ガウマは、しばらくの間、バイトを勤しんでいた。
その間にも、数多くの出来事が起きていた。
そして、その最中、大きな事件を知らず。
「ガウマ君、君に頼みたい事があってね」
その日、ガウマの元に鴻上会長からの言葉に首を傾げる。
「頼みって、一体なんですか?」
「あぁ、実は少し前に厄介な物を手に入れたからね、それを君に対処して欲しいと思ってね」
「厄介な物?」
それに対して、ガウマは首を傾げる。
「あぁ、ヨーロッパから持ち帰った物。
それをDr.真木から取り戻して欲しい」
「Dr.真木をって」
「そう、残念ながら、グリード側に行った」
その言葉を聞いて、ガウマは思わず俯く。
(行動が、遅かった!)
オーズの戦いにおいて、大きな起点の一つとなるDr.真木の裏切り。
それを、防ぐ事ができれば、また別の道も考えられる。
「考えても仕方ない。
それで、その取り戻して欲しい物って」
「あぁ、紫のコアメダル。
あれは、全てを無にしてしまう恐ろしいメダル。
未来から来た君だったら、知っているだろ」
その鴻上会長の言葉に、確かな同意を得る。
未来から、僅かながら確かに紫のコアメダルを借りた。
だが、それは、制御をするのは難しく、すぐに返した。
「とにかく、頼むよ」
「分かりました」
鴻上会長からの言葉を聞き、すぐに行動に移した。
現在、Dr.真木に接触するには、ヤミーと戦う必要がある。
その為に、これまで以上にヤミーの探索に力を入れていた。
その時だった。
「聞こえるか、ガウマ」
「これって」
それと共に聞こえたのは、後藤からの連絡だった。
「ヤミーが出た。
それに、ウヴァも同時に出てきた。
すぐに合流できるか?」
「分かりました」
焦った後藤の言葉から、すぐにガウマも言われた場所へと真っ直ぐと向かう。
その場所では既にオーズとバースの二人がウヴァとヤミーと戦っていた。
「急いで、加勢に」
その瞬間、ガウマは確かに見えた。
空から降り注ぐ紫色の光。
その数は。
「6個だとっ」
すぐに驚きながらも、すぐに走る。
既に戦いが終わりに近づき、オーズとウヴァが向き合っている。
その最中、6枚のメダルが、真っ直ぐとオーズへと迫る。
「これはっ」
「させるかぁ!!」
そのメダルの目的が分かった。
だからこそ、ガウマは、オーズの体内に入りそうになったメダルを無理矢理掴む。
「ガウマっ」「ぐっ」
手の中に今すぐにでも飛び出しそうにあるメダル。
それを無理矢理自分の身体の中に押さえつける。
だが、入ったメダルの感触は3枚。
そして。
「がぁ」
「くそっ」
残り3枚は、オーズの中に入り込んだ。
歴史を変える事はできなかった。
それと共に、ガウマは紫のコアメダルの力の影響で、ゆっくりと意識がなくなっていく。