仮面ライダーニューズ   作:ボルメテウスさん

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再会とカマキリとサソリ

「うぅん」

 

「何を見ているんだ?」

 

バイトから帰ってきたガウマは、アカネが何かを見て、首を傾げているのに気づく。

 

ガウマがここで居候するようになってから、数週間。

 

アカネの身の回りの世話から家事全般を行っている。

 

その事もあって、その日の晩飯を両手に抱えていると共に何かに悩んでいる様子が見える。

 

「ガウマって、一応グリードとかヤミーは知っているんだよね」

 

「まぁな。

俺もそれを相手に戦っていたから」

 

「だったら、聞くけど、ヤミーの欲望を受けたら、その本人に影響はあるの?」

 

「そりゃあ、あるだろうな。

急にどうしたんだ」

 

「これ」

 

その言葉と共にアカネが手渡してきたタブレットには澤田幸太郎という人物のブログだった。

 

「これがどうしたんだ?」

 

「私、つい最近まで、この人のブログを読んでいたんだけど、最近はどういう訳か、全然面白くないんだよね」

 

「それって、ただ単に飽きただけじゃないのか?」

 

そう言いながらも、ガウマはそのままブログの文章を見比べる。

 

アカネがあらかじめ用意していたタグで分けており、その文章を見る。

 

「確かに、明らかに変わりすぎる」

 

それが、ブログが書き始めた頃から、数年後ならば、違いはあるだろう。

 

しかし、それはここ最近の記事と比較しても、明らかに大きすぎる。

 

「文章力を奪う事もできるの?」

 

「あぁ、何か気になる事は」

 

「それが、この人の文章力が無くなった代わりに、この人のブログが人気になったの」

 

その言葉と共に、新しく見せられたページにある筑波敬介のブログだった。

 

「こいつが、もしかしたら」

 

「それじゃ、行くの?」

 

「あぁ、とにかく、行ってみるか。

この近くだから」

 

その言葉と共に向かった。

 

向かった先のライブ会場。

 

もしかしたら、次に影響があるかもしれないとアカネから言われた芸能人のライブ会場だと言われながら、ガウマは周りを探る。

 

この場で何が起きるのか。

 

そんな疑問だった。

 

「誰かっ助けてくれぇ!!」

 

聞こえた悲鳴と共に、ガウマが見つめた先。

 

そこには蝶を思わせるヤミーが、人を襲っている光景だった。

 

ガウマはすぐに走ると共に、その腰にベルトを巻く。

 

「変身!!」

 

『バトタ!』

 

その音声と共に、瞬時にニューズへと変身したガウマは、襲い掛かろうとしたヤミーを蹴り上げた。

 

「えっえぇ!!」

 

「さっさと逃げろ!!」

 

「はいぃ!!」

 

その言葉と共にガウマは再度、ヤミーと向き合う。

 

蝶を思わせる容姿という事もあって、その翼を広げるヤミーはそのまま宙へと舞う。

 

「うわっと、こいつっ!」

 

すぐに、タカのメダルの力を解放しようとしたが、ヤミーが放つ鱗粉攻撃がガウマの視界を奪う。

 

「なっぐぅ!!」

 

目をやられて、慌てるガウマに対して、ヤミーはそのまま追撃するように攻撃を行っていく。

 

「うぅ、ぐっがぁ!!」

 

視界をやられ、すぐに反撃する事ができない。

 

そう、危機的状況だった。

 

「危ない!!」

 

聞こえた声。

 

それと共に、次に襲い掛かろうとしていたヤミーが吹き飛ばされる。

 

同時に、ガウマの視界が戻り、見ると、そこにいたのは。

 

「オーズ」

 

「やぁ、久し振りだね」

 

そこには英司が変身したオーズの姿があった。

 

それに戸惑いを隠せない様子だったが、すぐに立ち上がる。

 

「助かりました」

 

「良いよ、それよりも、早く、あのヤミーをなんとかしないと。

協力、してくれる」

 

「勿論」

 

その言葉と同時に頷くと共に、真っ直ぐとヤミーに目を向ける。

 

「さて、どうしようか。

俺、空を飛ぶ相手に有利な奴は持っていないし」

 

「俺もです。

一応は遠距離はいけますが、何か」

 

そう言っている時だった。

 

ふと、ガウマの目には、オーズの手にあるカマキリのコアメダルだった。

 

「それだぁ!!」

 

「えっ、何が」

 

「オーズ、そのメダル、俺に貸してくれないか!」

 

「これ?」

 

そう、ガウマが頼み込むと同時にアンクが現れる。

 

「おい、英司!

お前、それを渡すんじゃないぞ!」

 

「絶対に返しますから!!」

 

「えぇ、うん。

まぁ、そう言うならば」

 

「おいっ」

 

そう、オーズは少し迷った様子を見せながらも、カマキリメダルを渡す。

 

「それじゃ、代わりに、これを」

 

「んっ、これって、メダル?

しかも、サソリかぁ」

 

「何?」

 

カマキリメダルの代わりに、ガウマは懐から取り出したサソリメダルを渡す。

 

それに対して、アンクは驚きを隠せない様子だった。

 

しかし、それを余所に、2人はそのままメダルを各々のベルトに装填する。

 

『バッタ!カマキリ!タカ!』『カマキリクレーン!』

 

音声が鳴り響くと同時に、ニューズの装甲の一部が緑に変化。

 

そして、その腕にはカマキリの鎌を思わせるクレーンが装備される。

 

『タカ!トラ!サソリ!』

 

同時にオーズの足のパーツもまた紫色の脚へと変化する。

 

「それじゃ、俺が引き寄せますから、頼みますよ!!」

 

「分かった!!」

 

同時に、ガウマはその手にあるクレーンをアームの先部分がカマキリの鎌の様な刃で、真っ直ぐとヤミーに向けて、放つ。

 

放たれた一撃は、真っ直ぐとヤミーの翼を斬り裂く。

 

「今だ!!」『スキャニングチャージ』

 

鳴り響く音声。

 

同時にヤミーはそのまま地上へと落ちていく。

 

そのチャンスを見逃さず、オーズは真っ直ぐと走り出す。

 

地上へと落ちていくヤミーに対して、ハイキックを行うように、真っ直ぐと。

 

だが、そのチャンスを狙っていたのは、オーズ達だけではなかった。

 

「「えっ」」

 

ニューズの横をロケットランチャーの弾が通り過ぎる。

 

そして、それは、オーズへと激突する。

 

「英司さんっ!!」

 

それと共にオーズに激突し、そのまま地面へと転がる。

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