バッタヤミーによって、神林親子は様々な所で暴れていた。
その情報を聞いた俺は、怒りを隠せなかった。
「えっと、ガウマ?」
「・・・」
「なんだか、ガウマの様子、いつもよりも険しいよね」
ガウマの様子に、新条達もどこか困惑していた。
「・・・次に向かいそうなのは、ここか」
そう言っている間にも、ガウマはそのままとある場所へと向かった。
それは神林親子が襲撃するだろう場所。
ガウマは、そのまま真っ直ぐと向かう。
これまでの襲撃場所が、主に新聞を見て、鵜呑みして向かっている事を、ガウマは既に知っているからだ。
「はぁ、まったく、これじゃ危険で仕方ないわね、私は今日は行かないわ、ねぇ、ガメルって」
「あれ、ガメルがどこにもいないね」
ガウマが既にその場所へと向かった時、ガメルはいなかった。
ガメルの居場所。
それは怒りで走っているガウマの頭の上だった。
互いに、気づかない内に走っていた。
やがて、向かった先は、どこかの和食の高級店。
その店に、侵入すると共に、見つめた先には、政治家だと思われる人物を襲うバッタヤミーの姿。
そんなバッタヤミーの姿を余所に、ガウマは真っ直ぐと向かった先は、神林だった。
「おい、歯、食いしばれ!」
「えっ、ぐあっ!?」
突然の事で、神林は驚きを隠せず、そのまま吹き飛ばされる。
「お父さん!」
それに対して、神林進の息子である陸は動揺していた。
だが、それを余所に、ガウマは思いっきり胸ぐらを掴みながら、睨む。
「てめぇ、自分のやっている事が恥ずかしくないのか!!」
「やっている事が恥ずかしいって、何を言っているんだ!
俺は、世直しの為に「その為に子供を巻き込むんじゃねぇ!!」えっ」
そのガウマの一言に対して、進は少なくとも動揺を隠せなかった。
「てめぇが世直しと言って、襲ってきたヤクザや政治家に半グレ共。
あいつらを叩いて、確かに少しは良くなるかもしれない。
だけどな、奴らにとっては面子が大事だ。
そんな奴らの標的になったら、どうするつもりだぁ!」
「それは、あいつの力で」
「ヤミーだろうが、なんだろうと、少し離れた隙に攫われたらどうする!
それだけじゃねぇ、奴らが銃を持っていたら、それこそ簡単に狙われる!
てめぇは、そんな危険な所に、子供を連れて行ったんだぞ!!」
その、ガウマの怒りに、少なくとも進には響いた。
息子である陸が賛同してくれた事に舞い上がっていた。
世直ししている事に舞い上がっていた。
バッタヤミーがいるから安全だ。
そう考えていた。
だが、考えれば、とても簡単な事だった。
これまで注意してきた相手とは違い、ヤクザや政治家がどんな手を使って、陥れるのか分からない。
そんな中で子供を連れて行けば。
「神林さん、そこの人の言うとおりです」
それはオーズだった。
彼もまた、この現場に駆けつけていた。
「隆君も危険だった。
何よりも、あれが神林さんがやりたかった本当の正義なんですか」
そう言ったオーズの一言に、彼は動揺を隠せなかった。
暴走していた欲望によって、ようやく正気に戻った。
「すいません、神林さん達をお願いします」
「あっ」
そう、オーズはそのまま真っ直ぐとバッタヤミーの元へと向かう。
それと同時に神林親子を見つめると、その先には、ウヴァがいた。
「どこに行くつもりだ」
それと共に、神林親子に近づくウヴァ。
「それはこっちの台詞だ。
その人達に近づくなよ」
「てめぇは」
その言葉と共にガウマはそのままνオーズドライバーを腰に巻く。
「てめぇをここで倒す、変身!」
それと同時に、ガウマもまたニューズへと変身する。
「えっ、変身!!
もしかして、あの人が、ニューズ!?」
同時に戦闘を行っていたオーズは、その事に驚きを隠せない様子だった。