仮面ライダーニューズ   作:ボルメテウスさん

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水中合体

「ぐっ」

 

オーズこと、火野英司は危機的状況に陥っていた。

 

先程まで、ヤミーの影響もあり、意識がはっきりしていない状況の中、いきなりグリードの一人であるカザリと戦う事になった。

 

何よりも、カザリ自身は、メズールとガメルの二人のメダルを取り込んでいる為、その力は以前よりも大きく上がっている。

 

「このままじゃ」

 

そう危機的状況に陥る最中、近くの池から何かが飛び出る。

 

それは巨大なヤミーであり、姿から、エイヤミーだと一目で分かる。

 

「どうやら、僕のヤミーだね。

こういう形にもなるんだ」

 

そう、余裕の声と共にカザリは言う。

 

だが、次の瞬間。

 

「うわっと、えぇ?!」

 

ヤミーの後を追うように現れたのは機械のセイウチ。

 

「もしかして、ガウマ君!」

「おうっ、少し追ってきたけど、英司さん、少し、手を貸してくれよっと!!」

「えっちょ!?」

 

そうしている間にも、ニューズはそのままカザリの上にのしかかる。

 

突然の奇襲で驚きを隠せないカザリは、すぐにニューズを押し返す。

 

かなりの重量を誇る重さという事もあったのか、かなり大きな隙ができた。

 

だからこそ。

 

「はぁ!」「あっぐっ!」

 

一瞬、英司は真っ直ぐと、トラクローでカザリの体内にあるメダルを奪い取る。

 

「ぐっ、僕のメダルっ」

 

そう言いながらも、既にニューズが近くまで迫っていた。

 

「少しの間、預けるよ」

 

最後の悪あがきと言わんばかりに伝えると共に、すぐに離れる。

 

「助かったよ、ガウマ君!」

「それよりも、あいつを早く止めないと。

今、あそこで怪我をしている人がいて、大きな揺れが起きればっ」

「本当かいっ!」

 

ガウマの言葉を聞くと同時に、英司は迷い泣く、メダルを装填する。

 

『シャチ!ウナギ!タコ!♪シャ・シャ・シャウタ!シャ・シャ・シャウタ!!』

 

鳴り響くコンボの音声と共に、襲い掛かってきたヤミーの攻撃に対して、素早く避ける。

 

同時に、シャウタコンボへと変身していたオーズは、そのまま液体化となり、ニューズと包み込む。

 

水中へと入り込むと同時に、ニューズのシロクマキャタピラから発する冷気が、二人が通り抜ける後に、氷の道を造り出す。

 

ヤミーは、すぐに進もうとするが、造り出された氷の道によって、行動が制限されていく。

 

すぐに別の場所へと移動しようにも、二人が一つになった事により、そのスピードは凄まじい。

 

水中という空間においてはまさしく無敵と言わんばかりに、ヤミーの周りを氷の監獄を造り上げる。

 

そこまで完成すると同時にそのまま下へと潜り込むと同時だった。

 

『COREBURST』『SCANNINGCHARGE!』

 

鳴り響く音声と共に、液体化したオーズはそのまま巨大なドリルに。

 

同時に液体は氷結となり、真っ直ぐとヤミーを閉じ込めている氷の監獄に突っ込む。

 

避けられる手段を持たないヤミーは、そのまま二人の攻撃の餌食となり、水から解法される頃には、セルメダルへと変わっていた。

 

それが、戦いの終結となった。

 

戦いが終わり、そのままガウマは、真っ直ぐと伊達達の所へと向かう。

 

そこでは、既に救急車に運ばれている所であり、メズールが足下に来ていた。

 

「無事だったか」

『当たり前でしょ』

 

そうメズールは特に気にした様子もなく、答える。

 

『ただね、恋というのは報われるとは限らないと、分かった気がするわ』

「そうだったのか」

 

メズールは、今回のヤミーの親と伊達の間の会話を見ての感想を言う。

 

『ただ、あの男に関しては協力する理由ができたわ。あいつが一億を稼いだ後、気持ちにどう応えるか。

それを見てみたくなったわ』

「それは、良い欲望かもしれないな」

 

グリードの変化。

 

それを、確かに間近に見る事ができた。

 

ガウマは、そう、思えるように頷く。

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