そこを探る。

 

 幸い、ボロボロになっているとはいえ、服がある事もあって、すぐに男は服を着る。

 

 その格好はボロボロのジャケットにジーパン。

 

 さらには、身体を包帯で巻くなど、かなり危ない格好をしている。

 

 それでも、先程までの全裸に比べれば、まだマシだった。

 

「それでそれで、おじさんは一体何者な訳?」

 

「だから、おじさんじゃない。

 

 俺はガウマ。

 

 今から10年後の惨劇を止める為にこの時代にやってきた!」

 

「10年後? 

 

 わりと、近いな」

 

 その言葉に、少女は思わず首を傾げる。

 

「あぁ、10年後、オーズによって人類が絶滅の危機に瀕した。

 

 なんとか、ギリギリ絶滅は免れたが、それでもオーズが復活した理由は未だに不明だ。

 

 だからこそ、俺はその惨劇を止める為にこの時代にやってきた!」

 

「おぉ、格好良い。

 

 なんかヒーローっぽい」

 

 少女の言葉に、思わず苦笑してしまう。

 

「そう言えば、お前は一体誰なんだ? 

 

 名前を聞いていなかったけど」

 

「おっ、そう言えば、自己紹介はまだだったね。初めまして、新条アカネだよ」

 

 そう言いながらアカネは軽くガウマに自己紹介をする。

 

「それで、それで。

 

 そのオーズって、一体どんな奴なの?」

 

「あぁ、なんで、話さなくちゃいけないんだよ」

 

「良いじゃん、気になるじゃん」

 

 そのまま、アカネはガウマの事情を面白がっているのか、一緒に行動する事を決める。

 

「あのな、これは遊びじゃ「だったら、ここで全裸という事、広めようかなぁ」なっ」

 

 それは、この時代でも大きな武器となる情報である。

 

 その、全裸になったガウマの姿が、ネット上で広がれば、確実に行動などできなくなる。

 

「ぐぬぬっ、分かったっ分かったよ! 

 

 ただし、危なくなったら、すぐに逃げろよ!!」

 

「了解!」

 

 そのアカネの言葉を聞きながら、ガウマはため息を吐きながら、周りを見る。

 

 それと共に、目的の物を見つけると共に、それを拾い上げる。

 

 そこにあったのは機械的な3つの輪のあるバックルと、3枚のメダル。

 

「トラブルか。

 

 メダルは基本的なのは揃っているのは良いけど」

 

「なにそれなにそれ?」

 

「お前には関係ないって」

 

 そうガウマが言っていると、バックルが光り始める。

 

 まるで、何かを示すように。

 

「なんか光っているよ」

 

「ヤミーかっ!」

 

「ヤミー?」

 

 ガウマのその叫びと共に走り出した。

 

 アカネは疑問に感じながらも、ガウマの後ろについていく。

 

「ねっねぇ、ヤミーって、何なのっ!」

 

「ヤミーは人間の欲望を糧にしてセルメダルを増やし蓄えるための、いわばメダルの塊だ。

 

 セルメダルは、オーズやその手下のグリードを強くする為に必要な消耗品だ」

 

「そっそうなんだぁ」

 

 ガウマの走りに後ろからなんとか着いていくアカネ。

 

 興味本位でついていったアカネが、その先で見たのは驚きの光景だった。

 

 その姿はまさしく蜘蛛だった。

 

 多腕かつ人型に見えず、昆虫を思わせる存在。

 

「あれは」

 

「おそらくは昆虫のヤミーだろ。

 

 特徴から見ても、クモヤミーで間違いないだろ」

 

 その存在を、興味本位で見ていたアカネは恐怖を感じていた。

 

 テレビの先にあっただろう災害現場が、目の前にある。

 

 それを目の辺りにして、恐怖で、その場を動けなかった。

 

「ガウマは、怖くないの」

 

「あぁ、何を言っているんだ、お前は」

 

 そう、アカネはガウマに問いかける。

 

 目の前にいるクモヤミーが、ガウマが戦うオーズの手下。

 

 その一匹に過ぎない。

 

 だからこそ、ガウマにとっては恐怖の対象ではない。

 

 そう考えていた。

 

「怖いに決まっているだろ」

 

 それは意外な答えだった。

 

 戦う人間ならば、恐怖しないと、勝手な思い込みだった。

 

 それでもガウマは言葉を続ける。

 

「けどな、世の中には守らなきゃならない大切なものが3つある。約束と愛と……」

 

 その言葉の前にクモヤミーがガウマに襲い掛かろうとしていた。

 

「まっ、それは後でだ」

 

 同時にガウマは取り出したバックルに3枚のメダルを投入する。

 

『タカ! トラ! バッタ!』

 

 その音声が鳴り響くと同時にガウマの腰には何時の間にかドライバーが現れる。

 

 それは、まるでガウマの腰に合わせたような物で、バックルを差し込む為の物に見える。

 

「変身」

 

 その言葉と共に、ガウマはそのドライバーにバックルを差し込む。

 

『バッタ! トラ! タカ! バ・ト・タ! バトタバ・ト・タ!』

 

 その音声と共に、ガウマの身体は変化する。

 

 そのボディは全体的にメカニクルなデザインであった。

 

 頭部はまるで飛蝗を思わせる触覚が特徴的な仮面、胴体は虎を思わせるアーマー、そして脚は鷹のような羽が特徴的な姿。

 

「その姿は」

 

「仮面ライダーニューズ。

 

 さてと、行くぜ、ニューズ、バトル・ゴー!」

 

 その言葉と共に、ガウマは走り出す。

 

 ニューズへと変身した事によって、先程よりも素早い動きで、クモヤミーの攻撃を避けていく。

 

 そして、その隙にパンチやキックを叩き込んでいく。

 

 素早い一撃は次々と決めていく。

 

 すぐにクモヤミーも反撃しようとするが、まるで先読みをするようにガウマは素早く避ける。

 

 そして拳に力を込め、パンチを放つ。

 

 一瞬怯んだクモヤミーに対して連続で攻撃を仕掛けていく。

 

「すごい」

 

 その怒濤の攻撃に対して、しかしクモヤミーも負けてはいない。鋭い牙で噛みつき、爪で引っ掻き、そして長い脚での蹴りを放つ。

 

「うおぉっ!?」

 

 その攻撃に思わず怯むガウマだが、それでも諦めずに拳を振り上げる。

 

 そんな彼に向かって、クモヤミーは更に攻撃を仕掛けた。

 

 だが

 

「これ以上、好き勝手させるかよ」

 

 それと共に、バックルにあるメダルを2枚、取り出す。

 

 それを再度、バックルへと装填し、上から押し込むと。

 

『トラショベル!』

 

 鳴り響く音声と共に、ガウマの右腕には巨大なショベルがあった。

 

 その形はまるで虎の爪を思わせるような鋭さを持つ機械の爪だった。

 

 鋭く研ぎ澄まされた刃にも似た爪は、その一振りでビルをも切り裂きそうな威圧感を持っていた。

 

 しかしガウマはその爪で、クモヤミーを切りつける。

 

「っ!!」

 

 ガウマのその一撃で、クモヤミーはその身体からメダルが飛び出る。

 

「おら、まだまだぁ!!」

 

 その一瞬の隙を見逃さないように、ガウマは攻撃を続ける。

 

 虎のような爪は、容赦なくクモヤミーの身体を引き裂き切り裂く。

 

 それによって、だいぶ、クモヤミーは弱まっている様子だった。

 

「それじゃ、決めるぜ」

 

 同時に、先程と同様の動作で、メダルを入れ替える。

 

『バッタキャタピラ』

 

 その音声と共に、その手にあったショベルは分解する。

 

 同時に、ガウマの脚には、まるで飛蝗を思わせるキャタビラが装着される。

 

 その装着を確認すると同時に再びバックルを上から押す。

 

『タカ! トラ! バッタ! コアバースト!』

 

 音声が鳴り響くと同時に、ガウマの身体は光ると同時に、跳び上がる。

 

「必殺必勝! タトバースト!!」

 

 空高くまで跳び上がると同時に、その脚を真っ直ぐとクモヤミーに向かう。

 

 ライダーキックを放つ。

 

 その一撃を喰らう。

 

 それによって、クモヤミーは完全にメダルは、爆散する。

 

「ふぅ、なんとか倒せたぜ」

 

 そう言いながら、ゆっくりとその変身を解除する。

 

「さっきのが」

 

「あぁ、俺の持つニューズだ」




仮面ライダーニューズ
ガウマがいる10年後の世界で誕生した新たなオーズ。
元々は試作段階のバースXを元に開発された。
ドライバーであるはニューオーズドライバーには、過去に現れた仮面ライダーオーズとバースのデータを元に開発されており、その姿は現代で製作されたオーズ。
つまりは未来のオーズというイメージで作成されている。
その最大の特徴としては、バースXでも採用された武装システムを発展させたコアWEAPONs。
これは、バースが使用していたバースCLAWsを参考に、それにコアメダルの力を付加させる事ができる。
それによって、能力の幅は広がり、様々な戦闘が行えるようになる。
ただし、コアメダルの力の制御は難しく、安定な力で戦える『バトタコンボ』以外は使用できる武装は1つまで。
驚異的な戦闘データ、特にコンボ系統のデータが集まれば、より多くの武装を一気に展開する事ができる。
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