「ふぅ!!」
ニューズは、眼前にいるウヴァに対して、蹴り上げる。
これまで、幾度も無く戦っていた事もあり、その戦闘パターンは既に分かっていた。
「よっと、だったら!」『シカクレーン』
鳴り響く音声と共にシカクレーンを展開したニューズはそのまま薙ぎ払う。
様々な距離に対応する事ができるシカクレーンによって、間合いを取りながら戦う戦法だ。
だが、ウヴァもそれを理解しているのか、すぐに距離を詰めて攻撃を行う。
そして、ウヴァの攻撃を避けた瞬間にニューズの体に拳が突き刺さる。
そのまま吹き飛ばされながらも、ニューズはすぐに体勢を立て直すと、シカクレーンで殴りかかる。
しかし、ウヴァはそれを軽々と避けると、腕を掴み投げ飛ばす。
「おらぁ!!」
だが、シカクレーンの先端をウヴァの腕に巻き付ける。
そのまま力任せに振り回すと、ウヴァの体は宙へと浮かび上がる。
そして、地面に叩きつけると同時に、シカクレーンを解除して、すぐさま接近する。
すると、ウヴァは空中で体勢を整えて着地し、即座に拳を振りかざす。
それを受け止めると、再び衝撃が走り抜ける。
それは、これまでにない程の威力であり、思わず顔をしかめる。
「まだまだぁ!!」
「ニューズっ貴様ぁ!!」
そうしながら、地面に叩きつけられながらも、ウヴァが周りを目を向ける。
それを見たウヴァは笑みを浮かべた。
「何をっ、しまったっ!」
すると、そこには神林親子がいた。
そのまま、ウヴァは神林隆を人質にした。
「なっ」
「隆君!」
「動くな、オーズ、ニューズ」
そのまま隆の首元に爪を立てる。
それによって、動きを完全に止められる。
同時に、オーズは隆に駆け寄ろうとするも、動けなかった。
完全に人質として機能させられていた。
そして、そのままウヴァは隆に話しかける。
ウヴァは、先ほどまでとは打って変わって落ち着いた様子を見せる。
「さぁ、オーズ。
お前の持つ、俺のメダルを渡せ」
「……分かった、同時にだ」
「良いだろう」
そう言いながら、オーズは、その手にウヴァのメダルを二枚手に取る。
そして、それを手放すと同時だった。
オーズは、すぐにもう片方の手にあるカンドロイドを起動させ、投げる。
しかし。
「俺のメダル!」
「あぁ!!」
それをアンクが、メダル欲しさに突っ込んだ。
それによって、カンドロイドは弾かれて、メダルを回収できなかった。
「お前らの仲の悪さに助かったよ」
そう、ウヴァは笑みを浮かべながら、アンクを脚で踏む。
その顔には余裕があった。
一方的な展開になっていた。
その時だった。
『トラカンドロイド!』
その音声と共にウヴァが吹き飛ばれる。
そのままウヴァと共にバッタヤミーもまた吹き飛ばされる。
「あっ里中さん!」
「まったく、情けないですよ、貴方達は」
そう、カンドに変身していた里中がいた。
「ちっ、ここで退散か」
その言葉と共に、ウヴァとバッタヤミーはその場から去って行った。
「・・・大丈夫ですか」
「あぁ、ありがとう、えっと君は」
そうしながら、英司は、ニューズを見つめる。
「俺は、ガウマだ」