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「はぁ、やっちまったな」
そう、ガウマはあれからの事を考えていた。
目の前にいた後藤の行いに対して、我慢ができずに叫んでしまった。
それは、あまりにも自分勝手な事だと理解していた。
そして、その日見つけた三枚のメダルを、鴻上会長の下に渡していた。
「いやぁ、君には本当に助けられているよ。
それにしても、またコンボを当てるとはねぇ」
「まぁ、一応運だけは良いので。
それじゃ「待ちたまえ」えっ、はい」
すぐに立ち去ろうとしたガウマに対して鴻上はそのまま手を止めた。
「良かったら、食べていかないか?
君の新たなコンボの誕生記念のケーキを」
「えっマジですか!
頂きます!!」
その言葉に対して、断る事なく、そのまま食べ始める。
「それにしても、良い食べっぷりだねぇ。
それにしても、君は後藤君に対しては、何か嫌な思い出があるのかね?」
「というと?」
「前回の戦いで、君は後藤君に対して、きつい言葉を言っていた。
あれは、君が後藤君に対して、何か恨みでもあったのではないのかね?」
「・・・いいえ、それはないです」
「ほぅ」
「俺は、あの人の事を尊敬しています。
まぁ、それは今ではなく、未来での話ですけど。
それでも、あの人のおかげで、多くの人を助かった」
「ふふっ、素晴らしい。
まさに、彼の欲望。
世界を守っていたんだね」
「えぇ、けど、それにはまだ足りない。
足りない事を補う必要がありますから」
「なるほど、足りないのならば補うか」
その言葉を聞き、鴻上はどこか笑みを浮かべた。
「ありがとうガウマ君!
君のおかげで、次にやるべき事が決まったよ」
「はっはぁ、どうも。
それでは、俺は行きますね、えっと、窓は」
「ふふっ、準備はできている!
さぁ、見せてくれ、君のコンボを」
「では」
その言葉に合わせるようにガウマが取り出したのは新たな三枚のメダルだった。
三枚のメダルを、そのままνオーズドライバーに装填する。
『シカ!ガゼル!ウシ!』
そのまま、押し込む。
『シーガーゼシー!シーガゼシー!シィーガーゼシィー!』
その音声が鳴り響くと共に白いウシを思わせるヘッドと、ボディは橙色が特徴的なシカゼシコンボへと変わる。
それと同時だった。
『シカクレーン!』
鳴り響く音声と共に、窓から飛び落りたガウマは、そのまま近くにある建物を掴みながら、真っ直ぐとヤミーの元へと向かう。
向かった先を空から見ると、既にヤミーとグリードであるウヴァと戦いをくり広げていた。
その最中、後藤がバズーカを構えていた。
だが、それは確かにオーズを助けようとした動きだと、見て取れた。
「後藤さん」
それには、どこか安心感があった。
だが、既にガメルが、後藤を投げ飛ばしていた。
「っ!!」
それを見ながら、後藤を庇うオーズにウヴァが襲い掛かろうとしていた。
『ガゼルドリル』
同時に、ガゼルドリルを召喚し、そのままシカクレーンと連結させると、真っ直ぐとウヴァに向けて、放った。
「なっ、ぐわぁ!!」
それによって、ガメルを援護しようとしたウヴァの動きが止まる。
そして、そのままオーズは、迫ってくるガメルに向けて、トラクローで突き刺す。
それは、体内にあるコアメダルを三枚、奪い取る為だった。
「これで、三枚、しかもコンボ」
「さっきのは」
それと共に、ガウマはそのまま降り立つ。
「少しは良い目をするようになったな」
「言っていろ」
ガウマはそう、軽口を言うと、後藤もまた言い返す。
「行こう、ニューズ」
「あぁ」
同時に、オーズは、ガメルから奪い取った三枚のメダルをドライバーにセットする。
それと共に、スキャンする。
『サイ!ゴリラ!ゾウ!♪サ・ゴーゾ……サ・ゴーゾォッ!』
『ウシキャタピラ!』
オーズがメダルをスキャンすると共に、その姿は変わる。
同時に、その姿は白く巨大な腕が特徴的なサゴーゾコンボへと変わる。
そして、ガウマもまたウシキャタピラを装着し、その姿を変える。
人間大の大きさの機械の鹿。
その姿へと変形すると同時だった。
「んっ、なんだこれ?」
疑問に思ったのは、ガウマのνオーズドライバーに装填されている未来のコアメダルだった。
それは、オーズのサゴーゾもまた同じだった。
「これは一体」
「うぅ、なんだこれっ」
「どうしたんだ、ガメル」
「オーズの持っている俺のメダルと、あのオーズ擬きのメダルが、共鳴しているっ」
「なんだとっ」
その言葉に、ウヴァは驚きを隠せなかった。
「これって、もしかして、あの時のバイクに似て?」
「よく分かりませんけど、俺に乗ってみます?」
「えっ、それじゃ、ちょっと失礼して」
そう言いながら、ガウマの背中に乗るオーズ。
それと同時だった。
まるで、これまでの輝きが嘘のように、コアメダルは光輝く。
「これはっなんだか、力が湧き上がるっ」
「まさか、共鳴しているのか?」
それを見たアンクは思わず呟く。
「オーズが使っているメダルと、ニューズが使うメダルの種類が似ている。
そして、その力が、互いに共鳴し、高めているのか」
「だったらぁ!!」
それと共に、オーズはそのままドラミングする事で、周囲の無重力化する。
「なっ、ぐぅ!!」
驚きを隠せないウヴァ達を余所に、そのままガウマは駆ける。
周囲が無重力状態になっても、関係ないように。
むしろ、周りに浮かぶ物を踏み台にして、追撃を行う。
重力操作によって、無重力にする事によって、ニューズの持つコンボアニマルを十全な力を発揮させる。
そして、本来だったら負担の大きい力を吸収する事で、コンボの負担を減らす事ができる。
互いに連携を行いながら、力を高めていく。
「古代と未来。
2つが交わっているとでも言うのか」
そう、言い表すしかない状況の最中。
「決めるよ!」「はい!!」
『SCANNINGCHARGE』『COREBURST』
鳴り響く音声と共に、構える。
2つのコンボの力を吸い上げた事によって、巨大化した角は、そのまま真っ直ぐとヤミーに向かって、落ち、激突する。
それによって、ヤミーは消滅した。
「ふぅ、なんとかなったね」
「えぇ」
そのまま、オーズは降り立ち、そのままニューズは向き合う。
「今回も助かったよ。
ありがとう」
「いいえ、俺もできる事だけをやりましたので、それじゃ」
その言葉と共に、ニューズはそのまま立ち去っていった。
「・・・過去と未来だと?
あいつは一体」
そんな疑問に思いながらも、アンクはただ睨み付ける。
「あっ帰ってきた!」
「んっ、アカネ、何をしているんだ?」
「今度、親戚からの誘いで、結婚式に出る事になったの。
少し遠い場所にね」
「遠い場所?」
「うん、あっ、ガウマも着いてきてね」
「はぁ、なんで俺が?」
「えぇ、私1人で出るのはなんか緊張するからぁ。
こういう時にボディガード、よろしくね!」
「ボディガードってなぁ」
「あぁ、それだったら、スーツとかも必要だし、準備が必要だなぁ」
「はぁ、しゃあない。
それで、どこに行くんだ?」
「風都、なんでも探偵事務所の所長さんと刑事さんの結婚式らしいよ」