「えっと、それで、ガウマ君だっけ?
君の目的は、その俺を倒す事なの?」
そう、ガウマに、英司は質問する。
戦いを終えた後、気になった出来事という事もあり、英司は尋ねる。
「いや、なんというか、俺の目的はオーズを倒す事ですけど、英司さんを倒す事じゃないので」
「お前、全く矛盾の事を言っているぞ?」
「そう言われても、これ以上はあまり話せないので」
「信用されたいんじゃないのかよ」
そう、アンクは苛立ちを隠せないように、ガウマに向けて、怒鳴り上げる。
「アンク、止めろよ。ガウマ君と話した感じ、良い人そうだぞ。
それに、話せないのは、話せない訳もあるんだろ」
「すいません、本当は話したいんですけど、下手な事をしたら」
「分かった、けど、今後も困った事があったら、遠慮無く言ってよ」
英司はそう笑みを浮かべながら言う。
その言葉に対して、ガウマは思わず目を見開く。
「えっと、どうしたの?」
「いえ、なんでもないです」
それと共に、穏やかな笑みを浮かべる。
(やっぱり、過去だろうと、この人は全然変わらないな)
そう考えている時だった。
「にしても、まさかガメルの奴がカンドロイドの中にいるとはな」
そうアンクは、ガメルの脚を掴みながら、笑みを浮かべる。
「止めろよぉ!」
「おい、アンク、止めろ!弱い者虐めしたら駄目だろ!」
それと共にガメルをすぐに助けたアンクはそのままガメルを降ろす。
「馬鹿か、そいつがグリードだと言う事を、もう忘れたのか?」
「それは聞いたよ。
だけどさ」
その言葉と共に英司もまた、何かを思い出すように見つめる。
「ガメルだよな」
「オーズか?」
「あぁ、ガメルはさ、何かしたい事はあるのか?」
「俺?俺は美味しいのを食べたい!あと、メズールと一緒にいたい!!」
「それで、他の人の迷惑をかけないようにしてくれるか?」
「迷惑?」
その言葉に、ガメルは首を傾げる。
「君が、メズールと一緒にいて嬉しいように、誰かに迷惑をかけられて、離れ離れになって、寂しかったりした事がある?」
「・・・ある。とっても、寂しかった」
「その時の気持ちを、他の人にさせないで欲しい。
それをしてくれるんだったら、今度、美味しいのを一緒に食べよう」
「美味しいの!分かった!今のオーズとニューズは良い奴だなぁ。
アンクは嫌な奴だけど」
「あぁ、てめぇ、やっぱり喧嘩を売っているだろ」
そう、言いながら、ガメルに向かって、アンクは問いかける。
「アンクも、まったく。
んっ?」
そう、話が終わりを見えた。
「それじゃ、ガメル、帰るぞ」
「分かった、じゃあな、オーズにアンク」
英司が、その疑問に辿り着く前に、ガウマ達はそのまま立ち去った。
「ちっ、本当に。
んっ、どうした英司?」
「いや、ちょっと、さっきの今のオーズって、どういう意味だろうと思って」
その疑問に対して、少し傾げてしまった。