「本当に、こいつはっ!」
ガウマは、オーズと別れた後、自分の中に入り込んでいるメダルに向けて、睨み付ける。
「ぐっ、貴様っよくも、俺の邪魔を!」
「黙れっ、まさかお前が現れるとは思わなかったぜ、ポセイドン!」
「ほぅ、俺の事を知っているのか」
ガウマは、このポセイドンの存在を知っていた。
ポセイドン。
それは、元々未来の世界で戦う仮面ライダーであったが、時間跳躍してきたコアメダルを吸収したことで自我が芽生え、ミハルの意識・身体を奪い取り、闘争本能にまかせて暴れまわる怪人となった。
しかし、オーズこと火野英司と意識と身体を取り戻したミハルによって、倒された。
そして、ポセイドンのコアメダルは、そのままとある野望に利用されてた。
だが、その野望もまた打ち砕かれ、無くなったはず。
「そう、俺はあの時の爆発によって、再び時を超えた!
そして、この時代にやってきたのだ!!」
「そうだったっ」
コアメダルは普通の物理攻撃では破壊することはできない。
「無」を求める恐竜系メダルの力を使った場合のみしか破壊する事はできなかった。
それを考えれば、宇宙で消えたというよりも、時空を越えた方がまだ分かる。
「悪いが、あの人はやらせない!」
「ふんっ、貴様の身体を乗っ取り、オーズを、なに?」
そう、ガウマを再び乗っ取ろうとした時だった。
「古代のオーズだと?」
「お前、俺の記憶をっ」
同時にガウマの記憶をポセイドンが読み取った事に、すぐに気づく。
「ほぅ、火野英司を倒したのかっ!
これは、戦ってみたいっ、どうすれば戦える!」
「悪いが、こいつを見つめるのも俺の仕事だ。
まぁ、お前に乗っ取られれたら、無理な話だがな」
「確かにな、このままでは見つける事はできないだろうがな。
お前では、とてもな」
「挑発のつもりか」
「さぁな」
そう、言いながら、ポセイドンを睨む。
「だったら、契約だ、小僧」
「なに?」
それと共にポセイドンは言う。
「貴様の目的は、その古代のオーズを倒す事。
俺は、その古代のオーズと戦う。
ならば、互いに良い関係を持てるとは思わないか」
「てめぇなしでも、十分に戦えるわ」
「だが、勝てる可能性は少しでも広げたいだろ」
その、ポセイドンの言葉は否定する事はできなかった。
「だったら、こっちの条件を呑め」
「なぜ、お前の言う事を聞かなければならない」
「聞かなければ、俺はお前をどんな手段を使っても、戦わせない」
「ちっ」
ガウマの言葉に対して、ポセイドンは舌打ちをする。
「ならば、言え」
「俺が指定した奴としか戦うな。
それ以外は、市民は護れ」
「なんだと、それでは自由に戦えないだろうが!」
「お前も元々は仮面ライダーとして造られたんだろ。
だったら、俺に従いやがれ」
そうして、言い合う。
「ちっ、あの時とは勝手が違うようだな。
まぁ良い、従ってやろう。
貴様の言う事を、だが忘れるな!
俺が何時でもお前の身体を狙っている事を」
「お前こそ、肝に銘じておけ。
お前が何かしたら、俺は絶対にお前を倒す」