ガウマは、伊達からの情報と共に、結婚式場の前で待ち構えていた。
今回の事件の中心であるクワガタヤミーの目的が、白鳥の欲望が顧問の先生の結婚式を壊したいという欲望を叶える為に。
本人は、勿論、そんな事願っていない。
だが、恋愛。
白鳥は、顧問の先生に恋をしており、そんな彼が結婚すると知れば、自然とその欲望が出てくるのも仕方ない。
だからこそ、白鳥自身が、今こうしてクワガタヤミーを止める為に走っている。
ガウマの役割は、そんな白鳥を護る事であった。
それを見つめる中で、ふとガウマの肩に乗っているメズールは呟く。
「あれも、愛なのね」
「どうした、興味があるのか」
ガウマはグリードやヤミーを察知する能力がない為に、メズールを探査装置のような役割で連れてきた。
その最中で、白鳥の話を聞いたメズールの言葉に首を傾げる。
「えぇ、気になるわ。
普通は、愛する人間がいるんだったら力尽くでも奪い取る。
そのはずなのに、なんでその人間は、自分から手放すような真似をするの?」
「好きだからだよ」
「好きだから?」
メズールの言葉に対して、ガウマは答える。
「好きな人には幸せになって欲しい。
例え、自分の思いが伝わらないと分かっていても、その人の笑顔を見れるだけで幸せなんだろう」
それは、ガウマの経験談でもあった。
「それは、グリードである私には、分からない事ね」
そう、言葉を呟きながら、メズールは空しそうに呟く。
「・・・だとしたら、今回の白鳥さんを護る事が、何か分かるんじゃないのか」
「あの子を護る事で、分かる事ね」
そんなメズールの言葉を聞いた時だった。
「この気配、まさかっ」
彼女は、何かを感じたのか、ガウマに話しかける。
「どうしたんだ?」
「まさか、ここであなたが出てくるとはね、ウヴァ」
「ウヴァだと?」
それと共に見つめた先に立っていたのは、グリードの一体であるウヴァだった。
「ウヴァ」
「悪いが、邪魔はさせないぞ、ニューズ。
にしても、まさかお前が生きていたとはな、メズール」
「ウヴァ、まさかあんたがここにいるとはね」
そう言いながら、互いに睨み合っていた。
「どちらにしても丁度良い。
カザリの奴に対抗するには、メダルが一枚でも必要だからな。
その身体から出してやるぜ」
その言葉と共にウヴァの鋭い爪が真っ直ぐとメズールに向かって言う。
「まったく、こっちはやらないといけない事があるというのに、本当に!」
それと共にガウマは素早くνオーズドライバーを取りだし、そのまま腰に巻く。
「変身!」
同時に、そのままニューズへと変身し、目の前にいるウヴァと戦い始める。