「古代のオーズねぇ、現代のオーズも厄介だけど、あいつが復活するよりはマシかもしれないわね」
それと共に、今回の一件もあり、アカネの自室にて、ガウマはポセイドンを含めた協力関係である3体のグリードと話していた。
「ポセイドンを除いて、お前達とは、ある意味利害が一致しているから話す。
だけど、問題は、その古代のオーズがどうやって復活したかだ」
「その後の結末を知っている以上、私達もそいつをどうにか復活は阻止したいわ。
けど、そもそもオーズのベルトは、今はあの坊やの持っている分しかないはずよ」
「あぁ」
オーズに変身する為のベルト。
それは、古代の王が自身の為に造り上げた兵器。
だからこそ、予備を奪われ、脅威になった時の事を考えないはずがない。
「あぁ、もぅ、未だに分からない事ばかりだからなぁ」
そう言いながら、ガウマは頭を抱える。
「・・・ねぇ、そもそもそいつって、本当にオーズなのぉ?」
「はぁ、ガメル、何を言っているんだ?」
「だって、オーズの使っているベルトが一つしかないんだったら、そいつはオーズじゃないでしょ」
「あのなぁ、あの時の古代のオーズはどう見ても」
そう、ガウマが言葉を紡ごうとした時、ポセイドンを見つめる。
「なんだ?」
「・・・ポセイドン、お前、確か変身者なしで仮面ライダーになっていたよな」
「あぁ、それがどうしたんだ?」
その言葉と共に、ガウマの脳裏に思い浮かんだのは、タトバコンボ。
それは、オーズが代表する姿であるが、たった1度しか、その姿を見せなかったタトバコンボがあった。
それは、古代のオーズが使っていたとされる10枚目のタカ・トラ・バッタの三枚のコアメダル。
それらは、戦いの最中、突然、砕け散った。
当時を見ていた全員の意見としては、紫メダルの影響という説と、無数のセルメダルの力に耐えられなかったためという説とがある。
だが、もしも。
「もしも、そのコアメダルに、王の意識があったら、どうなんだ」
「なんですって?」
「コアメダルは、確かに破壊されてしまった。
けど、もしも、それらのコアメダルは破壊されただけで、まだ魂が残っていた、どうなんだ?
そして、その破片は、そのままあの最終決戦の時に」
グリードとの最終決戦において、大量のセルメダルとコアメダルがこの世界から消えた。
それらのコアメダルは、ポセイドンの所へと向かったらしいが、それらが全てのコアメダルという可能性はない。
現に、恐竜のコアメダルはなかった。
一緒に、吸い込まれたはずなのに。
だけど、あの戦いで、なぜか古代のオーズは持っていた。
「だから、消えたはずのコアメダルを、古代の王は持っていたんだ。
古代のオーズの異常な力はメダルの器となったセルメダルによって、形成された姿」
オーズの姿だから、オーズドライバーを使って変身していた。
その固定概念が間違っていた。
「つまりは、古代のオーズの正体は」
「メダルの器、その完全体だ」