「さて、お仕事を始めますか、変身!」
現場へと辿り着いた伊達は、すぐのその腰に巻いてあるバースドライバーを巻くと同時に、懐から取り出したセルメダルを装填する。
バースドライバーの特徴的なハンドルを回す。
パカンッ!
まるで、ガチャのカプセルが勢い良く開いたと思える音と共に、伊達の姿が大きく変わる。
それは、全体的にスマートなフォルムを持つ銀色の装甲であり、どこかカプセルを思わせる要素が見える姿。
仮面ライダーバースへと変身を完了する。
同時に、何時の間にか手に持っていたバースの武器であるバースバスターを、カブトヤミー達に向けて構える。
「さぁて、お仕事始めますか!」
その言葉と共に引き金を引くと共に、バースバスターから放たれるメダル型のエネルギー弾が、次々とカブトヤミー達に着弾し、爆発を起こす。
しかし、それでもなおカブトヤミー達は、怯むことなくバースへと向かっていく。
それを見たバースは。
「それじゃ、仕事、頼むよ、ニューズ!」
それと共にバースの背後から飛び出たもう1人のライダーであるニューズが、そのままカブトヤミーに蹴り上げる。
それによって、怯んだ様子を見せるカブトヤミー。
すぐに、カブトヤミーの相方と言えるクワガタヤミーが助けに入ろうとする。
だが、バースによる援護射撃によって、それが阻まれる。
その間にも、ニューズの強烈なキックによりカブトヤミーは大きく吹き飛ばされる。
それを好機と捉え、銃口をクワガタヤミーに向けると、その引き金を再度引く。
バシュンッ!! すると、先ほどよりも大きな音が鳴り響き、メダル型のエネルギー弾が撃ち出される。
そして、それが命中したクワガタヤミーはそのまま吹き飛ぶように倒れる。
「さてっと、決めますか」
それと共にバースは、バースバスターをその辺に投げると同時にセルメダルを再度、バースドライバーに装填する。
それに合わせるようにニューズもまた、コアメダルをニューズドライバーに装填する。
『ドリルアーム』『アリドリル』
鳴り響く音声と共に、2人の腕にドリルアームが装着される。
2人は、そのまま真っ直ぐと、カブトヤミーに突撃していく。
まず先に動いたのは、ニューズだった。
カブトヤミーに対して、右拳を突き出す。
カブトヤミーはそれを避けると、反撃として前足を振り下ろす。
しかし、ニューズはそれを左手で掴み、力任せに投げ飛ばす。
それと同時にバースの方へ視線を向ける。
バースもそれに合わせるように、同時にドリルをカブトヤミーにぶつける。
セルメダルによって形成されているカブトヤミーは、その2つのドリルによって、身体を保つ事ができなくなっていた。
威力を上げる為に、更に力を込めるニューズ。
そして、遂にその攻撃に耐えきれなくなったのか、カブトヤミーは爆散してしまう。
「ふぅ……これで一件落着かな?」
そう呟いた後、変身を解除した伊達。
「おい、英司、何、奴にメダルを渡しているんだよ」
そう言いながら、その後ろにいたオーズこと火野英司に向かって、アンクは文句を言っていた。
「だって、この前借りたから、返すのは当たり前だろ」
「例え、誰のか分からないメダルだろうと、今は俺のメダルだ!」
「お前なぁ」
そんなアンクに対して、英司は呆れたように言う
そう、やり取りを見ながら、ニューズはゆっくりと離れていく。
今回の事件の詳細を知ってそうな人物である新条の元に。