仮面ライダーニューズ   作:ボルメテウスさん

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グリードとウナギとクレーン

ニューズと、グリードの戦い。

 

それは、先程までのヤミーとの戦いとはまた違う次元の戦いだった。

 

ニューズは、その身に宿す武装を簡単に成す隙を与えてくれないグリードの一体であるメズールに対して、警戒しながら拳を放つ。

 

放たれた拳に対して、メズールはまるで水を舞うように、その攻撃を避けながら、ニューズの事を観察する。

 

メズールにとっては、ニューズの存在は未知、そのもの。

 

オーズのようにコアメダルを使い戦う。

 

しかし、その姿は、オーズとはまるで違う。

 

その事もあってか、メズールはニューズに対する警戒を抱いていた。

 

「ふぅ、だったらここは」

 

そんなメズールの観察する目を察したニューズもまた、覚悟を決めるように走り出す。

 

それが、何を狙っているのか、分からず警戒する最中、既に行動していた。

 

『バッタクレーン』

 

その音声と共に現れたのは、緑色の武装。

 

身の丈はあるだろう緑色のクレーン型の腕は、真っ直ぐとメズールに向かって行く。

 

そのスピードは以上であり、一瞬でメズールに接近すると共に、その身体を簡単に削る。

 

「なっ」

 

予想外の一撃に困惑している間にも、メズールの身体から一枚のコアメダルが飛び出る。

 

それを取ったニューズは既に次の行動に移していた。

 

手に取った新たなメダル、ウナギメダルをそのままニューズドライバーに装填する。

 

『バッタ!ウナギ!タカ!』

 

その音声と共にニューズの身体の装甲は僅かに変化が起きる。

 

これまでは上から緑、黄、赤の三色が、黄の部分が青へと変化していた。

 

同時にすぐに次の行動に移していた。

 

『ウナギクレーン』

 

その音声が鳴り響くと同時に、先程まで緑色に染まっていたクレーンは青一色へと変わる。

 

同時にクレーンはまるで鞭のように、薙ぎ払われる。

 

「っ」

 

その攻撃に、危機感を覚えたメズールはすぐにその場から離れる。

 

だが、その行動は仇となった。

 

ニューズの狙いは、メズールではなく、メズールが時間稼ぎをして、逃がそうとしていたクリオネ・ヤミーだった。

 

「しまった!!」

 

その時には既に遅かった。

 

クレーンから放たれる電撃は、クリオネ・ヤミーを感電させるだけの威力を発すると同時に、勢い良く引き寄せる。

 

『コアバースト』

 

鳴り響く音声と共に、真っ直ぐとクリオネ・ヤミーに向かって、蹴り込む。

 

「必殺必勝!ニューズキック!!」

 

その言葉と共に、ニューズの蹴りが叩き込まれる。

 

その一撃を食らい、絶叫をあげる前に、クリオネ・ヤミーは倒された。

 

「ちっ、厄介な子のようね。

そのメダル、あなたに預けておくわ」

 

それを最後にメズールは姿を消す。

 

「ガウマ、大丈夫だった?」

 

「大丈夫だと思う。

まさか、いきなりグリード相手に戦うとは思わなかったけどな」

 

そう、言いながら、ガウマは疲れた身体を休ませるように、そのまま倒れる。

 

「けど、これでセルメダルは手に入れる事はできた」

 

「けど、これ、どうするの?

ガウマが使う様子はないみたいだけど」

 

「それに関しては、たぶん」

 

その言葉と共に、何時の間にかクリオネ・ヤミーの残骸であるセルメダルの近くに何時の間にか多くの何かが集まっている。

 

「えっなになに?」

何なの、これは」

 

「よっしゃ、やっぱり予想通りだぜ!

ヤミーを倒せば、あの人の事だから嗅ぎつけると思ったぜ」

 

「えっ、ガウマと知り合い?」

 

「この時代ではまだ。

けど、未来の時代では、知り合いだぜ」

 

それと共に、その集まっている内の一体に近づく。

 

「なぁ、社長に合わせるように、取り合ってくれないか!!

えっと、これもやるから」

 

そうして、ガウマが取り出したのは、先程手に入れたばかりのウナギメダルだった。

 

疑問に思いながらも、それはガウマからウナギメダルを受け取ると共に、去って行った。

 

「ちょ、大丈夫なの。

せっかくの、メダルだったんでしょ?」

 

「まぁな。

どちらにしても、この時代で活動するのはあの人に頼るのが一番だからな。

それに」

 

「それに?」

 

「たぶん、そろそろ電子セルメダルも切れるからな」

 

「電子?

なに?」

 

「ニューズドライバーにあるセルメダルを蓄えるのだよ。

電子マネーみたいに、セルメダルを保存しているんだ」

 

「はぁ、よく分からないけど。

でも、会ってどうするの、その人に?」

 

「未来から来ると思うコアメダルの回収を手伝って貰えないか交渉する」

 

そう、ガウマの言葉にアカネは言う。

 

「それって、できると思うの?」

 

「こんな面白い話、あの人が乗らないのは可笑しいからな」

 

そう、まるで自信満々に笑みを浮かべる。

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