仮面ライダーニューズ   作:ボルメテウスさん

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風都の結婚式

「ここが、風都か」

 

そう呟きながら、窓の外にある景色を見つめながら、思わず呟く。

 

「それにしても、本当にすいません」

 

「気にしないでください。

私も、あなた達と同じ結婚式に呼ばれていましたから」

 

そう言いながら、ガウマとアカネを車に乗せている人物、里中がクールに呟く。

 

「それにしても、風都。

なんだか、嫌な予感が」

 

そうして、運転中で、車が止まる。

 

「なっなんだ?」

 

それにガウマは思わず見つめる。

 

「なんだ?」

 

見つめた先には、何かがいた。

 

それは、ヤミーとは、どこか違った。

 

「なんだ、こいつらは?

里中さん、アカネを頼みます!!」

 

「えっちょっ」

 

そうしながら、ガウマはすぐに飛び出した。

 

その先で、既に待ち構えていた敵は、そのまま襲い掛かる。

 

周りを取り囲む謎の敵達に対して、ガウマはそのまま落ち着きながら、その手にあるνオーズドライバーを腰へと回す。

 

それに合わせるように、敵の一体が、その巨大な牙で、ガウマを噛み付こうとする。

 

その攻撃に対して、ガウマはそのまま床へと滑り込みながら、その攻撃を避けると共に、手元にあるコアメダルをそのままνオーズドライバーに装填する。

 

「変身!!」『タトバ』

 

音声が鳴り響くと同時に、ガウマは瞬く間にニューズへと変身を終えると同時に、改めて、周りを囲んでいる敵の特徴を見る。

 

先程、正面から襲い掛かってきた敵は、一言で言えばティラノサウルスの顔そのもの。

 

それが胴体となっており、それ以外は、辛うじて生えている程度の手足だった。

 

そんなティラノサウルスと共にいるのは、まるでトリケラトプスを思わせる怪人であり、こちらを睨み付ける。

 

そして、最後の一体は頭部からブラキオサウルスの骨を生やしており、まるでブラキオサウルスの骨格を身に纏ったような人型の姿をしている。

 

「全員、恐竜の怪物か。

だからって、負けてたまるかよ!」

 

同時にガウマはそのまま、クラウチングスタートを思わせる体制で、片手だけを地面に置く。

 

それは、さながら、獣が獲物を狙うような姿勢。

 

「行くぜ、ニューズ、バトルゴー!!」

 

その叫びと共に、ガウマは走り出した。

 

それを察した怪物達もまた、動き出す。

 

3体との乱戦において、ガウマはいずれの攻撃にも注意を行いながら、受け流し、防御し、反撃をする。

 

その見た目から、既に分かるが、その力は遙かに人間を超えている。

 

単純な力だけ見れば、基本形態であるタトバでは勝ち目はなかった。

 

だが、それらの攻撃に対して、ガウマは既に手を打っていた。

 

『トラレッグ』

 

流れる音声と共に、まるで虎の脚を思わせる脚のアーマーが、ガウマに装着される。

 

襲い掛かる攻撃に対して、回転するキャタピラにある爪で、敵の攻撃を斬り裂く。

 

厚い装甲で守られているはずの恐竜達だが、その一撃に対して明らかなダメージを受けていた。

 

『バッタドリル』

 

それを見ながら、次に召喚されたのは、飛蝗の脚を思わせるドリルだ。

 

普通ならば、攻撃に役に立たないはずの、それだが、軽く地面を叩く。

 

すると、地面は破壊されないが、まるで飛蝗を思わせる飛躍力で、上空に飛び、そのまま踵落としで、ブラキオサウルスの怪物を一刀両断にする。

 

それを見た、他の怪物達はすぐに警戒するように、後ろへと下がる。

 

「おい、こっちはまだ終わっていないぞ!」『タカキャノン』

 

鳴り響く音声と共に、その胴体に、まさに鷹の砲台が現れ、その狙いを怪物達へと狙っていた。

 

そして

 

『COREBURST』

 

鳴り響く音声と共に、狙った先にいた怪物達を一網打尽に消し去った。

 

「ふぅ、なんとか、なったか。

しかし、こいつらは、ヤミーだったのか」

 

疑問に思いながら、先程倒した怪物を見る。

 

そこには、確かにヤミーの特徴であるセルメダルがあった。

 

しかし、その近くには何もなかった。

 

その疑問に首を傾げていた時だった。

 

こちらに迫る音。

 

見ると、バイクに乗った人影があった。

 

「なんだ?」

 

真っ直ぐと、こちらに迫っているそれに、首を傾げる。

 

次の瞬間。

 

『ナスカ』

 

聞こえた音声、それと同時に

 

「変身!」

 

バイクに乗っていた存在が、姿を変える。

 

見ると、その全身は蒼く染まっており、マフラーを靡かせている。

 

同時にバイクから飛び出したその存在は、手には剣を持ち、真っ直ぐと襲い掛かる。

 

すぐにガウマは、その腕にあるバッタドリルで対抗するように防御する。

 

「お前、まさかここにいたドーパントを殺したのか!」

 

「ドーパント?

何の事だ、俺はここにいたヤミーを倒しただけだ」

 

ドーパントという、これまで聞いた事のない単語に首を傾げる。

 

「ヤミー?

そんな奴、知るか。

だけど、この様子だと、メモリブレイクしていないな」

 

「悪いが、襲ってきた奴には容赦はしない」

 

「・・・そうか、けど、お前、もしもそいつらが人間だったら、どうするんだ」

 

「人間だって?

どういう意味だよ?」

 

疑問に思い、首を傾げる。

 

「倒したならば、知っているはずだ。

この周辺にメモリと人が倒れているはずだ」

 

「メモリに人?

何を言っているんだ。

ここには、メダルしかないぞ」

 

そう言って、ガウマは、そのまま指を指す。

 

それに対して、目の前にいる人物は、一切ガウマから視線を離さない。

 

疑っているのかと、疑問に思うと

 

「本当にメモリがないだって?

けど、連絡では、確かにティーレックスにトライセラトップスだったよな」

 

まるで、そこにはいない誰かと会話をするように。

 

やがて、そのまま、ベルトにある何かを取り外す。

 

それに合わせるように、ガウマもまた、メダルを取り、変身を解除する。

 

「その、悪かった。

いきなり襲って。

俺は、影、この街で探偵見習いをやっている」

 

「俺は、ガウマ。

この街の結婚式で、連れが参加するという事で、ボディガードのような事をやっている。

さっきの奴らは、ここに来る途中で襲い掛かってきたから、倒したが、ドーパントって、一体なんだ?」

 

「ドーパントというのは、こういうメモリで変身する怪物だ。

本来ならば、メモリを破壊したら、中の人間が出てくるはずだが」

 

「それが、ヤミーの特徴であるメダルが出てきた訳か」

 

互いの情報が噛み合わない事に、首を傾げる。

 

両者が、嘘をついていない事を理解しながら、真実だろう。

 

「だけど、恐竜。

ヤミーの種類に、恐竜は、今はいないはずなのに」

 

「どういう事なんだ?」

 

「ヤミーは、現在の地球上に存在する生き物をモチーフにしている。

けど、恐竜は」

 

「ここにいた奴らも、恐竜のドーパントだ。

という事は」

 

「「鍵を握るのは、恐竜」」

 

その声は、同時だった。

 

「あぁ、こっちは知り合いが結婚式から抜け出したのに」

 

「こっちも大変だよ。

というか、もしかして、同じ所なのか」

 

「さぁな、とにかく、この事件を早く解決しないと、面倒な事になるぞ。

手伝ってくれるか、ガウマさん」

 

「まぁ、別に良いぜ。

どっちにしろ、このままじゃ目覚めが悪いからな」

 

「よしっ頼むぞ」

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